藤浪フミオ

媒体問わずライフスタイルまわりを描くライターです。「面白い!」の背景に興味あり。地図が…

藤浪フミオ

媒体問わずライフスタイルまわりを描くライターです。「面白い!」の背景に興味あり。地図が読めず迷うクセを持ちながら、出会った犬と話すのが趣味。サンドイッチが好物です。 noteでは、暮らしやおいしいもの、仕事、風俗、人生など私の頭のなかをエッセイ的に書きます。毎日更新(ほぼ)。

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新しいマガジン、「ちょっとほかにないクッキングのこと」をつくりました!
わたしが「おもしろい!」と思ったクッキング記事を集めています。
料理する人もしない人も、ぱっと読めて、「つくること」の発見があるようなマガジンがお届けできれば。
https://note.com/fumio15/m/mb40939e8d3cb

藤浪フミオ
11日前
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飽きるまで_2024年5月8水/曇り

うちの「手抜きランチ」は、サツマイモ飯からはじまった。 昼に料理するのがおっくうになり、 米とイモだけを炊飯器に放りこみ炊いたら、これがけっこう旨い、 そこで、イ…

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歳なんて_2024年5月5日/快晴

このごろ、世間の「歳をとること」まわりがさわがしい。 「なんと98歳にして!」とか、 歳に負けずがんばること、挑戦することがよくニュースになる。 じぶんから年齢を公…

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チップを渡す_2024年5月3金/晴れ

ある人の自宅へ行ったとき、家の中を掃除してよと頼まれました。 その人は膝が痛いらしく、風呂掃除と庭掃きを時給制でね、と。 はいよと引き受ける「仕事」はたのしいもの…

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目利き_2024年4月27土/曇り

わたしは、詳しくはないのだけど、 卸売というしごとがあります。 品物をできばえなどで選り分け、 そのときふさわしい値段をつける「目利き」ですね。 普段の生活で、 う…

藤浪フミオ
13日前
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手をふるのは_2024年4月25木/晴れ

人はよく、別れるときに手をふります。 あれって、なんだろう?と、ふと思いました。 「さよならするときは挨拶するのよ」と、 小さな子に芸のように「バイバイ」を教えて…

藤浪フミオ
2週間前
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ころがることば(2024.2〜2024.3)

2024年2月から2024年3月の原稿のなかから、 届けたいことばを選び、並べ直し、 絵を追加して再編しました。 からだは、とっくに動いている。 「いい天気だから動きたい…

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藤浪フミオ
2週間前
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さいきん、空をみて天気予報したいと書きました。
これが「#雨の日をたのしく」のなかで特にスキがついた、と。
なんだか意外なのですが、やっぱり嬉しかったのでここにご報告します!
「おめでとうございます」を、読んでくれた人にもわけてあげたい。

藤浪フミオ
3週間前
7

雨なのか?_2024年4月11木/晴れ

仲のよい、おじいさんと、おばあさんがいたとしましょう。 なんでも話す。相手が嬉しそうなら、いいことあったのかなと思うし、 機嫌が悪ければおたがいに放っておいたりす…

藤浪フミオ
1か月前
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色つきの_2024年4月8月/曇り

わたしは、どうやってるのか詳しくないのだけれど、 むかしのモノクロ写真から色を再現して、 いまはカラー写真のようにできるんですよね。 着ている服が赤かったり、隣の…

藤浪フミオ
1か月前
14

キュウリを拾った_2024年4月2日/晴れ

まんじゅうとか、どら焼きとか、 ここのところ、そういう「餡子もの」に惹かれている。 理由といえばとくにないけれど、 このあいだ食べた饅頭ときたら、小豆のこしに加え…

藤浪フミオ
1か月前
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揺れるこころ_2024年3月28木/曇り

なにかを食べたとき、それがおいしかったら、 「おいしいなあ」と、たいていは思うでしょう。 人に伝えるときは、「おいしかった!」と言うかもしれない。 つくった人と話…

藤浪フミオ
1か月前
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桜はまだか_2024年3月25日/雨

なんか、むずむずするのだけど。 ここのところ、桜の花が咲きそうで、咲かないでいる。 そんななかを歩いていたら、 「桜まつり」をやっているところを、3ヶ所も見た。 「…

藤浪フミオ
1か月前
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お土産、買う?_2024年3月22金/快晴

ここに、「栃木の味 レモン入り牛乳」がある。 栃木に出張した人が、みなさんでどうぞと仕事場に一箱を置いたのだった。 中身のお菓子は、おおよそ仕事場で働く人の数だけ…

藤浪フミオ
1か月前
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トンビが春風に泣いている

3月、よく晴れた江の島の平日。 朝からふく強風で、波が揺れている。 まだシラスが生まれたばかりの海は、暗いままだ。 足の下をみれば海という崖の道沿いに、 古い食事処…

藤浪フミオ
1か月前
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行けば思うこと_2024年3月8月/快晴

ほかの人はどうしてるのか知らないけれど、 わたしは、ある場所にいくと、いつも この前と同じことを考えてしまう。 いつもというより、そうでないことはないみたいだ。 よ…

藤浪フミオ
1か月前
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新しいマガジン、「ちょっとほかにないクッキングのこと」をつくりました!
わたしが「おもしろい!」と思ったクッキング記事を集めています。
料理する人もしない人も、ぱっと読めて、「つくること」の発見があるようなマガジンがお届けできれば。
https://note.com/fumio15/m/mb40939e8d3cb

飽きるまで_2024年5月8水/曇り

飽きるまで_2024年5月8水/曇り

うちの「手抜きランチ」は、サツマイモ飯からはじまった。

昼に料理するのがおっくうになり、
米とイモだけを炊飯器に放りこみ炊いたら、これがけっこう旨い、
そこで、イモのほかでもいろいいろと試したのだった。
玉ねぎだけを入れると、ほんわか甘い炊き込みができた、
長ネギだけの場合はちょっと水っぽくなる、
レンコンをみじんに切って入れたらこれもおいしい。
手間を省くためひとつの野菜だけしか入れない、

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歳なんて_2024年5月5日/快晴

歳なんて_2024年5月5日/快晴

このごろ、世間の「歳をとること」まわりがさわがしい。
「なんと98歳にして!」とか、
歳に負けずがんばること、挑戦することがよくニュースになる。
じぶんから年齢を公表して、そういう姿を発信してる人もいる。
それから、40代、60代と、「その年代のあり方」のような
本なんかもたくさんもある。
社会のなかで歳をとるというのはハンデが増えるようなもの、だけど、
そこのところをなんとかしたい、と思う人は多

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チップを渡す_2024年5月3金/晴れ

チップを渡す_2024年5月3金/晴れ

ある人の自宅へ行ったとき、家の中を掃除してよと頼まれました。
その人は膝が痛いらしく、風呂掃除と庭掃きを時給制でね、と。
はいよと引き受ける「仕事」はたのしいものです。
ごく普通に動いて掃除を終えた。
ところがです。
終わってみたら、時給とはべつに3000円をもらっちゃいました、わたし。
仕事して余分にお金をもらう、夢みたいな話がほんとうにあった。
つまり、「チップをもらった」わけですが、
「チッ

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目利き_2024年4月27土/曇り

目利き_2024年4月27土/曇り

わたしは、詳しくはないのだけど、
卸売というしごとがあります。
品物をできばえなどで選り分け、
そのときふさわしい値段をつける「目利き」ですね。
普段の生活で、
うまい魚やそうではない魚が、いろんなものが、
「目利き」を通って必要な人へ届けられている。
一方、こういう卸売の手はいらない、という声もあります。
そのぶん安く、早く、買いたいのですね。
それは、そうかもしれないと思います。

だけど「目

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手をふるのは_2024年4月25木/晴れ

手をふるのは_2024年4月25木/晴れ

人はよく、別れるときに手をふります。
あれって、なんだろう?と、ふと思いました。
「さよならするときは挨拶するのよ」と、
小さな子に芸のように「バイバイ」を教えています、みんなが。
おかあさんも、おとうさんも、祖父母も、先生も、近所の人も、
「バイバイ」を見るとにっこりします。
大人になったら仕事の場で幼い芸は許されない、
だけど、つい仕事仲間に手をふって別れることって、あるでしょう。
一緒にいた

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ころがることば(2024.2〜2024.3)

ころがることば(2024.2〜2024.3)

2024年2月から2024年3月の原稿のなかから、
届けたいことばを選び、並べ直し、 絵を追加して再編しました。

からだは、とっくに動いている。

「いい天気だから動きたい」んじゃない。
熱とか不要な物質とか、投げ出したくて
うずうずしてる。

その人のことを知りたければ、食べている一品を見よ、だね。

犬が、鼻でものを選り分けるように、
鳥が、口ばしで泥のなかの虫を探し出すように、
人は、「

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さいきん、空をみて天気予報したいと書きました。
これが「#雨の日をたのしく」のなかで特にスキがついた、と。
なんだか意外なのですが、やっぱり嬉しかったのでここにご報告します!
「おめでとうございます」を、読んでくれた人にもわけてあげたい。

雨なのか?_2024年4月11木/晴れ

雨なのか?_2024年4月11木/晴れ

仲のよい、おじいさんと、おばあさんがいたとしましょう。
なんでも話す。相手が嬉しそうなら、いいことあったのかなと思うし、
機嫌が悪ければおたがいに放っておいたりする。
このごろSNSを覚えてからは、スマホごしでも話している。
そういうことがだんだん増えてきた、と。
このまえなんか、二人で会っているときに
顔をみることなく、スマホに向かって話しかけていた。
なんていう笑い話。

これ、唐突ですが、

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色つきの_2024年4月8月/曇り

色つきの_2024年4月8月/曇り

わたしは、どうやってるのか詳しくないのだけれど、
むかしのモノクロ写真から色を再現して、
いまはカラー写真のようにできるんですよね。
着ている服が赤かったり、隣の犬が茶色かったり、空が青かったり、
こんなふうだったんだ!と、妙にその時代を納得するような
みごとな色がついています。
不思議なものでね、モノクロ写真に色をつけると、
たちまち、そこに映る「空間」がイキイキするというか、
これまで「情報」

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キュウリを拾った_2024年4月2日/晴れ

キュウリを拾った_2024年4月2日/晴れ

まんじゅうとか、どら焼きとか、
ここのところ、そういう「餡子もの」に惹かれている。
理由といえばとくにないけれど、
このあいだ食べた饅頭ときたら、小豆のこしに加えて
重厚な甘さとほんのり塩気が美味しかったせいで、
それからは、あの「餡子」の味わいをからだが欲しがっているのだ。
なにも「餡子」だけじゃなく、
ひとつの食べものを追うことはよくあって、
ちょっと前といえば、塩せんべいに中毒してたりするの

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揺れるこころ_2024年3月28木/曇り

揺れるこころ_2024年3月28木/曇り

なにかを食べたとき、それがおいしかったら、
「おいしいなあ」と、たいていは思うでしょう。
人に伝えるときは、「おいしかった!」と言うかもしれない。
つくった人と話すとしたら、
「おいしい」とか「おいしいね」とか、
「おいしかったよ」とか、
やっぱり、じぶんの感想を伝えるのだろうね。

いまだったら、そうだな、みごとな桜並木でも見たとき。
あのピンク色のトンネルから、花びらが降りてくるのを見たら、

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桜はまだか_2024年3月25日/雨

桜はまだか_2024年3月25日/雨

なんか、むずむずするのだけど。
ここのところ、桜の花が咲きそうで、咲かないでいる。
そんななかを歩いていたら、
「桜まつり」をやっているところを、3ヶ所も見た。
「日にちを決めたからやっちゃおう」というまつりは、
どこも町内会のテントをいくつも出して、けっこう賑わっていた。
フランクフルト焼き、あまざけ、なんて地元の人の出店があったり、
だれかが食器とか靴とか雑貨とかを売ってたり、
「ステージ」で

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お土産、買う?_2024年3月22金/快晴

お土産、買う?_2024年3月22金/快晴

ここに、「栃木の味 レモン入り牛乳」がある。
栃木に出張した人が、みなさんでどうぞと仕事場に一箱を置いたのだった。
中身のお菓子は、おおよそ仕事場で働く人の数だけある。
「栃木の味 レモン入り牛乳」が名物なのかは知らないし、
出張のお土産というものは珍しくないけれど、
そういうものがあればあったで、「お!」となるのはうれしい。
こういう、出張とか旅行とかに行った人が「みんな」のために買ってくる

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トンビが春風に泣いている

トンビが春風に泣いている

3月、よく晴れた江の島の平日。
朝からふく強風で、波が揺れている。
まだシラスが生まれたばかりの海は、暗いままだ。
足の下をみれば海という崖の道沿いに、
古い食事処が建っている。
柱時計、お品書き、手打ちのレジ、海鮮丼のサンプル。
夏はビヤホールになる縁側の外席。
こんな日は外に坐る客は少なく、
オープンエアをひとり占めできる。

青空のなかを、トンビが春風にのっている。
翼で空気をつかまえ、強い

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行けば思うこと_2024年3月8月/快晴

行けば思うこと_2024年3月8月/快晴

ほかの人はどうしてるのか知らないけれど、
わたしは、ある場所にいくと、いつも
この前と同じことを考えてしまう。
いつもというより、そうでないことはないみたいだ。
よく学校とか店とか、思い出の場所にいって、
あの頃の「あの考え方」をしてしまうこと、あるでしょう。
さっきまでは自信満々だったのに、
そこに立って、まわりを見たら、いつのまにか
「できるかなぁ」なんて考えてることもある。

これが、家のな

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