ktate

介護施設の経営者。 【キャリア】訪問介護の管理者、サービス提供責任者、ヘルパー、介護タ…

ktate

介護施設の経営者。 【キャリア】訪問介護の管理者、サービス提供責任者、ヘルパー、介護タクシーの運転手、介護施設の廃止経験あり。

記事一覧

「頼る」というのもエネルギーがいる。「頼られる」ためには日常の関係づくりと努力が必要

■ 「頼る」ためには「準備」が必要 忙しそうにしている人を見て「一人で頑張らずに手伝ってもらえばいいのに」「あの人はもっと周りを頼ればいいのに」と言う人がいる。 …

ktate
17時間前
10

「苦手なこと」には、少しだけ努力してみる。
やっていれば、"それなり"になる可能性があるから。

でも、「苦しいこと」からは逃げてもいいと思う。
世の中、努力ではどうにもならないこともあるから。

ktate
1日前
8

介護業界は一体何に答えを出すべきか?介護という概念を見直すべきか

介護事業を営んでいると、現場から「人手が足りない」という不満と「人員を増やしてほしい」と要請されることはよくある。 これは一時的あるいは慢性的な多忙さからの訴え…

ktate
1日前
12

もしも、できないこと・分からないがあっても、
落ち込んだり自分を責める必要はない。

そんな暇があれば、勉強したり練習を繰り返して
ほんの少しでもできる・分かるようになればいい。

ついでに、他人のできないこと・分からないことを
責めたり馬鹿にすることもやめよう。

ktate
2日前
8

他人と働き方を比較しても意味はない

■ 他人と働き方を比較しても意味はない 「〇〇さんのほうが休みが多い」 「✕✕さんのほうが業務量が少ない」 「後から入社した△△さんのほうが待遇が良い」 「上の…

ktate
2日前
16

評価を得るためには、成果を出すことが前提。

成果を出すためには、相手のニーズを叶えることが前提。

ニーズを叶えるためには、相手を課題や期待を把握することが前提。

課題や期待を把握するためには、傾聴と分析をすることが前提。

―― 評価を得るとは独りよがりであってはいけない。

ktate
2日前
8

子供は大人の背中を見て育つと言うが、高齢者も周囲の言動に影響を受ける

「子供は大人の背中を見て育つ」と言う。 それはその通りだと思う。たまに子供同士の会話が耳に入ってくると、明らかに身近な大人がしゃべったであろう口ぶりをすることか…

ktate
3日前
13

労働者は「長期雇用してくれる会社が安心」と思わないほうが良い。
変化のめまぐるしい時代において、長期的かつ安定的な経営が続く
保証はない。

経営者も「長く働いてくれる人がいれば安心」と思わないほうが良い。
むしろ「働き手は3年くらいで辞めるのが普通」くらいに考えるのが
現代的。

ktate
3日前
7

無理に「好かれる努力」なんてする必要はない

■ 生きているかぎり人間関係から逃れられない 介護サービスとは、高齢者とマンツーマンに関わる仕事である。 どの仕事でも他人と関わることにはなるが、介護においては…

ktate
4日前
14

いい歳こいて、独りよがりな振る舞いをするのは迷惑だが
いい歳こいても、興味あることはどんどんやる大人になりたい。

いい歳こいて、子供じみた考え方をするのは困ったものだが
いい歳こいても、子供のような発想と純粋さは持ちたいと思う。

ktate
4日前
9

「リスキリングって何を学べばいい?」と正解を求めず、手あたり次第に自分で道を切り開く姿勢をもつ

■リスキリングとは何か? 昨今「リスキリング」という言葉を耳にする。 リスキリングとは、時代の変化に即したスキルを身につけることである。 つまり、時代に適応する…

ktate
5日前
22

認知症は社会に理解が広まっている。社会支援も色々ある。

だからと言って、自分や親が認知症だと診断されたときに
周囲にオープンにするかどうかと問われると難しい。

きっと、社会で孤立して介護している人たちは、統計よりも
きっと多いのだろう。

ktate
5日前
13

介護施設に入所後、連絡がつかないご家族は困る

■ 入所後に連絡がつかなくなるご家族 介護施設の運営における悩みの1つとして「入居者のご家族に連絡がつかない」というものがある。 自宅での生活が困難になった高齢…

ktate
6日前
17

人間は「時間」という概念を生み出した。

人間はロウソクや電気により「灯り(光))」を生み出した。

人間は通信技術により「距離」という物理的な課題を解消した。

これらは社会の統制や生活を便利にした反面、考えようによっては
人間を苦しめている側面もある。

どう考えるかは自由。

ktate
6日前
6

なぜ高齢者の「できること」を奪う介護従事者がいるのか?

介護サービスは、対象となる高齢者が「できないこと」を支援することで、これまでの日常生活を送っていただくことを目的としている。 これまで通りの日常生活を送れるとい…

ktate
7日前
14

バルブ経済のように偽りの発展があった時代もある。

就職氷河期など「仕事がない」という時代もある。

そして現代は、仕事はあるけど人手不足で休めない。

次はどんな時代になるのだろう。

分かることは、どんな時代でも何とか生きていること。

ktate
7日前
8
「頼る」というのもエネルギーがいる。「頼られる」ためには日常の関係づくりと努力が必要

「頼る」というのもエネルギーがいる。「頼られる」ためには日常の関係づくりと努力が必要

■ 「頼る」ためには「準備」が必要

忙しそうにしている人を見て「一人で頑張らずに手伝ってもらえばいいのに」「あの人はもっと周りを頼ればいいのに」と言う人がいる。

これは私もたまに言われることがある。介護サービス事業において、現場業務や運営管理、経営、人事などを総合的に動いていると、慌ただしい雰囲気が態度に出てしまうことがある。

しかし、だからと言って人の手を借りるというのは難しい。

それは

もっとみる

「苦手なこと」には、少しだけ努力してみる。
やっていれば、"それなり"になる可能性があるから。

でも、「苦しいこと」からは逃げてもいいと思う。
世の中、努力ではどうにもならないこともあるから。

介護業界は一体何に答えを出すべきか?介護という概念を見直すべきか

介護業界は一体何に答えを出すべきか?介護という概念を見直すべきか

介護事業を営んでいると、現場から「人手が足りない」という不満と「人員を増やしてほしい」と要請されることはよくある。

これは一時的あるいは慢性的な多忙さからの訴えであるわけだが、だからと言って「わかりました。すぐに人員を手配します」とはいかない。

それは、求人を出しても応募がすぐに来るわけではないことと、事業としては収支を踏まえて人員補充を考える必要があるからだ。

特に介護事業におけるコストの

もっとみる

もしも、できないこと・分からないがあっても、
落ち込んだり自分を責める必要はない。

そんな暇があれば、勉強したり練習を繰り返して
ほんの少しでもできる・分かるようになればいい。

ついでに、他人のできないこと・分からないことを
責めたり馬鹿にすることもやめよう。

他人と働き方を比較しても意味はない

他人と働き方を比較しても意味はない

■ 他人と働き方を比較しても意味はない

「〇〇さんのほうが休みが多い」

「✕✕さんのほうが業務量が少ない」

「後から入社した△△さんのほうが待遇が良い」

「上の人間は楽をしてばかりいる」

・・・経営や人事の立場にいると、このような職員からの不満を耳にする。

いや、私の場合は職員から直接言われることのほうが多いかもしれない。
そのたびに不満の内容に耳を傾けて、ときには背景を説明する。

もっとみる

評価を得るためには、成果を出すことが前提。

成果を出すためには、相手のニーズを叶えることが前提。

ニーズを叶えるためには、相手を課題や期待を把握することが前提。

課題や期待を把握するためには、傾聴と分析をすることが前提。

―― 評価を得るとは独りよがりであってはいけない。

子供は大人の背中を見て育つと言うが、高齢者も周囲の言動に影響を受ける

子供は大人の背中を見て育つと言うが、高齢者も周囲の言動に影響を受ける

「子供は大人の背中を見て育つ」と言う。

それはその通りだと思う。たまに子供同士の会話が耳に入ってくると、明らかに身近な大人がしゃべったであろう口ぶりをすることから、心の中で「おいおい」と思ってしまう。

子供が横にいるのに親同士で「お隣の✕✕さんのお宅でねー」と噂話をしたり、車道に車がいないことから「ほら、今のうちに行くよ!」と赤信号なのに横断することを、子供はちゃんと覚えている。

そして、子

もっとみる

労働者は「長期雇用してくれる会社が安心」と思わないほうが良い。
変化のめまぐるしい時代において、長期的かつ安定的な経営が続く
保証はない。

経営者も「長く働いてくれる人がいれば安心」と思わないほうが良い。
むしろ「働き手は3年くらいで辞めるのが普通」くらいに考えるのが
現代的。

無理に「好かれる努力」なんてする必要はない

無理に「好かれる努力」なんてする必要はない

■ 生きているかぎり人間関係から逃れられない

介護サービスとは、高齢者とマンツーマンに関わる仕事である。

どの仕事でも他人と関わることにはなるが、介護においてはご本人の心身の状態や家庭環境に足を踏み入れることから、直接的にも間接的にも、利用者とのコミュニケーションおよび人間関係は避けて通れない。

さらに、利用者のご家族との関わりもあるし、職場の上司や同僚などの関わりも加わることから、人間関係

もっとみる

いい歳こいて、独りよがりな振る舞いをするのは迷惑だが
いい歳こいても、興味あることはどんどんやる大人になりたい。

いい歳こいて、子供じみた考え方をするのは困ったものだが
いい歳こいても、子供のような発想と純粋さは持ちたいと思う。

「リスキリングって何を学べばいい?」と正解を求めず、手あたり次第に自分で道を切り開く姿勢をもつ

「リスキリングって何を学べばいい?」と正解を求めず、手あたり次第に自分で道を切り開く姿勢をもつ

■リスキリングとは何か?

昨今「リスキリング」という言葉を耳にする。

リスキリングとは、時代の変化に即したスキルを身につけることである。
つまり、時代に適応するための学びである。

現代においてはDX(デジタル・トランスフォーメーション)と結び付けて語られることもある。

「学び直し」という言葉とも言い換えられるが、これは過去に勉強したことの焼き直しではない。個人あるいは社会の成長につなげるた

もっとみる

認知症は社会に理解が広まっている。社会支援も色々ある。

だからと言って、自分や親が認知症だと診断されたときに
周囲にオープンにするかどうかと問われると難しい。

きっと、社会で孤立して介護している人たちは、統計よりも
きっと多いのだろう。

介護施設に入所後、連絡がつかないご家族は困る

介護施設に入所後、連絡がつかないご家族は困る

■ 入所後に連絡がつかなくなるご家族

介護施設の運営における悩みの1つとして「入居者のご家族に連絡がつかない」というものがある。

自宅での生活が困難になった高齢者に対して、その子供や親族などのご家族、担当ケアマネージャーや地域支援機関が介護施設を探すことが多い。
そしてようやく入所先が決まると、大抵のご家族は入所当日までの契約手続きや荷物の搬送までは関わっていただける。

入所後は、ご本人の状

もっとみる

人間は「時間」という概念を生み出した。

人間はロウソクや電気により「灯り(光))」を生み出した。

人間は通信技術により「距離」という物理的な課題を解消した。

これらは社会の統制や生活を便利にした反面、考えようによっては
人間を苦しめている側面もある。

どう考えるかは自由。

なぜ高齢者の「できること」を奪う介護従事者がいるのか?

なぜ高齢者の「できること」を奪う介護従事者がいるのか?

介護サービスは、対象となる高齢者が「できないこと」を支援することで、これまでの日常生活を送っていただくことを目的としている。

これまで通りの日常生活を送れるということは大事である。ご本人の安心感にもつながるし、支援を通じてご本人が「できること」にも向かい合う機会にもなるので自尊心の保持にもつながる。

しかし、介護従事者が良かれと思って「できること」もやってしまうことがある。「ついでにコレもやっ

もっとみる

バルブ経済のように偽りの発展があった時代もある。

就職氷河期など「仕事がない」という時代もある。

そして現代は、仕事はあるけど人手不足で休めない。

次はどんな時代になるのだろう。

分かることは、どんな時代でも何とか生きていること。