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「かわいい」が苦くてたまらなかったころの話。
私に最初にコーヒーを飲むことをすすめたのは、細くて折れそうなぐらい華奢でかわいい女の子だった。
私の記憶に残る彼女はいつもフレッシュネスバーガーのお洒落な緑の映えるカップを手にしていた。決まって中身はブラックコーヒー。カフェインを取らないと眠くなるからって言っていたような気がする。
マックとかモスとかじゃなくて珍しかったから、鮮明に覚えている。それから今はもう廃盤になってしまった「ラップサンド
傍で歩み続ける物語ー『にくをはぐ』に揺さぶられてー
『にくをはぐ』とそのSNSでの感想を通していくつかその人について思い出したことがある。
私には十数年の長い付き合いになる元の体が女性のトランスジェンダーの友人がいる。
普段はもう男性としか思えないのはここ最近の話。学生時代はよくいじめられていた。知っていて陰ながら庇ったこともあるし、知らないうちにいじめが起こっていたこともあった。
私自身良くも悪くもマイペースなうえに、自分自身も性別にさまよっ
2019を振り返って
やっと年末年始の休暇に入ったというのに、私ときたら3日間寝こけていて、今日になって色んなまとめを書き出した。それだから全部が少しずつになっているような気はしないではないけれど、とりあえずやってみる。帳尻合わせの得意な私らしい年末だ。
そもそも今年はnoteを始めた。自分の溜まっていく内面を書くつもりでいたら、すぐに昔の事を思い出せなくなってしまって、結果価値観が変わっていく私の進行形の悩みが多く
私は自分が体験したことしか信じられない、そんな人間だ。嫌なことも辛いことも全部私の中に生きている。
昔は優等生だった私の話をしよう。
すごく厭味ったらしい書き出しになっていることは百も承知だ。よく考えたら、よく考えなくても分かることかもしれないけれど、私が体験したことやせいぜい見聞きしたことぐらいしか私は書けないのだから、ないものねだりをしたって仕方ないと開き直り始めた。
私が優等生だったのは小学生までで、それより後は基本的に普通以下の落ちこぼれだったりもする。
勉強が出来ないと思ったこと
怖い夢をみた、私と彼の話。
大きな黒い赤い首輪をした犬が三頭繋がれていた。間には何の応答もしない人がそれぞれ三人立たされていた。私はその犬を一頭ずつ順番に殴っていった。
目のところだけを執拗に繰り返し。黒い犬たちは何も言わない。灰色の大きな石を持ち上げて落としたりもした。黒い犬たちはやはり騒ぎもしない。声帯がないのか鳴き声すらあげない。咬みもしないのは麻酔か何かなのだろうか。眼球が濁っていく。それでも黒い犬たちは焦点の合わ