小津万実

WEB小説の感想や映画レビューに取り組んでおります。よしなに。*アイコンはイオリ様@i…

小津万実

WEB小説の感想や映画レビューに取り組んでおります。よしなに。*アイコンはイオリ様@io__73riヘッダーはウメキミロ様@miros_umeki

マガジン

  • 読んでみたらいいエッセイ

    1000文字エッセイを始めました。 自分自身の至らぬところをさらけ出しでも、何かタメになるものを残したいですね。 *この作品は、ノベルアップ+にも公開しております。

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    おもにNetflixとU-NEXTで観れる映画を観て、感想を書きます。 たまに、アニメ映画やアニメシリーズの紹介もあります。 *ヘッダーはfaPka様@fapkapukapuka

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    BLアニメ(TVシリーズより劇場版多め)とBL映画を観て、感想を書いています。 個人でBL小説を書く、研究の一環でもあります。

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    Twitterの140字小説 *ヘッダーは、ためこ様@@00FaNGGnbiHS4oVより頂きました

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    掌編小説集 *ヘッダーは、梅木ミロス様@miros_umekiより頂きました

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BLのアニメと映画の感想『第一回、海辺のエトランゼ〜ハートフルなラブコメディ〜』

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小津万実
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『わたしは遅読家である』2023.10/17(火)

 わたしは遅読家である。   ただの遅読家ではない。  メンヘラ持ちなのである。  日中は鬱の症状で、寝る必要がある。  そして、希薄な現実を埋めるために、物語…

小津万実
7か月前
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映画感想『人狼ゲーム〜夜になったら最後〜』

雪国のロケ地で撮影された本作。 コメディー調のノリで、ややくどい演出も見られますが、楽しめました。 引きをつける演出で、ドキドキさせるのがお上手な監督のようで。 …

小津万実
8か月前
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小津万実
8か月前
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#U-NEXTのホラー映画感想『Smile スマイル〜笑顔の裏に秘められた邪悪な何か〜』

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小津万実
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せいひつです。 春雨で、雪のような桜もすっかり散ってしまいました。 わたしの実家では3年ぶりに、妹がカナダから、旦那さまを連れて帰ってきました。 カナダといえば、…

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#せいひつの千文字日記『桜散っても、命芽生える[2023.3/30(木)]』

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#BLのアニメと映画の感想『第3回、トライガン・スタンピード〜キレる兄貴ナイブズと泣き虫の弟ヴァッシュ〜』

せいひつです。 内藤泰弘さまの原作アニメシリーズ「トライガン・スタンピード」を観終わりました。人気があったようで、放送終了後に即、完結編の制作が決定しましたね。…

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BLのアニメと映画の感想『第2回、囀る鳥は羽ばたかない〜BLヤクザ映画〜』

せいひつです。 BLアニメ(映画)の第2回目の感想は、極道の世界を描いた「囀る鳥は羽ばたかない」をお送りします。 色も心も男に染まった若頭の矢代。 スーツを華麗に着…

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#せいひつの千文字日記『近頃、BLに目醒めました[2023.3/23(木)]』

せいひつです。 お久しぶりのかたはお久しぶりです。初めてのかたは初めまして。 前回の日記から、もう長らく経っていたようでしたが、実際には一月ほどのブランクでした。…

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#U-NEXTのホラー映画感想『フロム・ダスク・ティル・ドーン3〜西部劇とB級ホラー好きにオススメ〜』

今回ご紹介するのは、UーNEXTのホラー『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の第3作目です。 こちらはメキシコ風の酒場に、ひげを伸ばしたいかついバーテンダー。それに、…

小津万実
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#ネトフリのアニメ感想2『ゴジラS.P〈シンギュラポイント〉〜科学の力で、破局を回避せよ!〜』

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#GYAO!の映画感想『バグダッド・カフェ〜人種の壁を越えて、育まれる女の友情〜』

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ビフです。 今回、ご紹介させていただくのは、瀬戸晴海さまの児童文学風のファンタジー小説「夜景と夜の国」です。 このお話は、「まじない師見習いと夜の国」に続く、夜…

小津万実
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ビフです。 今回、取り上げさせていただく、Web小説はこちらです! カクヨムで第一部までが、公開中の『転生家族』の感想とご紹介をさせていただきます。 前森コウセイさ…

小津万実
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#Web小説の感想とご紹介『第7回、猫野たまさまの「月詠の鏡と劔 大江戸月想奇譚」をお読みして(ネタバレなし)』

ビフです。 今回、ご紹介するのは、電子書籍版が発売中の、猫野たまさまの『月詠の鏡と劔(つるぎ) 大江戸月想奇譚』です。 こちらはアマゾンレビューも書きましたので…

小津万実
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BLのアニメと映画の感想『第一回、海辺のエトランゼ〜ハートフルなラブコメディ〜』

BLのアニメと映画の感想『第一回、海辺のエトランゼ〜ハートフルなラブコメディ〜』

せいひつです。
そのうちにBL小説を書きたいと思って(研究の一環で)BL作品の映画やアニメ(アニメはアニメ映画)の感想を始めました。

こちらでは、文章と挿絵があります。過激な画像は控えますが、キスシーン程度の画像は貼りますので、ご注意ください。

第一回は、アニメ映画の『海辺のエトランゼ』のご紹介です。
沖縄の美しい離島を舞台に、高校を卒業した駿(シュン)と実央(ミオ)の二人の青年の恋愛。そこに

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『わたしは遅読家である』2023.10/17(火)

『わたしは遅読家である』2023.10/17(火)

 わたしは遅読家である。 

 ただの遅読家ではない。

 メンヘラ持ちなのである。

 日中は鬱の症状で、寝る必要がある。

 そして、希薄な現実を埋めるために、物語が必要なのだ。

 それは凡(おおよ)そ、夢で得られる場合が多い。

 ただ、寝ているだけでは、あまりに非活動的、非生産的なので、積極的に外に出ようともしている。

 話を少し、昔に戻そう。

 わたしが引きこもりと呼ばれる第一世代

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映画感想『人狼ゲーム〜夜になったら最後〜』

雪国のロケ地で撮影された本作。
コメディー調のノリで、ややくどい演出も見られますが、楽しめました。

引きをつける演出で、ドキドキさせるのがお上手な監督のようで。

内容は、雪国の宿屋に集まった町人たちが、人狼と呼ばれる存在に脅かされて恐怖の一夜を過ごす、といったもの。

人狼の存在だけでなく、人間同士の疑心暗鬼から来る争いも、火種となっております。

ヒロインの女優がグラマーで綺麗ですね。
彼女

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映画感想『リトルショップ・オブ・ホラーズ』

映画感想『リトルショップ・オブ・ホラーズ』

ホラー!、ではなく、コメディ風のミュージカル映画でしたね。

主人公がどんどん闇堕ちしていきますが、最終的には強引にハッピーエンドになる、ホラーらしい要素も特にない映画でした。

貧民街生まれの青年シーモアは、育て主の花屋の主人にこき使われて雇われていました。

同じ花屋に勤めるオードリーには、サディスティックな歯科医の恋人オリンが。

この恋人。かなり強引で女性差別満々ですが、歯科医院で患者をな

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#U-NEXTのホラー映画感想『Smile スマイル〜笑顔の裏に秘められた邪悪な何か〜』

#U-NEXTのホラー映画感想『Smile スマイル〜笑顔の裏に秘められた邪悪な何か〜』

せいひつです。

今回ご紹介するのは、(2023.5/6時点で)U-NEXTのポイントを使って観れるホラー映画の『Smile スマイル』です。

映画を観終わったあとの感想を一言で言い表すなら、最後まで不穏な緊張感が抜けない、中だるみのない傑作でした。

オチはなんとなく予想していたとはいえ、ホラー映画のテンプレを見事に料理し切ったといった感じです。

これから視聴されたいかたのために、ネタバレと

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#せいひつの千文字日記『SNSで遭った嫌なこと+α[2023.4月6日(木)]』

#せいひつの千文字日記『SNSで遭った嫌なこと+α[2023.4月6日(木)]』

せいひつです。

春雨で、雪のような桜もすっかり散ってしまいました。
わたしの実家では3年ぶりに、妹がカナダから、旦那さまを連れて帰ってきました。

カナダといえば、まだ寒い季節。
日本に来た旦那さまは、日本海で採れた魚料理に舌鼓を打っていました。
(といっても、最近はスーパーでも日本が原産地なのは減ってきています)

日記更新を毎日続けることもできるにはできるんですが、マンネリ化を避けたい事情も

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#せいひつの千文字日記『桜散っても、命芽生える[2023.3/30(木)]』

#せいひつの千文字日記『桜散っても、命芽生える[2023.3/30(木)]』

せいひつです。過去にビフと名乗っていた時期もありますが、こちらの『茶柱せいひつ』で今後もよろしくお願いします。

そこかしこで、満開の桜を見かけましたが、それも散っていってますね。ツイッターのフォロワーさんが、「散るからこそ生きている。散らない桜は造花です」とおっしゃっていましたが、本当にその通りだと思います。

人もまた老い、自分が生きていたスペースを別の誰かに譲り渡せるから、新しい命が育くくん

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#BLのアニメと映画の感想『第3回、トライガン・スタンピード〜キレる兄貴ナイブズと泣き虫の弟ヴァッシュ〜』

#BLのアニメと映画の感想『第3回、トライガン・スタンピード〜キレる兄貴ナイブズと泣き虫の弟ヴァッシュ〜』

せいひつです。
内藤泰弘さまの原作アニメシリーズ「トライガン・スタンピード」を観終わりました。人気があったようで、放送終了後に即、完結編の制作が決定しましたね。いや〜めでたい、めでたい!

トライガンは原作漫画を何度も読みこんで、90年代の初期アニメシリーズも観ています。

冒頭は、砂の惑星のマカロニウエスタンをイメージしたアクション劇で、終盤では人類の存亡をかけた弟ヴァッシュと兄ナイブズの人智を

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BLのアニメと映画の感想『第2回、囀る鳥は羽ばたかない〜BLヤクザ映画〜』

BLのアニメと映画の感想『第2回、囀る鳥は羽ばたかない〜BLヤクザ映画〜』

せいひつです。
BLアニメ(映画)の第2回目の感想は、極道の世界を描いた「囀る鳥は羽ばたかない」をお送りします。

色も心も男に染まった若頭の矢代。
スーツを華麗に着こなす彼に惚れた、元刑事の百目鬼(どおめき)。
しかし、百目鬼には過去に妹を父に犯されたトラウマがあり、そのことで不能(インポ)になってしまう。
彼は、矢代の付き人兼用心棒として、極道の世界で生きていくことに。
受け専で好色な矢代と、

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#せいひつの千文字日記『近頃、BLに目醒めました[2023.3/23(木)]』

#せいひつの千文字日記『近頃、BLに目醒めました[2023.3/23(木)]』

せいひつです。
お久しぶりのかたはお久しぶりです。初めてのかたは初めまして。
前回の日記から、もう長らく経っていたようでしたが、実際には一月ほどのブランクでした。

また、日記を再開したいと思い立ちました。
せいひつにとって、書くことの基本は、小学生の頃に1年生から6年生まで書き続けた、学習帳の日記にあるような気がします。

まあ、それはともかくとして、本題に入りましょう。
マスク解除がされました

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#U-NEXTのホラー映画感想『フロム・ダスク・ティル・ドーン3〜西部劇とB級ホラー好きにオススメ〜』

#U-NEXTのホラー映画感想『フロム・ダスク・ティル・ドーン3〜西部劇とB級ホラー好きにオススメ〜』

今回ご紹介するのは、UーNEXTのホラー『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の第3作目です。

こちらはメキシコ風の酒場に、ひげを伸ばしたいかついバーテンダー。それに、酒場付きの娼婦がヴァンパイアという設定は「1」を継いでいますが、それ以外はシリーズから独立した作品として、今作のみでも楽しめます。

とくに西部劇好きにはたまらない、さびれた街で起こるトラブルからの銃撃戦に、馬を使ったアクションが豊富

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#ネトフリのアニメ感想2『ゴジラS.P〈シンギュラポイント〉〜科学の力で、破局を回避せよ!〜』

#ネトフリのアニメ感想2『ゴジラS.P〈シンギュラポイント〉〜科学の力で、破局を回避せよ!〜』

ビフです。
今回、感想でご紹介するのは、2021年にネトフリで放送された『ゴジラSP』です。

大まかに言いますと、こちらは同じアニメ版ゴジラでも、前年に公開された『劇場版GODZILLA三部作(通称アニゴジ)』とは異なる世界観で、、、

アニゴジが文系的なニュアンスなのに対して、SPは理系的でありました。

内容はアニゴジ、SPともに大人向けに難しいながらも、暗い内容のアニゴジとは違って、SPは

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#GYAO!の映画感想『バグダッド・カフェ〜人種の壁を越えて、育まれる女の友情〜』

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ビフです。
今回、ご紹介する映画『バグダッド・カフェ』(2008年ドイツ制作)は、今年(2023年)の3月3日まで続く、GYAO!の無料視聴期間を利用してご覧いただけます(私は、SNSのフォロワーさんから教えていただきました)。

まず、ストーリーをご紹介します。
冒頭で夫婦喧嘩をして、砂漠に置いてけぼりになったドイツ人女性ジャスミン。彼女は、近隣のカフェ兼モーテルである「バグダッド・カフェ」の厄

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#Web小説の感想とご紹介『第9回、瀬戸晴海さまの「夜警と夜の国」を読んで』

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ビフです。
今回、ご紹介させていただくのは、瀬戸晴海さまの児童文学風のファンタジー小説「夜景と夜の国」です。

このお話は、「まじない師見習いと夜の国」に続く、夜の国シリーズという、ファンタジーの世界観に納まっています。

物語は、港湾都市のティルハーヴェンに、たどり着いた主人公のクラウスくんが、酔っ払いに絡まれるところから始まりました。

そこを、夜警という街の治安を守る組織に属するリーダー、ロ

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#Web小説の感想とご紹介『第8回、前森コウセイ様の「転生家族」、掲載中の第一部までを読んで(一部ネタバレあり)』

#Web小説の感想とご紹介『第8回、前森コウセイ様の「転生家族」、掲載中の第一部までを読んで(一部ネタバレあり)』

ビフです。
今回、取り上げさせていただく、Web小説はこちらです!

カクヨムで第一部までが、公開中の『転生家族』の感想とご紹介をさせていただきます。

前森コウセイさまの書かれたこちらの作品を、一言で表すなら、前世で不幸な家庭を経験した人たちが、転生した異世界で出会った、それぞれに不幸な前世の記憶を持つ人たちと仮初(かりそめ)の家族になって、、、

数々の困難試練を乗り越え、成り上がってしあわせ

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#Web小説の感想とご紹介『第7回、猫野たまさまの「月詠の鏡と劔 大江戸月想奇譚」をお読みして(ネタバレなし)』

#Web小説の感想とご紹介『第7回、猫野たまさまの「月詠の鏡と劔 大江戸月想奇譚」をお読みして(ネタバレなし)』

ビフです。
今回、ご紹介するのは、電子書籍版が発売中の、猫野たまさまの『月詠の鏡と劔(つるぎ) 大江戸月想奇譚』です。

こちらはアマゾンレビューも書きましたので、読書を検討される上でのご参考にされてみてください。

この作品の面白さを一言で言い表すなら、時代劇の人情劇と、夢枕獏の『陰陽師』のような、、、

妖(あやかし)と式神(しきがみ、陰陽師が使役する鬼神)に、神のような存在も加わって、和製フ

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