カリンサキ

カリンサキです。 詩や日記や雑談のような言葉の海を泳いでいます。カナヅチです。

カリンサキ

カリンサキです。 詩や日記や雑談のような言葉の海を泳いでいます。カナヅチです。

記事一覧

カラダのこと

このところ、ずっと忙しくしていた。とにかく、昨日ひと段落ついて、やっと重い荷物を1つ肩から降ろす事が出来て、ホッとしているところだ。 さて、これからというところ…

普遍

先日の山里氏と蒼井氏の結婚の報道に、ものすごく癒されていた。おのろけ話にゾクゾクというか、最近の言い方で言えばに「きゅんきゅん」した。幸せのお裾分けをもらった気…

夏の世界

蝉の声が鳴き出す頃 青い空に君の声 透き通ったガラス玉 気泡の中に閉じ込めた 居なくなった君の 声がいつまでも 閉じ込めてあるんだ 虹色のプリズムが 青い空に描かれて …

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夜の秒針

規則正しい秒針の音が 君の寝息とシンクロして 僕は夜の闇に迷い込んだ 天井は突き破れない 真っ直ぐに向いた空の先 天井が邪魔で突き破れない さっき見た星は 何等星かな…

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真実の目

混沌とした、複雑に絡み合ってしまった球体の中で、溢れ出した情報はどこに流れ着くものなのか。 青い星の、70億人の脳に話しかけ、漂着するなら、そこかしこの人の脳にイ…

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しもべ

私は泳ぐ 時間の中を 思惑の中を 希望の先を 私は歩く 歓喜の中を 静寂の中を 未来の先を 何も求めず 救われる先の 愛する人の幸を 静かに祈る 生きていてくれる限り 私…

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幸福と時間

自分が今幸せなのか、イマイチ分からない。確かに眠る家もあるし、家族もいる。日々食事もできる。こうして、自分の時間の中で言葉を綴ることもできる。 ただ、何か心の中…

2

年金問題

あーあ。とうとうこんな話に手を出してしまう。いや、「こんな」ではないな。とても重要な問題で、日本は産業が息づいてきた時から、ある意味一律の制度が出来上がり、60歳…

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訓練

朝の界隈は、ウグイスの声を浴びる。4月のウグイスはまだまだひよっ子で、デビュー前の半人前の唄歌い。でも、この1ヶ月の間にみるみる成長して、今ではいっぱしの唄使い…

2

遠い昔の夜に

君はもう寝ているかい 窓の外 月が見てる 横たわった僕の足に 反射した光が染み込んで 薬みたいに作用し始める 脳の中が燃えるみたい 起き上がって 言葉を探したくなる 君…

3

差別について

その昔、友達とフロリダに旅行に行ったことがある。割と治安の良い場所で、その日は友達と外食して映画でも見ようという事になった。 近くのモールまでは歩いて5分とかか…

6

魔法も自分で作り出す

ちょっと嫌な事があった。ズンと凹んでいる。自分は悪くないという自負はあるが、当事者でない周りの反応に、いたたまれない気持ちになっている。 それは一気に、言葉では…

3

どなたか親切な方へ

電車に乗っている。都心の電車に揺られていると、過去に乗ったローカルな電車には、最近全く乗っていないと気付く。時間が、今では足りない自分がいる。過去の私と今の私、…

7

血の潮

僕の動揺は波打つ血の潮 君の発する言葉のパルスが 鋭い剣になったとして 同じ世界で生きていたら 受け止めた心臓が 赤く染まって 波打つ血の潮扱いきれない情熱を 受け止…

2

帰郷予定の長談話

先日、従妹に向けて「やぁ、元気?」とラインを送り、近々そちらに久しぶりに行くよと連絡した。10年以上、ご無沙汰している。 行く行く詐欺みたいに、行くつもりの予定を…

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春になったから

とある大きな公園に愛犬と家人とで出かけた。 薄陽が射す穏やかな日。本日予定していた場所が渋滞のため、いつ現地に到着するか分からず、急遽場所を変更した。そのくらい…

1

カラダのこと

このところ、ずっと忙しくしていた。とにかく、昨日ひと段落ついて、やっと重い荷物を1つ肩から降ろす事が出来て、ホッとしているところだ。

さて、これからというところだけど、実は体調が思わしくない。両足の指が数ヶ月前から痺れていて、それが確実に悪化している。糖尿病ではないが、糖尿病のきらいはある。ただ、検査してもらうと、「食後そんなにたってないでしょう。こんなもんだよ」と少々血糖値が高くてもお咎めなし

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普遍

先日の山里氏と蒼井氏の結婚の報道に、ものすごく癒されていた。おのろけ話にゾクゾクというか、最近の言い方で言えばに「きゅんきゅん」した。幸せのお裾分けをもらった気分だ。体内から生まれくるホルモンというか、覚醒される何かを共有する事と似ていた。一字一句、言葉や視線までもに愛が溢れていた。

いつもは、タレントや女優さんの演出される表面しか日頃見ていないが、ああいう場では、やっぱり人となりが出るのだ。幸

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夏の世界

蝉の声が鳴き出す頃
青い空に君の声
透き通ったガラス玉
気泡の中に閉じ込めた
居なくなった君の
声がいつまでも
閉じ込めてあるんだ

虹色のプリズムが
青い空に描かれて
透き通ったガラス玉
気泡の中に閉じ込めた
消えてしまった君の
面影をいつも
閉じ込めてあるんだ

ベランダから眺める空は
ちっとも変わらない
吹き抜ける風も
ちっとも変わらない
僕の目には涙
眩しくて悔しい
夏の日の思い出

君の

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夜の秒針

規則正しい秒針の音が
君の寝息とシンクロして
僕は夜の闇に迷い込んだ
天井は突き破れない
真っ直ぐに向いた空の先
天井が邪魔で突き破れない

さっき見た星は
何等星かな
地球が動くから
ベットに横たえる僕でさえ
地球と一緒に動いてる
天動説みたいに
星が動くのと勘違い
ずっとすれ違うのは
寝息を立てる君と僕

息を止めるように
ここでサヨナラというのは
僕にとって正しいか
すれ違いすぎてわからない

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真実の目

混沌とした、複雑に絡み合ってしまった球体の中で、溢れ出した情報はどこに流れ着くものなのか。
青い星の、70億人の脳に話しかけ、漂着するなら、そこかしこの人の脳にインプットされるべきモノが、あからさまに遮断され、捨てられる。
管理されたのではない。まず始めに、管理したい者が操作するのだ、諸君。
秩序は誰が保とうとして始まるのだろうね。
ルールは誰が決めるのだろうね。
自由という名の自由になり得ない秩

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しもべ

私は泳ぐ
時間の中を
思惑の中を
希望の先を

私は歩く
歓喜の中を
静寂の中を
未来の先を

何も求めず
救われる先の
愛する人の幸を
静かに祈る

生きていてくれる限り
私はあなたのしもべ
誰にも気付かれず
愛を贈る
静かに
静かに

幸福と時間

自分が今幸せなのか、イマイチ分からない。確かに眠る家もあるし、家族もいる。日々食事もできる。こうして、自分の時間の中で言葉を綴ることもできる。

ただ、何か心の中にわだかまりがあって、上手く先に進めないような、引っかかりの中で生きているような気がしてならない。自分の人生に余計な虫食いがあるような・・・そんな感じ。

人には何種類かで区分けできる人種が存在する。私見だけど。

自分の事を一番に考える

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年金問題

あーあ。とうとうこんな話に手を出してしまう。いや、「こんな」ではないな。とても重要な問題で、日本は産業が息づいてきた時から、ある意味一律の制度が出来上がり、60歳で定年、その後年金制度に移行して、「生活基盤に心配はない」が、一定水準化していたのは確かだ。

長く1つの会社にとどまり、貢献し、退職と同時に年金が保証され、老後の生活に苦労する事なく、余生を送れるというシステム。

長くこの制度は生きて

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訓練

朝の界隈は、ウグイスの声を浴びる。4月のウグイスはまだまだひよっ子で、デビュー前の半人前の唄歌い。でも、この1ヶ月の間にみるみる成長して、今ではいっぱしの唄使いだよ。今朝、あちこちから聞こえるウグイスの声なんて、美声そのものだった。日々訓練あるのみ。

そして、ウグイスの声を聞くだけで、背中が妙にピンとするのは何故だろう。

訓練といえば、ここに書く文もある意味訓練なのだが、私は創作の同人誌に所属

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遠い昔の夜に

君はもう寝ているかい
窓の外
月が見てる
横たわった僕の足に
反射した光が染み込んで
薬みたいに作用し始める

脳の中が燃えるみたい
起き上がって
言葉を探したくなる
君が起きていたら
そのまま伝えたくなる
僕の言葉

月明かりを借りて
君の肌に作用して
まだ君が起きていたなら
ふらふらと誰もいない道を
歩き出すかな
月明かりを借りて
君の鼓動で動かして
まだ君が憶えているなら
ふらふらと僕の元へ

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差別について

その昔、友達とフロリダに旅行に行ったことがある。割と治安の良い場所で、その日は友達と外食して映画でも見ようという事になった。

近くのモールまでは歩いて5分とかからない。昼間なのとホテルがいくつか建ち並ぶ観光地なので、歩いて出かけた。途中の小さな池は隣のホテルの池で、小魚や亀が泳いでいるのが見える。草むらにうさぎがいるなど、ちょっと日本では考えられない。日本で野うさぎが普通にその辺にいたら、すぐさ

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魔法も自分で作り出す

ちょっと嫌な事があった。ズンと凹んでいる。自分は悪くないという自負はあるが、当事者でない周りの反応に、いたたまれない気持ちになっている。

それは一気に、言葉ではない不穏な空気を感じ取れるようになるからだ。人というのは自分も含めて面倒くさい生き物で、一度気にするとその考えに囚われる性質があり、正に今、自分が囚われの身になっている。鎖や足枷など付いていないのに、気持ちが縛られている。

何日もその囚

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どなたか親切な方へ

電車に乗っている。都心の電車に揺られていると、過去に乗ったローカルな電車には、最近全く乗っていないと気付く。時間が、今では足りない自分がいる。過去の私と今の私、1日の時間は同じはずなのに、何かに縛られている。お金などではない。もっと、形に表されない、人と人との繋がりなどに生じる見えない鎖のような存在だ。

かつては、時間は無限にあるような錯覚を起こしていた。学ぶ時を経ても、学べていない自分が、時間

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血の潮

僕の動揺は波打つ血の潮
君の発する言葉のパルスが
鋭い剣になったとして
同じ世界で生きていたら
受け止めた心臓が
赤く染まって
波打つ血の潮扱いきれない情熱を
受け止めたら
動悸がしてきた
金魚鉢を二つ並べて
干渉し合わないよう
それぞれに入ろう
僕らは一つずつ
世界を築ければ
動悸も動揺も無縁にできる望遠鏡から覗く星くらい
届く光がチラつくくらいに
懐かしむのがちょうど良い血潮を浴びたら
苦しく

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帰郷予定の長談話

先日、従妹に向けて「やぁ、元気?」とラインを送り、近々そちらに久しぶりに行くよと連絡した。10年以上、ご無沙汰している。

行く行く詐欺みたいに、行くつもりの予定を何度も更新し、やっと重い腰が上がった。実際、一人で行くには躊躇したくなる。親戚が多すぎて、ひと所にだけ挨拶に行くのは不義理になるからだ。一人であちこちの親戚に顔を出し、挨拶をこなすのは荷が重い。そして、遠方の田舎に単身行くのは(そこはか

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春になったから

とある大きな公園に愛犬と家人とで出かけた。

薄陽が射す穏やかな日。本日予定していた場所が渋滞のため、いつ現地に到着するか分からず、急遽場所を変更した。そのくらい緩い方がいい。日帰りの緩い遠出は、予定が予定でなくなるのも、また楽しいものだ。

何の事はない、実は私が新緑を欲しがっていた。マイナスイオンを浴びたいなどとは言わない。草や木、土の匂いがただ恋しかった。それを言わずして、「たまには愛犬に広

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