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まあ、こんなもんだろうなあ。カフカの「変身」
カフカの「変身」(原田義人訳)の朗読を家事をしながら聴いた。始めはおもしろい趣向だと思いながら聴いた。途中までは、生活現実や人間をよく描いているなあと感心した。中ごろから退屈し始めた。やりきれない思いがした。もう聴きたくなくなった。が、どんな終わり方をするのかが気になった。そこからは、青空文庫の文章を自分で読んだ。そして読み終えた。まあ、こんなものなのだろうなあ。現実はそうなんだろうなあ。でも、人
もっとみる読む力の向上: どのようにして、どこで、だれが
読むとは、読者の内部で、文字を言葉によみがえらせ、言葉を意味(作品のイメージ世界)によみがえらせることである。それ以上でもそれ以下でもない。
授業場面での学習方法としては、作る・演じる(翻作やクイズ遊びを含む)・味わい楽しむ・何らかのテーマや課題の解決に役立ちそうな文書を探して読み取るなどの活動、あるいは、読む力の向上を願って自分から練習することなどがある。そういう活動や練習を通して、学習者
読めば解決できる問いを読んで作る。って、おかしくない?
読めば解決できる問いを読んで作る。って、おかしくない?
それを読めば解決できる問いを、それを読んで作り、その問いを追究することを通して行う読解授業が、今、日本全国の学校で進められている。しかし、おかしくないか?読めば解決できる問いを、読んで立てるんだよ。問いを作った時点で解決できているはずじゃないか。私のその批判に対しては、浅く読んだ段階で解決できなかった問いを浅く読んで立てるんだという返答が返