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授業の様子㉔:グローバルスタディーズ学科
2023年の「グローバル・ビジネス論」(南了太担当)は、グローバルスタディーズ学科17名と人文学科3名の計20名が受講しました。男性11名、女性9名とジェンダーバランスの取れた構成となりました。昨年度は6名の受講だったので約3倍近くに増えたことになります。また、昨年度は人文学科の学生の受講はなかったので、その点でも変化がありました。
本授業は、グローバルスタディーズ学科で学ぶ専門科目です。「グロ
研究・調査の現場⑩:蜘蛛の巣上の無明 インターネット時代の身心知の刷新にむけて
編著を公刊しました。
電子テクノロジーが見逃してきた盲点を突き止める。
「蜘蛛の巣」を鍵言葉に、人類の想像力がいかに蜘蛛の巣状に連動し、それが従来の研究方法をいかに刷新するのか。また「蜘蛛の巣」というマトリックスに照らして現実を分析することがいかなる可能性を開くのか。電子媒体を「蜘蛛の巣」Webとして捉えることで、そこに潜む危険とも裏腹の将来像を、特定の専門分野の枠組みを横断して探求する。
授業の様子㉒:トビ立てフィールドへ
本学の国際文化学部グローバルスタディーズ学科では全ての学生は1年次に海外短期フィールドワーク、3年次に海外長期フィールドワークをすることになっています。
海外短期フィールドワークは現在2年生の学生らが去年2022年の夏4か所(セネガル、ベトナム、フィリピン、韓国)に出かけました。コロナの影響を考慮して一部の学生は、台湾とフィリピンはオンラインでも語学を学ぶ機会がありました。その時の学生ブロブは次
調査の現場⑧:グローバルスタディーズ学科
この連載には副題が付けられていませんが、今回は「調査地でテーマとテーマが出会うとき」を副題として書いてみたいと思います。これから調査を始めようとする学生の皆さんにはあまり参考にならないかもしれませんが、調査を続ける中で起こった研究の広がりを紹介したいと思います。しいていえば、関心のアンテナを広げることで、調査中に偶然起こる事件や調査対象者の行動が、とても興味深い現象に見えてくる、ということを感じ
もっとみる授業の様子㉑:グローバルスタディーズ学科
今回は、「授業の様子⑫」(2022年11月22日更新)の続きとして、応用演習の様子を紹介します。2022年10月17日から10月24日の京都新聞の記事を読んで関心をもったテーマについて調べ、発表しました。
まず、Hinaさんは、保育士の待遇が重労働の割に低く抑えられていることや、待遇が悪いことで心に余裕が生まれず園児に冷たく当たってしまう保育士の実態について紹介しました。そのうえで、保育士にまわ
授業の様子⑲:グローバルスタディーズ学科
今回は、グローバルスタディーズ学科の選択必修科目のひとつである「グローバルヒストリー概論」の授業の様子を紹介します。
「世界史」というと、「フランス史」「中国史」のように、「国家」を単位として、その歩みを時系列に沿ってたどる、いわゆる「縦の歴史」が想起されることが一般的でした。それに対して、世界の異なる地域同士の「横のつながり」を意識し、歴史的なできごとや考えなどが、世界的に広まったり、複数の地
調査の現場⑥:グローバルスタディーズ学科
生まれてはじめて(本当?)、原稿で遅刻しました。ブログの遅延で國分先生にご迷惑をおかけしました。今回はその言い訳です。大学の先生が何をしているのか、その内情のご報告も兼ね。学期末でまだ授業中でしたが、フランスの大学から不意に博士論文審査の要請が入り、出かけることになりました。出張届けも出さねばならないのですが、補講をするにも学部新課程はクオータ制なので、同一クオータの中で日程を取らねばならず、大学
もっとみる調査の現場⑤:グローバルスタディーズ学科
今年度の第3クオーター(2022年10月~11月)に、グローバルスタディーズ学科の2年生は全員「フィールドワーク方法論」という授業を受けました。今回は、この授業の一部と、授業で学生のみなさんが学んだ「方法」を実践した私の調査の一部を紹介します。
私自身が大学二年生であったころ、初めてのナイジェリアでのフィールドワークの前に当時の教員から教わったことは二つだけ、「日記を毎日つけること」と「現地の人
調査の現場④:グローバルスタディーズ学科
ミャンマー出身の私は、日本食は今や世界のグルメになりつつあると感じています。そのような思いに至ったのは、最近、出張したタイで発見した新しい日本食がきっかけです。
まず、バンコクのスワンナプーム国際空港で乗り継ぎのときにお店などを見て回っていたら、なんと見慣れた「おでん」ではありませんか。しかし、「おでん」は「おでん」でも日本で見慣れない具材がありました。例えば、「チーズ入り魚すり身」「チーズボ
授業の様子⑰:グローバルスタディーズ学科
今回は、「社会運動論」の授業を紹介したいと思います。教職科目になっているので、社会・公民の先生を目指す学生たちも履修している授業です。
この授業の目標は、日本や世界の様々な社会で問題になっていることは何か、またそれに対して社会をより良い方向に変えるためにどのような運動がおこってきたのかについて学び、また自分たちは今何ができるのかについて考えることです。今年度は7人と少人数のクラスになったので、グ