荒川和久/独身研究家・コラムニスト
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「この川を泳いで渡ったらお金をあげる」というのは政治じゃない
またこんな記事が出て、相変わらず財務省あがりの御用学者が何か言ってるのかと思いきや、国政政党の党首まで参加していて呆れた。
結論からいえば全く的外れの議論でしかなく、いちいち記事の内容に反論するのもバカバカしいのであるが、端的にこれに対して正しい指摘をしているヤフコメをご紹介したい(2728もの共感がされている)。
以上終わりにしてもいいのだが、それではあまりに無責任すぎるので、なぜ「第三子に
奴隷から「七転び八起き」で国を救った男の話
「人生、山あり谷あり」とはよく言ったもので、想定以上にうまくいくこともあれば、絶対に大丈夫だと慎重に堅実に進めていても思わぬ失敗をすることもある。結果としての成功失敗は、必ずしも本人の努力や運だけの問題ではない。
また、失敗しても復活できる者も確かにいる。だからといって、「失敗しても何度も挑戦すべきだ」と簡単に言えない。たった一度の失敗で終わってしまう者もいるからだ。こればかりは統計や確率論では
「出会う」ためにはまず「出る」ことが必要である
新海誠監督の「すずめの戸締り」が地上波で初公開されて、Xはその話題で持ち切りになっていた。たくさんのファンがいる中で、本作について私如きが考察をするのははばかられるのでやめておくが、この作品において私個人が感じた「とても大事なこと」について一点だけ書いておきたい。
それは、本作に何度も流れるひとつの言葉「いってらっしゃい」にもかかわるが、「出る」という行動についでである。
主人公岩戸鈴芽は自ら
見せたくないモノを見えないようにする
こちらの動画を見て、どのカップの中にモノがあるかをじっくり観察していただきたい。別に手品ではないのでちゃんと見ていれば100%当たるはず。時間のない人は1分15秒すぎくらいからみればいいと思う。
動画の中でネタバレしているが、ほとんどの人はここに出てくるアヒルの存在は見えなかっただろう(最初から知っていれば簡単にわかるのだが)。
元ネタは2004年にイグノーベル賞を受賞した有名な「見えないゴリ
利権に群がる政治家と我利業者が少子化を加速させる
久しぶりに呆れたニュースを見た。
毎年のように「今年がラストチャンス」とか言っているんだが、閉店セールといいながらいつまでも閉店しない店みたいなことしている場合か?
出生数が増えないことは、1990年代後半からゼロ年代頭にかけて第三次ベビーブームが来なかった時点で確定している。一人当たりの母親が産む子ども数が減っていないのに、全体の出生数が減り続けているのは、そもそも産む母体の数の減少「少母
フィンランドを見習うのであれば、ありのままの現状を見よう
一時期「少子化対策は北欧を見習え」みたいな話がものすごく流行った時期があって、Xで界隈が叫んでいるだけならまだしも、大新聞やテレビまでがそれを言いだしてうんざりしたことがある。
まず、事実を正確に認識することが大事。
世界最高レベルの子育て支援と言われてきたフィンランドでさえ出生率は1.26にまで激減している。1.26は2022年の日本の数値と一緒で、その時は「過去最低の出生率」とかでマスコミ