飄螺

社会人。思考の切れ端を記録します。

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記事一覧

「ジャケ鑑賞」でいいじゃない

最近の趣味は映画鑑賞だ。 しかしそれは最近の話で、昔はむしろ映画が苦手だった。 そもそも映画館が苦手。 大きな音が苦手だし、映画館に入った途端に音が吸収されるあの…

飄螺
2か月前
9

誰かが私の投稿をシェアしてくれたみたいなのだけど、その通知の表示を条件反射で消してしまった、、、、その人の投稿読んでみたかった

飄螺
3か月前

chatGPTにテストは作れるのか?

さてさて、最近話題のchatGPTについての話。 chatGPTのもたらす影響は計り知れない。読書感想文や作文、大学のレポート、就活のESまでもあまり意味をなさなくなってくるん…

飄螺
1年前
3

悩みはないけど胸が苦しい

辛い悩みを抱えているわけではないけれど、すごく胸が苦しくなるのはなぜなのか。 24歳、社会人1年目、女。料理が趣味。 最近東京で一人暮らしを始める。 特に不自由なく…

飄螺
1年前
3

哲学とはアドリブである

「哲学とはアドリブである」 私が大学で一番お世話になった先生はいつもこのように言っていた。 この言葉は「哲学とはなんたるか」いわば哲学の中身を指すというより「哲学…

飄螺
1年前
13

人間としての食事

食事は科学ではなく、文化である。 そう考えるようになったのは最近のことだ。 社会人になり筋トレに目覚めた健康オタクの私は、よく筋トレ系YouTubeの動画を見るようにな…

飄螺
1年前
7

恋だの、愛だの、結婚だの

結婚とは日常であり、恋愛は非日常である。 愛の有無はまた別の話な気がする。 この人となら生活を営むことができそうと思うならば、結婚相手としてそれで良いのだと思う。…

飄螺
2年前
44

「一人」か、「独り」か

以前Twitterか何かで「一人は好きだけど、独りにはなりたくない」という投稿を見た。 なるほど、面白い。 軽くネットで調べたところ、両者は基本的に同義だ。だが、「一人…

飄螺
2年前
6

彼は宇宙人かも知れない

少し前に彼の家に泊まった時のことだ。 私たちはシングルベッドに身を寄せ合って寝ていた。夜中に突如、隣で寝ていた彼が体を起こして大きな声で寝言を言い始めた。 寝言を…

飄螺
2年前
7

名前を改め、飄螺と申します。

見出しの通り、このたび名前を改めることに決めた。改めまして、飄螺 ひょうら です。 名前を考えるというのは案外難しい。 「わたし」(前までの名前)というのも、なかな…

飄螺
2年前
8

「おしいれ」の記憶

「押し入れ」という言葉を聞くと、ある記憶が決まって思い出される。 「押し入れに入れるよ!!!」 母はよく、こう言って叱っていた。 理由はさまざまで、覚えているのは…

飄螺
2年前
10

卒論おわりません!!!!
卒論の進捗が生まれず徹夜をする世の中の全ての大学四年生に幸(進捗)あれ!
それ以外の人はわたしに元気をくれ、、

飄螺
2年前
4

理性的恋愛

恋は盲目というが、私の場合はどうなんだろうか。 来る明日、卒論をほっぽって私はバイトの後輩と出かける。 プラネタリウムのカップル専用のシートで人工の星を眺めるの…

飄螺
2年前
74

タイトル ゆめうつつ

胸騒ぎがする。 何か忘れている気がする。 それはとても重要なことで、僕の人生に大きく関わる何かだった。でも何か思い出せない。 身体を起こし、ベッドから降りる。 部…

飄螺
2年前
21

家にいながら旅に出よう

大学生活最後の夏休みが始まった。 コロナ禍で旅行のみならず、外出もままならない。計画してたドイツ二ヶ月滞在生活は破綻、国内一人旅もどうなることやら…といった感じ…

飄螺
2年前
5

今更告白をした話

好きな彼に振られた。 先日、深夜に密かに好きだった人に告白した。 密かに好きというというより、ダラダラと好きがくすぶっていた人といった方が正しいのかもしれない。 …

飄螺
2年前
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「ジャケ鑑賞」でいいじゃない

「ジャケ鑑賞」でいいじゃない

最近の趣味は映画鑑賞だ。
しかしそれは最近の話で、昔はむしろ映画が苦手だった。
そもそも映画館が苦手。
大きな音が苦手だし、映画館に入った途端に音が吸収されるあの感覚とか、No More 映画泥棒の非人間的な見た目と動きとか、全部ダメで、それでも昔はバッグを前に抱いて、手をぎゅっと握りしめてなんとか耐えて観ていた。

ある日、グレイテストショーマンの映画を観た時に、怖いシーンでも不吉なシーンでもな

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誰かが私の投稿をシェアしてくれたみたいなのだけど、その通知の表示を条件反射で消してしまった、、、、その人の投稿読んでみたかった

chatGPTにテストは作れるのか?

chatGPTにテストは作れるのか?

さてさて、最近話題のchatGPTについての話。
chatGPTのもたらす影響は計り知れない。読書感想文や作文、大学のレポート、就活のESまでもあまり意味をなさなくなってくるんじゃないだろうか、などと思う。先日の東大の入学式の総長式時でも言及がなされたほどである。
テストの作成を行う私の働く会社でも、活用してみようかということになり、どんなものに活用できるのか模索している最中である。

実際に使っ

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悩みはないけど胸が苦しい

悩みはないけど胸が苦しい

辛い悩みを抱えているわけではないけれど、すごく胸が苦しくなるのはなぜなのか。

24歳、社会人1年目、女。料理が趣味。
最近東京で一人暮らしを始める。
特に不自由なく、そつなく暮らしている。
自分のキッチンを持つのが夢だった。
冷蔵庫、ガスコンロ、お鍋たち。戸棚をあければ雑多に並ぶ調味料、酒、野菜。
ミニマリストとは程遠い。でもこれが私が確かに存在している証である。
一日の大半をキッチンで過ごして

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哲学とはアドリブである

哲学とはアドリブである

「哲学とはアドリブである」
私が大学で一番お世話になった先生はいつもこのように言っていた。
この言葉は「哲学とはなんたるか」いわば哲学の中身を指すというより「哲学とはどうあるべきか」すなわち哲学の形式を指すものであろう。

最近、哲学はこうじゃないかと思うことがしばしばある。
常に本を読む仕事をしている折、様々な文章の情報が契機となって私の思考が触発されることがよく起こるようになった。こうしたこと

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人間としての食事

人間としての食事

食事は科学ではなく、文化である。
そう考えるようになったのは最近のことだ。

社会人になり筋トレに目覚めた健康オタクの私は、よく筋トレ系YouTubeの動画を見るようになった。
彼らのストイックさは本当にすごい。
筋肉マッチョのことを「筋肉バカ」「脳筋」などと言うのを耳にするけれど、強靭な肉体に仕上げるのには単に気合だけでは不可能である。
食事からトレーニングに至るまで彼らの生活は何もかも計算し尽

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恋だの、愛だの、結婚だの

恋だの、愛だの、結婚だの

結婚とは日常であり、恋愛は非日常である。
愛の有無はまた別の話な気がする。
この人となら生活を営むことができそうと思うならば、結婚相手としてそれで良いのだと思う。
やれデートがどうの、プレゼントがどうの、非日常のそれらは結婚とは関係ない話だ。

私は日常を共に過ごすパートナーが欲しい。今付き合っている彼とは、そんな関係になれるだろうか。それはおそらくノーだ。
恋愛と結婚はちがう。前にも書いたが、恋

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「一人」か、「独り」か

「一人」か、「独り」か

以前Twitterか何かで「一人は好きだけど、独りにはなりたくない」という投稿を見た。

なるほど、面白い。
軽くネットで調べたところ、両者は基本的に同義だ。だが、「一人」は単に人数に焦点を当てた表現なのに対し、「独り」は主体の印象が伴う場合が多いようだ。私が見た投稿の場合、「独り」というのは「孤独」の印象と相まって、「独りぼっち」などの寂しい印象が強いように思われる。「一人の時間は大事だけれど、

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彼は宇宙人かも知れない

彼は宇宙人かも知れない

少し前に彼の家に泊まった時のことだ。
私たちはシングルベッドに身を寄せ合って寝ていた。夜中に突如、隣で寝ていた彼が体を起こして大きな声で寝言を言い始めた。
寝言を言うこと自体は何の問題もないよくある話である。しかし、彼の場合は一点だけ気になることがあった。

寝言がそもそも言葉になっていなかった。

もし今、このnoteに彼の寝言を表記するならば、

「jぱö×s€、μddが⭐︎iβmn!!!」

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名前を改め、飄螺と申します。

名前を改め、飄螺と申します。

見出しの通り、このたび名前を改めることに決めた。改めまして、飄螺 ひょうら です。

名前を考えるというのは案外難しい。
「わたし」(前までの名前)というのも、なかなか思いつかなくて適当に付けたものだ。
どうせすぐ飽きるかなぁなんて思って始めたnoteだけど、案外こうして考え事を言葉にするのが楽しい。投稿が増え、ありがたいことに沢山の方に読んでいただくなかで、この当たり障りのない適当に付けた名前を

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「おしいれ」の記憶

「おしいれ」の記憶

「押し入れ」という言葉を聞くと、ある記憶が決まって思い出される。

「押し入れに入れるよ!!!」
母はよく、こう言って叱っていた。
理由はさまざまで、覚えているのは悪戯した時やご飯をあまりにもゆっくり食べている時など。
小さい頃の私はおっとりマイペース、かつ自分の世界に没頭してしまうタイプで、よく母親を困らせていたようだ。

確かに「押し入れに入れる」というのは、よくある罰のように思われる。一部の

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卒論おわりません!!!!
卒論の進捗が生まれず徹夜をする世の中の全ての大学四年生に幸(進捗)あれ!
それ以外の人はわたしに元気をくれ、、

理性的恋愛

理性的恋愛

恋は盲目というが、私の場合はどうなんだろうか。

来る明日、卒論をほっぽって私はバイトの後輩と出かける。
プラネタリウムのカップル専用のシートで人工の星を眺めるのだ!

出会いはバイト先で、相手は2個下の後輩。
前はお互いに敬語で話をしていたけど、最近仲良くなって今ではお互いタメ口で話している。一緒に帰ったり電話もするようになった。

でも後輩は彼氏ではない。
お互いに惚れているのは確かだけど、私

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タイトル ゆめうつつ

タイトル ゆめうつつ

胸騒ぎがする。
何か忘れている気がする。
それはとても重要なことで、僕の人生に大きく関わる何かだった。でも何か思い出せない。

身体を起こし、ベッドから降りる。
部屋を出て、階段を降りていく。
何も変わったことはない。いつも通りの僕の家だ。でもこの "いつも通り" が、妙に僕の胸をざわつかせるのだった。

「おはよう」と母が言い、朝食を出す。いつも通りの朝の挨拶に、いつも通りの朝食だ。
胸のざわつ

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家にいながら旅に出よう

家にいながら旅に出よう

大学生活最後の夏休みが始まった。
コロナ禍で旅行のみならず、外出もままならない。計画してたドイツ二ヶ月滞在生活は破綻、国内一人旅もどうなることやら…といった感じで、なかなか悔しい夏休みだ。

この前、仲の良い哲学コースの友人と会った。
もっぱら話は卒論の話で、私も彼女も近代の哲学者を扱う予定だ。私は卒論に向けて本を読んだり色々としていたわけだが、なかなか進捗に結びつかない。この時代といえば共産主義

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今更告白をした話

今更告白をした話

好きな彼に振られた。
先日、深夜に密かに好きだった人に告白した。
密かに好きというというより、ダラダラと好きがくすぶっていた人といった方が正しいのかもしれない。

サークルが一緒だった。
同じチームで、よく彼の作業を手伝っていた。
大学二年になる頃には、映画を観に行ったり、洋服を買いに行ったり、二人で出かける仲になっていた。あぁ好きだなと思って、近いうちに告白するつもりだった。
その矢先に彼に彼女

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