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Art of Life I:生きるための遺書 第一部 前編
これは、ある数奇な運命を課せられた一人の男の、魂の遍歴の物語である。それは果たして架空のものであるか、はたまた作者自身の実体験であるのか、その判断は読者の慧眼に委ねたい。
作者として私がただひたすらに願うのは、この物語が一個の独立した芸術作品として美的に享受せられ、もって読者の胸の内に、私に対する理解と愛が育まれる一助となることに他ならない。
第一部序章 別れの秋
源氏物語における最も重要な
【かわいい短歌】令和5年6月22日
うなされてまぶたを開ければ傍らのスヌーピーはいつも笑顔で
昼下がり起き上がれないいつもよりスヌーピーをたくさん撫でる
愛犬を枕に芝生に寝転んで『論語』を読んでるチャーリー・ブラウン
食いしん坊101ぶんの1ぴきが「楽に行こうよ」気負ったぼくに
この「かわいい短歌」は、私が自身の創作の中でも特別な愛着を感じているシリーズです。
幼い頃からずっと、かわいいものが大好きでした。動物などの無垢
【今日の短歌】令和5年6月21日
あなたなら優しく教えてくれそうでふたりがちゃんと消える方法
どうしたらいいの私は慕わしい人は誰しも自殺ばかりで
いずれも技巧を用いて意識的に作ったものではなく、抱え続けた思いが心からそのまま歌となってあふれ出たような、自然に生まれた作品です。
第一首は、決して自暴自棄に陥った不健康な歌ではありません。絶望ではなく希望の、死ぬためではなく生きるための歌です。
これは、様々の意味で限りある
【今日の短歌】令和5年6月19日
変化することのやまない人の世で変わらぬものを抱きしめている
9日の歌と同じ初句をお題として作った歌です。
生い立ちの呪いに由来する、ずっと私を去ることのない苦しみに、言い様なくひどく襲われる中、少しでも自分を救いたいという思いで詠みました。
人は生きれば生きるほどに悪くなってゆく――。
このあまりに悲劇的な実感は、私から離れたことがありません。むしろ強まり続け、ときに生きることを不可