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詩を書くことが好きです。お酒が好きです。食べるのが好きです。旅が好きです。ひとりでいる…

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詩を書くことが好きです。お酒が好きです。食べるのが好きです。旅が好きです。ひとりでいるのが好きです。誰かといるのも好きです。エッセイを書きたい気持ちは山もりですが、いまのところ苦手です!

マガジン

  • Diaryというか心象?

    日記的なものをここに入れてます。 ここに書いてあることは、詩とかとは違ってリアルで起きたこと。

  • エッセイ

    自分が書いたのもののなかで、おそらくエッセイに位置付けられるであろうものをこのなかに放り込んでいます。

  • ドイツ語の歌

    タイトル通り。説明はいらないでしょう

  • お隣のA子さんシリーズ

    推定50代のA子さんが、30代前後の頃の恋愛を思い出して語っています。

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固定された記事

ぼくの空

空を見上げることが好きだ。 今日の空は、ぼんやり霞み空。 桜の花ってどうしてこんなに一斉に咲くんだろう。 鼻歌混じりの河川敷。 今日もおじさんが、 いつもの場所で、…

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東京に帰ってきて早速思うあれこれ。 ヒールを履いて颯爽と歩くには、 抱えている荷物が重すぎる。 電車に乗ったら巨人化した気分。 (162㎝しかないんだけどね) 玄関…

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輝いてみえたその世界の 闇の深さは底知れず 人の欲望と享楽が入り乱れる 漆黒の夜に燃える業火 火花に散る青い蝶は あなただったか 私はそれと知らず あなたを燃やし尽く…

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無駄に暇な時間ができたので、noteでも書いてみる。 いま、私は、リスボンのホテルの一室にいる。 別に来たかったわけではない。 11日から、出張で、ポルトまで来ていた…

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ぼくの空

ぼくの空

空を見上げることが好きだ。
今日の空は、ぼんやり霞み空。
桜の花ってどうしてこんなに一斉に咲くんだろう。
鼻歌混じりの河川敷。
今日もおじさんが、
いつもの場所で、いつものように、
「アルハンブラの思い出」を奏でている。
おじさんのギター、いつも同じ個所でつまずくんだよな。
アルハンブラの空は、
ここの空とは違うのかな。
さぁ、明日は、なにを着ていこう。

空を見上げることが好きだ。
今日の空は、

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Diaryというか心象?_帰国して

Diaryというか心象?_帰国して

なんでだろうな。
沢山、ヨーロッパの景色をみてきて
結構、どこも似てて、
感動が薄まってしまったなぁなんて
旅する度に思っていたのに、
NHKでヨーロッパの風景とかみると
無性にまた行きたくなる。

人の悩みだって
表層的な部分を取り除けば
実は、日本でもドイツでも
そんなに違ったりはしなかったりする。

それなのに、
やっぱりまたヨーロッパに行きたくなる。
不思議だ。

もう自分にとっては
おと

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【エッセイ】リラックスする瞬間

【エッセイ】リラックスする瞬間

朝ごはんは、しっかり食べる派です。

冬はトーストにバター、場合によってはさらにハチミツをジャム代わりに塗って食べるのが好き。
薄暗い中でコーヒー入れてる瞬間も、牛乳を少し温めている瞬間も、静けさとコーヒーの香りで幸せになるひと時。

はちみつにも色んな種類ありますが、皆さんはどのお花のはちみつが好きですか?
わたしは、最近、向日葵のはちみつにハマってます。

暑くなってくると、スペイン料理の1つ

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記憶と存在と

記憶と存在と

断片的なイメージだけが連なって
その輪郭を捉えることができない

僕は それ をどう記憶するのだろう

確かに揺らいで 胸はじんと熱くなる

それは事実なのに
それ の存在は不確かで

それ がなくなっても
たぶん僕は気づくことすらできないのだろう

失われたことにも気付けないのなら
それ は初めから
存在していなかったのだろうか

なのに流した涙は本物で
何度も笑ったのも本当で
胸がこんなに痛い

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【ドイツ語の歌】Die Himmelblau

【ドイツ語の歌】Die Himmelblau

ドイツのロックバンド Die Ärzte の"Die Himmelblau 空色 "

Die Ärzte - Himmelblau - YouTube

Der Himmel ist blau und der Rest deines Lebens liegt vor dir
空は青く、残りの人生は、君の目の前にある
Vielleicht wär es schlau, dich ein letzt

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眠る街

眠る街

休日の都会の朝は
街がまだ眠っていて
ビルが静かに佇んでいる
太陽で煌めくそれは高く 高く
空を切る

フレームに収まった広告と青い空
電車だってちょっぴり静かに黙っている

人も車もいないのに 信号を待ちながら
白黒の横断歩道を眺めたあと
街を見渡すの
目新しいものなんてなにもないはずなのに
背筋を伸ばして一歩踏み出すだけで
世界が少しだけ軽くなる

たった一本しか木のない広場だって
通り抜けて

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冷たい土

冷たい土

その溝は 広がり続け

言葉は塵となって
飛んでゆく

散ったはずの桜の花びらが
春の嵐に 逆さに宙を舞う

耐え難い
その質量の軽さは
溜め息ひとつ 耐えられそうにない

半分に欠けた朧月は 遠すぎて
僕らを照らすこともできない
電灯の灯だけが落ちる
黒光りのアスファルト

僕はもう土の冷たさを忘れてしまった

**********************
先週か先々週の職場の帰り道の1場

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愛だとかなんだとか

愛だとかなんだとか

愛だとか
好きだとか
そんな大風呂敷を広げるつもりはないの
それよりももっと些細なことだとか
もっとグラデーションがあって
もっとバリエーションがあって
豊かな感情があるでしょう
そういう具体的な小さな名もない感情に
1つ1つ別の言葉をあてて贈ることこそが
きっと伝えるということなんだ

愛だとか
好きだとか
それは面倒臭がり屋さんが使う便利な道具
だからみんなすれ違っていく
愛とは?
好きとは?

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Diaryというか心象?_桜咲く季節は

Diaryというか心象?_桜咲く季節は

さくら、特にソメイヨシノは、綺麗に咲き誇ったかと思った矢先に散るから、何だか寂しい。
眺めていて、美しいって気持ちもあるけど、最近は切ないって気持ちの方が強くなった気もする。

昔は、大島桜のように葉っぱと一緒に咲く桜よりソメイヨシノの方が好きだったけど、いまは花と葉っぱを同時にみると安心する。なんでだろうねぇ。

今日は久々に晴れて暖かったこともあって、お花見客で賑わってた。そこら中から醤油とビ

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2017年

2017年

踊りたいって言ってるのに
一緒に踊ってくれない人なんて
いらない

それは君?
それは君?

一緒に帰る道すがら

一緒に写っている写真を見て

たった1人だけ挟んで横にいたのに

全く気づかなかった不思議
7年越しに出会う不思議

だから捕まえてて欲しい

どこにも行けないように

でも自由でいたい

あぁ7年越しに聞かされるストーリー

私は知らなかった

知っていた

知らないふりをした

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Diaryというか心象?_覚書

Diaryというか心象?_覚書

東京に帰ってきて早速思うあれこれ。

ヒールを履いて颯爽と歩くには、
抱えている荷物が重すぎる。

電車に乗ったら巨人化した気分。
(162㎝しかないんだけどね)

玄関を出ると、今日1日すべきことを忘れてしまうほどの快晴で、真っ白な家と真っ白な車に目が眩む。

口説き落としたいなら、
ワインボトル一本じゃ足りないよ。

人を傷つけることだけが上手くなっていく。
いっそのこと口を閉じてサンドバッグ

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風薫る夜の蝶

風薫る夜の蝶

輝いてみえたその世界の
闇の深さは底知れず
人の欲望と享楽が入り乱れる
漆黒の夜に燃える業火
火花に散る青い蝶は
あなただったか
私はそれと知らず
あなたを燃やし尽くした
何度もめぐりゆく
時の流れの中で
重ねられていく過ち
何にのみこまれたというのか
膨らみ続ける虚栄心
純粋で無垢ゆえの一途
その真直ぐさは
あなたを切り裂く
嘘で塗りつぶされた
愛欲に抗うこともできず
はかり知れない孤独に慄き

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終われない冬

終われない冬

どのくらい長い道のりになるのだろうと、
君は溜息をついた。
ちょっと腰を掛ける椅子もない。

不協和音の連鎖はとまらず、
いまや泣き笑いの交響曲が鳴り響く。
春だというのに外は寒い。
桜の花びらの一枚でも散ってくれればいい。

最後の最後まで空っぽの会話が続く。
君は笑わずにはいられない。
上から覗いた2人はひどく滑稽だ。
真実の言葉に辿り着くことは永遠に不可能に思われる。
それに付き合うことが贖

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春風吹くまにまに

春風吹くまにまに

月を優しく抱くのは
星の散りばめられた漆黒の夜
その穏やかな眼差しの先で
春風が花々と戯れる

灰桜色の花びらが月に照らされ
季節を違えた雪のように
ひらひらと舞う

霞んでいく想いと
浮かび上がる想いとを
波打つ湖面に並べ
それらが流れゆく先を眺めていた

今日と明日のあいだを
広げることは叶わない

春よ 春よ
その名に相応しい
暖かで 麗やかな 光風で
冷たく竦んだ この身を
隅々まで包み込

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Diaryというか心象?_リスボンで

Diaryというか心象?_リスボンで

無駄に暇な時間ができたので、noteでも書いてみる。

いま、私は、リスボンのホテルの一室にいる。
別に来たかったわけではない。

11日から、出張で、ポルトまで来ていた。
ポルトに到着するなり、ルフトハンザ航空がストをすること、それから、ハンブルク空港(いま私はハンブルクに住んでいる)の職員が14日の22時までストをすることを速報ニュースを見て知り、すごく嫌な予感がした。

というのも、私の帰り

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乗継便ゲートまで走った後の、2分前にclosedって表示ほど切ないものはない。明日の一番早い便に変更してもらったけど、12:00にリスボン発。日通が来るのが9時〜10時だから、間に合わん笑!荷物をピックアップするためにオフィスに行ったら、探すのに45分以上かかるってさ。