湯川聡
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大人になる前に知りたかった「この世界の仕組み」
私は子供の頃、この世界の仕組みはどうなっているのか? 宇宙はどうやって始まったのか? 人間はどこからやってきて、どこへ向かうのか? 大人はどうして仕事をしているのか?ありとあらゆる疑問を感じ、その答えを探し続けてきた。
世界に対する感じ方は、子供の頃と大人になった後では全く異なる。子供は家庭において親から保護され、家庭や学校という狭い社会が「世界の全て」である。しかし、社会に一歩踏み出した途端、
【第2章-お金と仕事の仕組み-第9節】資本主義を有利に生き抜くための、経済学とマーケティング
[はじめに]
私たちが生きている「資本主義」という社会は、すべての物質や労力を「お金」で買うことができる非常に便利な社会である。
しかし、逆にいえば「お金」がなければ、食べ物を買うことも、住む場所を確保することも、誰かと遊ぶこともできない「残酷な世界」でもあるのだ。世の中を見渡せば、今日食べるものにも困るホームレスもいれば、一生遊んで暮らしてもビクともしない財産を持つ大富豪も存在する。では
【第7章-生き方と人生-第7節】底辺から這い上がるための生き方
社会の底辺で生きる人間たちは、どれだけ働いたところで、金銭的報酬が得られることはなく、先行きの見えない「絶望のトンネル」の中でもがき苦しんでいる。「金があるからと言って幸せとは限らない」という言葉をそこら中で耳にするが、心の底から納得してる人間は極めて少ないだろう。「お金がない状態」に置かれている底辺の人間にとっては、「金がなければ何もできない」ことは十分に理解しており、そこから脱却する方法を四六
もっとみる【第2章-お金と仕事の仕組み-第1節】お金の歴史と本質:Moneyとは何か?
私達は物心が付いたときから、毎年正月になればお年玉をもらい、お菓子やおもちゃを買うために、期待を胸に玩具店や駄菓子屋に向かう。お店では、手持ちの小遣いで購入できる商品はどれだろうと、予算に応じて商品を選択する。購入可能な商品が決定すると、「小銭や紙幣」を店員に渡し、その引き換えとして「商品」を渡される。
やがて成長した子供は、アルバイトや会社員として労働に従事し、支払った労働の成果に応じて、給料
【第2章-お金と仕事の仕組み-第8節】ビジネス書では教えてくれない具体的なお金の稼ぎ方
自己啓発やビジネス書には、人生や仕事に付き物である、「恐怖」「悩み」「挫折」「障壁」から解放するための「考え方」や「行動指針」が記載されている。しかし、どれだけ自己啓発書やビジネス書を読み込んだところで、なぜか仕事や人生が好転せず、さらに書籍を買い続ける・・・というサイクルに陥った人は意外と多いはずだ。
私も若い頃には「名著」と呼ばれる「自己啓発書」や「ビジネス書」を、片っ端から買い漁り、学校や
【第1章-社会構造-第3節】社会インフラとプラットフォーム
IT系のベンチャー起業で成功を目指す若者たちは、「スティーブ・ジョブズ」「マークザッカーバーグ」「ジェフベゾス」などの創業者に憧れる。なぜベゾスやジョブズは、これだけの名声を獲得し、世界有数のお金持ちになることができたのか?
その秘密は「社会インフラ」と「プラットフォーム」という2つの視点から、社会構造を見ていくことで、その仕組みを理解することができる。企業やサービスの名前を知っているだけでは意