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良い記事メモ

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#本

発売直後の入手困難

2回目です。
前回はたくさんの反響をありがとうございました。
カウンターで記事をもらったりして自分もとても勉強になりました。高島さんのご指摘はとてもごもっともで、自分の記事は正確さを求めるよりも(おもに業界じゃない人たちに向けての)伝えたい事のわかりやすさを重視しています。そこ勘案して読んで頂けると助かります。

さてさて、もう少しゆるゆると書いていこうと思います。

前回は時間がたつと本が見つか

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出版不況の時代に出版業界に飛び込んでみたけれど、狂気が止まらないのでここに開陳する

出版不況の時代に出版業界に飛び込んでみたけれど、狂気が止まらないのでここに開陳する

皆さん、こんばんは。
このnoteの書き手である遠山が、出版業界に飛び込んではや半年以上。今日は抑えきれぬこの狂気を、皆様に惜しまず開陳をしようと思います。

飛び込んでは見たけれど広告業界から出版業界に飛び込んで、幾月か経ちました。 広告業界も斜陽産業だとは言われてきましたが、出版業界も事情は同様です。いや、広告業界以上に厳しい状況でしょう。

かつて、出版という場はスターを輩出する、王道の場所

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ファクトで押さえる「日本の移民問題」。在留外国人300万人時代をどう捉えるか

ファクトで押さえる「日本の移民問題」。在留外国人300万人時代をどう捉えるか

外国人労働者の受け入れ拡大が始まる今日だからこそ今日、2019年4月1日に改正入管法が施行されます。「特定技能」の新設によって向こう5年間で新たに最大34.5万人の外国人労働者の新規受け入れが見込まれています。

ですが、このタイミングだからこそあえて言いたいことは、特定技能だけを見ていても日本の移民政策、日本の移民問題の全体像を理解することは不可能だということです。

ニュースは常に全体ではなく

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カバーデザインはこうして決まった(1)『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』編集つぶやき

カバーデザインはこうして決まった(1)『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』編集つぶやき

こんにちは、『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の担当編集者、中川ヒロミです。『ファクトフルネス』の判型(本のサイズ)について前回書きました。https://comemo.nikkei.com/n/nf551eedddb47 今回はカバーデザインを決めた過程をご紹介します。

本にとっていちばん大事なのは、当然ながら中身です。でも、同じくらい大事なのが、「装丁」(そうてい)です。装丁とい

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タコの心身問題/ピーター・ゴドフリー=スミス

タコの心身問題/ピーター・ゴドフリー=スミス

すこし前にオフィスで意識だとか心の話題になった。
意識というのは、どの程度、人間以外の生物に存在するのか。会話に参加していた人の中にも、意識は人間にしかないのでは?と考える人と、それ以外にもあるだろうと考える人に意見は分かれた。
では、意識ではなく、心ではどうか?という話になり、心のほうが意識よりも、幅広い生物がもっているのではないかという話を僕はした。頭の中にはアメリカの哲学者トーマス・ネーゲル

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地域発イノベーションの育て方 - 序章 イノベーションの源泉としてのリソース

地域発イノベーションの育て方 - 序章 イノベーションの源泉としてのリソース

 この度、本書の出版元であるNTT出版より許可をいただき、序章をnote上で公開することにしました。序章をご覧になっていただき、本書に関心をもっていただいた方は、ぜひご購入いただければ幸いです。

 WANIC(ワニック)ココナッツ・スピリッツは、ココナッツ・ウォーターを原料として製造される新しい蒸留酒である。この酒は、二〇一〇年より東ティモール、フィリピン、そしてラオスとその活動拠点を移動させつ

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ボードゲームづくりの参考にしている本

ボードゲームづくりの参考にしている本

note for shoppingがリリースされて、noteでECサイトの商品が紹介しやすくなりました。

いずれはつくったボードゲームを紹介したいところですが、現状手が回っていないので、機能を触ってみるために深津さんのnoteに倣って、ぼくがボードゲームづくりの参考にしている本をご紹介していきます。

ボードゲームデザイナー ガイドブックボードゲームをつくるなら、とりあえず読んだ方がいいです。後

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書籍「待っていても、はじまらない。―潔く前に進め」 #全文公開チャレンジ

書籍「待っていても、はじまらない。―潔く前に進め」 #全文公開チャレンジ

こんにちは、阿部広太郎です。

ふだん「言葉の企画」を生業にしています。仕事の紹介はこちらから。

2021年の5月28日、著書『それ、勝手な決めつけかもよ? だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を刊行しました。

今からさかのぼること、2016年の夏の終わり。一冊の本を刊行しました。「待っていても、はじまらない」(弘文堂)という本です。

(🎊2021

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本屋とは、知性というファッションを売る場所である

本屋とは、知性というファッションを売る場所である

以前自分にとってのファッションの定義を考えてから、あらゆる分野でファッション性を感じるものについて考えています。

その中で感じたのが、本というアイテムのファッション性です。

今は本が売れない時代と言われますが、それでも10万部以上のベストセラーが定期的に生まれ、芥川賞と直木賞は毎年ニュースになり、雑誌の読書特集は安定的な売上を作っているといいます。

インターネットがこれだけ発達し、Web記事

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創作に携わる、すべての人にこれくらいのメンタリティでいてほしい

創作に携わる、すべての人にこれくらいのメンタリティでいてほしい

みなさん、こんばんは。

今日は、創作するということに関しての、個人的な考えを少しだけ絵にしてみました。作家であったりライターであったり、プロの表現家たちと日々共にお仕事をしているわけですが、以前にも創作に関して思うことが増えてきました。

軽いノリで書いていますが、個人としては本当にこう思っているのです。

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(うさぎ・・・・

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出版不況の時代に出版業界に飛び込んでみたけれど、狂気が止まらないのでここに開陳する②

出版不況の時代に出版業界に飛び込んでみたけれど、狂気が止まらないのでここに開陳する②

皆さん、こんばんは。

暑さも盛りに差し掛かっているようですが、その暑さも忘れるようなシリーズを、今回も真顔でお届けします。“出版業界の狂気シリーズ”、今回は魅惑の書店巡り編(前編)です。

老いも若きも、営業ではなくても、出版業界の人は良く書店に行きます。
それは、情報収集のためであったり、企画のネタ出しのためであったりします。

電子書籍の時代とはいえ、リアル店舗の影響力はまだまだ強いので、こ

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【保存版】無料で学べるUXデザインの教材まとめ

【保存版】無料で学べるUXデザインの教材まとめ

UXデザインやデザイン思考を学ぼうと思ったときには、まずどこから始めるといいのでしょうか?
世の中には無料の良い教材が溢れていますが、学び初めの時期はそういった良質な教材を見つけづらいものです。

とりあえずUXデザインを学ぼう!と思ったときに、まずこれらを読んでおくといいよっ!というリンク集を紹介します。
ぜひとも皆様の学習の糧となれば幸いです。

まずは基礎を学ぶ■まずはここから
デザイン思考

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ファシリテーション・ワークショップ・場づくりに役立つ14冊

ファシリテーション・ワークショップ・場づくりに役立つ14冊

ファシリテーションとその近接領域(ワークショップデザイン、学習科学、チームビルディング、コミュニティデザイン)の参考書籍リストです。
このリストは、竹田が働いている一般社団法人Foraの学問ファシリテーター育成講座の講座生向けに送っているリストです。

書店で手に入りやすい、比較的とっつきやすくてすぐに実践できるような本を中心に選んでみました。

【ファシリテーション】
堀(2004)『ファシリテ

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採用面接をアップデートする

採用面接をアップデートする

ユーザー体験を設計する前にUXデザイナーは様々な形で情報収集を行います。
その中でも「ユーザーインタビュー」では短時間で最大限の効果を出すためあらかじめ質問を用意し、聞き方を工夫したりと様々なテクニックを用いて相手の心理に迫ります。

そこで採用面接を一種のユーザーインタビューと捉えてみました。自分を良く見せようとする対象者の誇張を見抜き、本質を理解するヒントを得るためにできることを考えます。

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