とらつぐみ

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更新は月に一度。月のはじめにまとめて更新されます。話題はアニメ、ゲーム、映画、その他です。 声をかけたい人はFacebookで。 Facebook→https://www.facebook.com/toratoratoratugumi 最近はFacebookによくいます。

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    読んだ本の紹介と感想です。

記事一覧

3月19日 未来の社会では、人間は自尊心を維持できるか?

 私は去年末から今年初めまでの2ヶ月間、創作の活動資金が枯渇してしまったために、工場で働いていた。この工場は世界的にもよく知られていた企業なので、かなりお給料が…

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2024年5月 コスプレネタ写真・3 【ボーカロイド】

 今月のコスプレは「VOCALOID」の、誰かです。  前回もお話ししたけど、掲載されている画像は「本物」ではありません。「創作」です。確かにベースは私であるのは間違い…

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3月12日 手首に巻いた振動で、触感を与える技術。次世代ゲーム機にも搭載される?

 これは面白い技術。手首に巻いたフィルムが振動を起こし、手に何かを持っている感触などを再現する技術……だそうだ。自分が触れたものの感触を相手に伝えることもできる…

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映画感想 MEN 同じ顔の男たち

 だいたいの男は同じ顔をしている。  久しぶりにちょっと「クセものホラー」です。『MEN 同じ顔の男たち』は2022年公開のホラー映画。アメリカ映画だが、舞台とな…

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映画感想 ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り

 どこか懐かしい、ファンタジー・エンタメ作品。  『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』の歴史は長く、今もって現代の創作史において重要な位置づけにある。  私たち…

とらつぐみ
10日前
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映画感想 ジョン・ウィック4:コンセクエンス

 犬を連れている奴に慈悲を!  『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は2023年に劇場公開された。2014年に『ジョン・ウィック』シリーズが始まって実に9年。前…

とらつぐみ
13日前
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映画感想 ヴァチカンのエクソシスト

 エクソシストは語る。悪魔は実在する――と。  2023年、日本でもなかなかのヒットとなったホラー映画『ヴァチカンのエクソシスト』が早くもAmazon Prime Videoに登…

とらつぐみ
2週間前
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ゲーム感想 INSCRYPTION

 えー今回の感想文ですが……残念ながらクリアできなかったゲームです。クリアを断念しちゃった理由を含めて、話を進めていきます。  まずゲームの概要から。  その前…

とらつぐみ
2週間前
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2月1日 「猥褻」という考え方を捨てて性文化について考える。

 日付がおかしくなっているけど気にせずに。この日の前日、『裸はいつから恥ずかしくなったのか』『夜這いの民俗学』という2つの読書感想文を書き終えて、その2つのブロ…

とらつぐみ
3週間前
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読書感想 夜這いの民俗学・夜這いの性愛論/赤松 啓介

 かつての「性の営み」とはどんなものだったのか。そこに日本人の本当の姿あったのかもしれない。  「村」はその開発者と子孫が中心になって運営される。後に移住してき…

とらつぐみ
3週間前
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読書感想 裸はいつから恥ずかしくなったのか――「裸体」の日本近代史/中野明

 歴史家すら忘れていた、かつてあった日本人の風習。  それはとある1枚の絵から始まった。その絵とはこちらの作品である。  『下田公衆浴場図』という作品で、描いた…

とらつぐみ
3週間前
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読書感想 天狗にさらわれた少年

 少年の語る物語は真実か、ホラ話か?  近代以前の日本には“変な話”が一杯あった(いや、日本以外にも変な話は一杯あったが)。例えば村から人が行方不明になり、どこ…

とらつぐみ
4週間前
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2月25日 ベーシックインカムを導入しても怠け者は生まれない。

 ……ですって。  記事には、実はベーシックインカムは最近急に出てきた議論ではなく、これまでに何度も議論され、しかも実験もされていた……という。  ……知らなかっ…

とらつぐみ
1か月前
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2024年4月 コスプレネタ写真・2 【暁美ほむら】

 今月もコスプレネタ写真は暁美ほむらさんです。2ヶ月分撮影しているので、衣装もウィッグも変化無しです。  先月もお話ししたけれど、大事なことなので強調するけど、…

とらつぐみ
1か月前
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2月14日 人間の脳はドアをくぐった瞬間にリセットされる――『ドアウェイ効果』

 あーあるある😅  「そうだ、あれやっておこう」って思って部屋に入った瞬間、記憶が飛ぶ。あれって【ドアウェイ効果】って名前があったんだ。  ここから私の個人的な…

とらつぐみ
1か月前
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2月5日 コナミがアニメスタジオを作るそうです。その話を聞いて思ったこと。

 えー…コナミが独自にアニメーション会社を作りました……という話です。  私がアニメーターだった頃の話、コナミは業界の全アニメーターの「リスト」を作っていた………

とらつぐみ
1か月前
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3月19日 未来の社会では、人間は自尊心を維持できるか?

3月19日 未来の社会では、人間は自尊心を維持できるか?

 私は去年末から今年初めまでの2ヶ月間、創作の活動資金が枯渇してしまったために、工場で働いていた。この工場は世界的にもよく知られていた企業なので、かなりお給料がよく、短期間のバイトだが、そこそこお金を稼げることができた。本当はもっと資金が必要で、もともとのプランではあと何ヶ月か工場バイトを務める予定だったのだが……わずか2ヶ月で気持ちが折れてしまった。
 というのも、仕事内容があまりにも単調作業す

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2024年5月 コスプレネタ写真・3 【ボーカロイド】

2024年5月 コスプレネタ写真・3 【ボーカロイド】

 今月のコスプレは「VOCALOID」の、誰かです。

 前回もお話ししたけど、掲載されている画像は「本物」ではありません。「創作」です。確かにベースは私であるのは間違いないけど、加工アプリや、さらにペイントソフトで加筆修正したもので、「私をベースにした創作物」という状態のものになっています。

 というわけで、「とらつぐみはこういう顔をしているんだ」……ではありません。こんな綺麗な顔してたらいい

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3月12日 手首に巻いた振動で、触感を与える技術。次世代ゲーム機にも搭載される?

3月12日 手首に巻いた振動で、触感を与える技術。次世代ゲーム機にも搭載される?

 これは面白い技術。手首に巻いたフィルムが振動を起こし、手に何かを持っている感触などを再現する技術……だそうだ。自分が触れたものの感触を相手に伝えることもできるそうだ。

 こちらの動画も紹介しておこう。

 2年前に発表された動画。手首に巻いたセンサーで、手の動きを感知する……という技術。VRでは手の動きでウインドウを開いたり選択したりするけど、従来の仕組みだと肝心の手の動きを正確に読み取ってく

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映画感想 MEN 同じ顔の男たち

映画感想 MEN 同じ顔の男たち

 だいたいの男は同じ顔をしている。

 久しぶりにちょっと「クセものホラー」です。『MEN 同じ顔の男たち』は2022年公開のホラー映画。アメリカ映画だが、舞台となっているのはイギリス。監督・脚本はアレックス・ガーランド。アレックスは小説家としてキャリアをスタートさせ、映画にもなった『ザ・ビーチ』の原作小説を執筆している。その後『28日後…』の脚本で映画の仕事に関わるようになり、『わたしを離さない

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映画感想 ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り

映画感想 ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り

 どこか懐かしい、ファンタジー・エンタメ作品。

 『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』の歴史は長く、今もって現代の創作史において重要な位置づけにある。
 私たちが「ファンタジー」と呼ぶものの元素的イメージは、第1にはJ・R・R・トールキンによる偉大なる創作『指輪物語』が原点であるが、もう1つ原点と呼べる作品が『ダンジョンズ&ドラゴンズ』だ。
 歴史の始まりはゲイリー・ガイギャックスが失業中だっ

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映画感想 ジョン・ウィック4:コンセクエンス

映画感想 ジョン・ウィック4:コンセクエンス

 犬を連れている奴に慈悲を!

 『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は2023年に劇場公開された。2014年に『ジョン・ウィック』シリーズが始まって実に9年。前作の後、パンデミックの影響でしばし休止期間を挟んだが、第4作まで一気に駆け抜けた、という感がある。
 制作費は1億ドル。興行収入は4億2900万ドル。ここで1作目からの制作費とRotten tomatoでの評価を振り返ってみよう。

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映画感想 ヴァチカンのエクソシスト

映画感想 ヴァチカンのエクソシスト

 エクソシストは語る。悪魔は実在する――と。

 2023年、日本でもなかなかのヒットとなったホラー映画『ヴァチカンのエクソシスト』が早くもAmazon Prime Videoに登場! あのアクション俳優・ラッセル・クロウがエクソシストを演じる。この配役からすでに面白いのだけど、日本で話題になったのはプロデューサーのジェフ・カッツ。日本語に通じたプロデューサーで、本作が日本で劇場公開されたとき、S

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ゲーム感想 INSCRYPTION

ゲーム感想 INSCRYPTION

 えー今回の感想文ですが……残念ながらクリアできなかったゲームです。クリアを断念しちゃった理由を含めて、話を進めていきます。

 まずゲームの概要から。
 その前作である2018年の『The Hex』からお話しは始まる。制作者のダニエル・マリンズはゲームクリエイターのイベントである『ゲームジャム』に参加。このイベントは48時間のあいだに1本のゲームを制作し、その優劣を競う……というものだが、このイ

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2月1日 「猥褻」という考え方を捨てて性文化について考える。

2月1日 「猥褻」という考え方を捨てて性文化について考える。

 日付がおかしくなっているけど気にせずに。この日の前日、『裸はいつから恥ずかしくなったのか』『夜這いの民俗学』という2つの読書感想文を書き終えて、その2つのブログでも書き切れていないことをここで補完しようと……そうやって立ち上げた記事である。

 前回のお話しはこちら。

 さて、どこから考えるべきか。
 隙を生じさせぬ二段構え……ネットのスラングにこういう言葉があるが(今でのあるのかな?)、まさ

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読書感想 夜這いの民俗学・夜這いの性愛論/赤松 啓介

読書感想 夜這いの民俗学・夜這いの性愛論/赤松 啓介

 かつての「性の営み」とはどんなものだったのか。そこに日本人の本当の姿あったのかもしれない。

 「村」はその開発者と子孫が中心になって運営される。後に移住してきた人や、その子供は「村入り」しないと村人とは認められなかった。子供は宮参りすると村人として認められ、初詣(はつもうで)を見物に来た子供達に菓子や文房具などを配って、「子供組」に入れてもらう。
 子供組は12歳か、14歳になると子供組の「頭

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読書感想 裸はいつから恥ずかしくなったのか――「裸体」の日本近代史/中野明

読書感想 裸はいつから恥ずかしくなったのか――「裸体」の日本近代史/中野明

 歴史家すら忘れていた、かつてあった日本人の風習。

 それはとある1枚の絵から始まった。その絵とはこちらの作品である。

 『下田公衆浴場図』という作品で、描いたのはドイツ人画家のヴィルヘルム・ハイネ。描かれた年代は1854(安政元)年である。歴史に詳しい人はこの年号を聞いてピンと来るかと思うが、この前年、ペリーが艦隊を引き連れて江戸に来航した。そんな年に日本の銭湯を描いた西洋画……ということか

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読書感想 天狗にさらわれた少年

読書感想 天狗にさらわれた少年

 少年の語る物語は真実か、ホラ話か?

 近代以前の日本には“変な話”が一杯あった(いや、日本以外にも変な話は一杯あったが)。例えば村から人が行方不明になり、どこを探してもいない。なのに1ヶ月や2ヶ月がすぎて、突然屋根の上に現れる。今までいったいどこへ行っていたんだ? と尋ねると「天狗と一緒に旅をしていた」と答える。こんな感じに今となっては真偽不明、現代的に解釈しようとしてもなんだかよくわからない

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2月25日 ベーシックインカムを導入しても怠け者は生まれない。

2月25日 ベーシックインカムを導入しても怠け者は生まれない。

 ……ですって。
 記事には、実はベーシックインカムは最近急に出てきた議論ではなく、これまでに何度も議論され、しかも実験もされていた……という。
 ……知らなかった。
 1969年のアメリカで、あるいはコロナ禍のアメリカで、2017年にフィンランドで、2016年にケニアで……意外といろんなところでベーシックインカムの実験ってやっていたんだなぁ。
 「ベーシックインカムなんぞ導入すると、人々は怠けて

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2024年4月 コスプレネタ写真・2 【暁美ほむら】

2024年4月 コスプレネタ写真・2 【暁美ほむら】

 今月もコスプレネタ写真は暁美ほむらさんです。2ヶ月分撮影しているので、衣装もウィッグも変化無しです。

 先月もお話ししたけれど、大事なことなので強調するけど、写真に写っている人物は存在しません。完全なる「創作」の一つとして公開しています。確かにベースは私だけど、加工アプリを使いまくって、架空のキャラクターを作った……というのがここで発表している写真です。

 もう一つ大事なお話……。
 私の年

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2月14日 人間の脳はドアをくぐった瞬間にリセットされる――『ドアウェイ効果』

2月14日 人間の脳はドアをくぐった瞬間にリセットされる――『ドアウェイ効果』

 あーあるある😅
 「そうだ、あれやっておこう」って思って部屋に入った瞬間、記憶が飛ぶ。あれって【ドアウェイ効果】って名前があったんだ。

 ここから私の個人的な経験の話をするんだけど、どうやら人間は「意識」が切り替わった瞬間、脳内にインプットしていた内容をリセットする……という習性があるんじゃないか、という説を考えている。
 例えば、ものすごく集中して物事を考えていたけど、その集中が一瞬途切れ

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2月5日 コナミがアニメスタジオを作るそうです。その話を聞いて思ったこと。

2月5日 コナミがアニメスタジオを作るそうです。その話を聞いて思ったこと。

 えー…コナミが独自にアニメーション会社を作りました……という話です。

 私がアニメーターだった頃の話、コナミは業界の全アニメーターの「リスト」を作っていた……という話を聞いたことがある。私の先輩はそのリストを直接見て、自分の名前もあった……と話していた。
 ……私の名前もあったのだろうか?
 この話も十数年前の話になるから、今もリストがあるのかどうかわからない。とにかくも、コナミは実は意外とア

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