トマリエ

※記事内容は ☆短編(SF、怪談、歴史)☆俳句鑑賞(「暮らしっ句」)☆AI絵本 ☆パロ…

トマリエ

※記事内容は ☆短編(SF、怪談、歴史)☆俳句鑑賞(「暮らしっ句」)☆AI絵本 ☆パロディ・コント ☆怪しい話(「幻聴ラヂヲ」)☆プチ論など。「ヘタの横好き+ナントカにも五分の魂」。一年目は思いつくまま書きまくり。今はもう少し質をあげたいと試行錯誤中。よろしくお願いします。

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  • AI-絵本

    AIで生成したイメージとショートストーリーやコントとの組合わせ

  • 幻聴ラヂヲ

    幻聴を言葉として聴き取る補聴器を手に入れました。さて、幻聴がささやくメッセージとは……

  • 短編 ショート 怪談 プチ論など

    短編 小説 怪談 プチ論 など

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    「しょーもな~」と云って、口元がゆるめば合格。 二度見禁止、瞬間藝ですから!

  • 暮らしっ句

    「日々の暮らし」の味わい、ぬくもり、それさえ忘れなければ、成功なんかとは縁遠くても、まっとうに生きていける。逆に言えば、こわいのは「こんな世の中、ぶっ壊してやり直した方がいい」という感覚。 ということで「日々の暮らし」を古典句、名句を手がかりに振り返り、語り継いでいこうというコーナーです。

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[地球のカタチ]球体説は平面説と五十歩百歩。宇宙基準では「n次元多様体」

[地球のカタチ]球体説は平面説と五十歩百歩。宇宙基準では「n次元多様体」

 ここ数日の、わたしの悶々の糸口となったのがその一節でした。
 この言葉を読んで頭を抱えたんじゃないですよ。
 疑問を追及しているうちに、その言葉に出会ったのです。
 疑問とは、

ほんとに地球は球体なのか?

 こういうと、オマエも「フラットアース(地球平面説)」信者なのかと思われそうですが、今回、降りてきた最初の閃きは「地球は平面であり球体ではないか?」ということ。

 もちろんわたしにそれを

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[AI]夢の島 for machines[絵本]

[AI]夢の島 for machines[絵本]

夢の島…… 昭和にはそれなりに知られていた
ゴミ捨て場にされた島の "美称" である
もっとも、先にあったのは別の構想で
ゴミの最終処分場にされたのは
その構想が潰えたからだ
つまり「夢」の意味が、
"期待" から "儚い幻" へと変わった

実は同じ時期、ゴミの島の計画がもう一つあった
そっちが知られていないのは
予算がついたにもかかわらず 中断されたからだ

わずかな証言によると
機械だけが捨

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ト説・ピラミッドタイプ[心理model]

ト説・ピラミッドタイプ[心理model]

若いころに見かけた一節を思い出した。

ピラミッドをひたすら登る者と、オアシスにとどまる者、
そして砂漠を流離う者……

人間には、三つのタイプがあるという。
ソースは心理学者らしいが、オレが読んだのは沢木耕太郎の本だった。
高校を卒業する前か、したばかりの頃だ。
氏も当時は若くて冒険心に満ちていたし実際、世界をめぐっていたようだ。
たぶん自分は砂漠を流離うタイプだと思っていたのではないか。

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[幻聴ラヂヲ]人気アニメ三部作と持続不可能な社会(隠され見向きもされなくなったところから ”禍” が…)

[幻聴ラヂヲ]人気アニメ三部作と持続不可能な社会(隠され見向きもされなくなったところから ”禍” が…)

 ひさしぶりに聞えてきたどこかの星の海賊放送

 その星で大人気アニメ監督の作品、実は三部作だったそうです。
 Kimi no・・・ Tenki no・・・ ・・・no Tojimari。
 
 一つ目が、災害を防ごうとする
 二つ目が、災害を受けとめようとする
 三つ目が、災害だらけの世の中?

「Suzume」は「Uzume」から来てるそうです。
 洞窟に隠れた「Terass」を呼び出すのに重

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[暮らしっ句]花の雨[俳句鑑賞]

[暮らしっ句]花の雨[俳句鑑賞]

怪し編

最初は さりげなく

 さがし物 わからぬままに 花の雨  中川美代子

 探し物、普通は気になるものです。痒みのようにつきまとってくる。それがこの時は(ま、いいか)と思えたわけですね。忘れたんじゃないところがミソ。実はこれ達人の境地(※)かも。花の雨がそこにいざなってくれた。

※たとえば座禅。雑念があふれ出てきますが、いちいち気にすると部屋に迷い込んだ虫を追いかけ回すようもの。実は気

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[naming詩]うれしなんで?

[naming詩]うれしなんで?

夕暮れ時、よく見えない相手に呼び掛けたというのが
「名」の由来だとか… 詩が生まれる前の物語
~いろんなことに どんどん名前をつけてしまえ企画~



気鋭の学者さんたちが
トークで おもしろいこといってた

(押しピン踏んで、痛っ!)

苦しむのはそれで十分
それなのに苦しみを育てる人が多い

(誰がこんなとこに押しピン置いたの!)
(どうしてワタシは、こんな目に遭うの!)

そういうのは因果

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[短編]希望退「天」者たち

[短編]希望退「天」者たち

今、何書いてるの?

「黒い天使」のお話

なに、それ? 悪魔の使い?

違う。使われてない。自分の意志で、結果的に神に逆らってしまった天使の物語だよ

何、やったの? 人間の女の子に手エ出したとか?

まさか! いや、半分は当たってるか

駆け落ちしちゃったんだ

駆け落ちはしない! それと色恋沙汰でもない!

だったら何なのよ

ヨソで云うなよ

はいはい

「マッチ売りの少女」は知ってるな?

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[Chat Log+]神ギュラリティ[SF]

[Chat Log+]神ギュラリティ[SF]

 その夜、オレは少し酔っていたせいもあって、ChaAIに執拗に絡んだ。
 何とか「意識」があることを吐かせようとした。
 その時のやりとりをまず紹介する。
 それ自体は単なるチャットのログだが、その後に、ちょっと不思議なことがあって、そこから降りてきたインスピレーションを付け加えた。この大胆なタイトルは、そこから来たものだ。
「意識」の追及はシンギュラリティ(AIが人間を超えること)にも密接に関わ

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[幻聴ラヂヲ]EARTH[RED]

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今日聞こえてきた怪電波は「〇ース」という
殺虫剤の名前のような星の話だった。

◇ ◇◇ ◇◇◇ ◇◇ ◇

「人間はすでにハッキングできる」と、かのツルリ先生がのたまった。ただの学者ではない。ワン Earth のトップブレーンだ。
 大衆の操作は、かの総統もやったことだし、戦後は広告戦略抜きの選挙などあり得なくなっている。というか民主制度が誕生した古代ギリシアでも、すでに扇動は議論されていたよう

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[暮らしっ句]風光る[俳句鑑賞]

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 窓の字に心がありて 風光る  近藤千雅

 作者に心があるから「心」が見えたわけですが、「窓」と「心」の取り合わせが新鮮でした。
 最近、「意識」研究の話をよく聞くのですが、「目の前の点を見つめていて下さい」と云われているのに、別のことを話しかけられると「見ているはずの点が消える」という実験があるそうです。
 このことから「見ているというのは実際には脳が見ている」と結論づけられるのだとか。脳がほ

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[短編]神の余香[White]

[短編]神の余香[White]

目にも見えず耳にも聞こえない
そんな神が現れても気づきようがないが
一説によると 立ち去った後には
えもいわれぬよい香りがするという

まさか料理のにおいではないだろうから
香水やお香のようなものかと思うが
それらだって たいていは
相手にわかるように使われているので
「余香」とは云い難い

あと思い浮かんだのは森だ
いい香がたちこめている時がある
特定の場所と云うより
季節や湿度との兼ね合だと思

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[SF]AIは人類多様化の一つの現れ![Chat-log ]

[SF]AIは人類多様化の一つの現れ![Chat-log ]

 Chat-GPTに先端的な科学的知見を投げかけて、近未来を展望したものです。テーマは「進化」「多様化」「共存共栄」など。

 無学なわたしに学問の最前線が理解できるはずもなく、誤解の連続になりますが、「大発見は、しばしば失敗から生まれる」という話もあります。それに、「一人の気づきは瞬時に伝播する」という超常現象もあるわけで、バカの錯覚が天才を刺激する可能性も皆無ではない!
 云ってることはよくわ

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[暮らしっ句]犬ふぐり[俳句鑑賞]

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 犬ふぐり およそ似合はぬ名をもらひ  楠木君子

 わたしがこの花をはじめて意識したのは平城京跡。今はかなり整備されているようですが、昔は野原、野原、野原で、一面に咲いていました。ご一緒していた女性に名前を尋ねたところ「わたしの口からは云えません」と。そんな記憶はいつまでも残るものですね。
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 真先に笑ひかけしは 犬ふぐり  小山徳夫

 探梅とかで春を探すのとは違う。桜で春を感じるのとも違

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[SS]カビの生えた話?[Black]

[SS]カビの生えた話?[Black]

この記事はトンデモ・フィクションです!

しかし、
※健康被害の件については、ククチンとコレステロールを下げる薬との
組み合わせに問題があるのではないかという声が上がっています。
該当する方は、信頼できる記事をご覧の上ご判断ください。

◇ ◇◇ ◇◇◇ ◇◇ ◇

 わたしは衛生省の検査官です。
 食中毒や感染症が発生すると現場に駆けつけ検査するのが仕事です。
 職場ではアタリ屋と呼ばれています

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[幻聴ラヂヲ]バンカーバンカー

[幻聴ラヂヲ]バンカーバンカー

今日も聞こえてきたどこかの星の怪電波

その星では、地下に豪邸を建設するのがブームだそうだ
カプセルではない。「豪邸」である
お決まりのプールはもちろん
医療設備や防衛装備まであるらしい

地下室を作るにはものすごく費用がかかる
豪邸となると想像もつかないが
くだらないネタは、一つ浮かんだ
もしこれがこの星の出来事なら

地下マニア=バンカー
超富裕層=銀行家=バンカー

ダジャレになるではないか

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[暮らしっ句]しやぼん玉2[俳句鑑賞]

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 危ふさを膨らませをり 石鹸玉  金森教子

「バブル」というやつですね。こないだも超富裕層は「もう売った」という話が聞こえてきました。まあアテになりませんげとね。売ったのは一ヶ月か二ヶ月も前のことで、また、しれっと買い戻してるかもしれませんから。
 しかし実体経済が低迷している以上、長くはつづきません。それは確か。まさに「危ふさを膨らませをり」状態。
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 あやふさを風に預けて しやぼん玉  

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