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なんだかんだいろいろあるよね、な記事

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日々過ごしているとなんだかんだいろいろありますよね。そんな中での私の気づきや学び・考えたことなどを綴った記事です。
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アルコールと家族

アルコールと家族

今から書くことは、もしかしたらちょっと重くなってしまうかもしれないけど、
もしかしたら共感する人もいるかもと思って、書いてみることにした。

私の家族には、アルコールに依存していると言って差し支えない状態の人がいる。

小学生の頃から、よくそのことで喧嘩になっている様を目にしてきたし、

今まで長年、その人は頻度に差はあるものの週に1度くらい?はかなり酔った状態で帰宅してくるような状況だった。

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当事者になるかもしれない、と想像してみること

当事者になるかもしれない、と想像してみること

中学生の頃から、犯罪者の心理をテーマにした小説に興味があった。

ニュースでは連日事件が報じられ、事件に加担した人は犯罪者として取り上げられ、非難される。

事件には被害者がいるので、加害者側が糾弾されることは当然と言えば当然だ。

そのことは当時の私も分かっていたと思う。

けれど、加害者も被害者も、どちらも人間だ。
だからそんなにシンプルな二項対立の図式で捉えることはできないのではないか、と何

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ゆっくりでいいんですよ。

ゆっくりでいいんですよ。

私は比較的、話し方や身体の動きがゆっくりしている方だと思う。

1つの質問に答えるにしても、
まずその質問の意図や、どう答えれば相手に自分の考えが伝わりやすいかなど色々考えてからになるので、
どうしても真剣になればなるほどに発言に時間を要することになる。

動作がゆっくりなのは、元々の運動神経と笑、
立ちくらみが起きやすい性質から急な動作が苦手なこと、あとはのんびりした気性によるものだと思う。

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マイナスな噂話で人と繋がろうとしたくないなあ。

マイナスな噂話で人と繋がろうとしたくないなあ。

人が継続して集まるところに、噂話はつきものなのではないか。

たとえば学校や職場、他にも複数人が定期的に集う場には、多かれ少なかれ噂話が発生する感覚がある。

私は以前、職場の人と久々に会った際、
「実は苦手な人とか、いた?」
という問いかけをされた。

それに対して、素直に
「うん、2・3人はいたよ~」と
返したが、

それで会話は終わらず、
「え、誰??」と詳しく尋ねられた。

その時思ったの

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「みなさんは優秀ですから」

「みなさんは優秀ですから」

状況にもよるが、言われると少し息苦しくなる言葉がある。

そのひとつが、タイトルにした
「みなさんは優秀ですから」だ。

これはよく枕詞として使われて、
その後には
「○○は既にご存知かと思います」
「○○を目指していっていただきたい」
などの台詞が続くことが多い。

この言葉は、文字だけ取れば誉め言葉のようにも思える。

なにせ、「優秀」と言われているのだ。

でも、それならなぜ私は息苦しさを感

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「今、できることをやろう。」

「今、できることをやろう。」

これは、私が中学生の頃に、
母がかけてくれた言葉だ。

当時、腹痛や頭痛などの体調不良の波に加え、
いろんなことを悩んでは苦しい時間を多く過ごしていた。

そんな私が母に不安や悩みを吐き出すと、
それを聞いてくれたあと、母は、
「今できること(あるいは、すべきこと)に集中しようか?」
と言った。

当時は、ただ不安に共感してもらって、
辛いね、きついねと
言ってほしかっただけのような気もする。

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「孤独は前提」ということば。

「孤独は前提」ということば。

日々を過ごす中で、何とも表現しがたい気持ちになることがある。

寂しい
むなしい
退屈
不安

がみんな合わさってぼんやりしたような。

それは、一人で過ごす時間がどうしても長くなる一人暮らしや、
あまり忙しくなくて時間に余裕がある時に感じやすくなる気がする。

でも、実家で家族と過ごしていても、

集団の中にいても、

変わらず感じることのある感情だと思う。

自分のことを想ってくれる家族や友達

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「一人の時間も大切なんです」を人嫌いだと誤解された話

「一人の時間も大切なんです」を人嫌いだと誤解された話

「私には、一人で読書をしたり、ただぼーっとしたりして過ごす、
 一人の時間も大切なんです。」

会社の上司に、私はかつてそう言った。

すると約一ヶ月後、再び上司と話をしていた時、

「あなたが前に『人が嫌い』って言っていたことが気になっていて・・・」
と言われた。

「え???」(当時の私の頭の中)

綺麗な誤解だった。
私は一言も「人が嫌い」だとは言っていないし、実際人が嫌いなわけではない。

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ショートケーキを食べながら涙が滲んだ話

ショートケーキを食べながら涙が滲んだ話

先日、地元の友人と1年ぶりくらいに会って、お茶をした。

1年も会っていなかったから、お互いの近況報告やそれに紐付くどーでも話などなど、話は積もっていた。

相手もこの1年の間いろいろあったと思う。
そして私にとっても、非常にいろいろな事があった。

以前の記事『あなたにしか分からない苦しみと、その辛さが和らいでいく可能性。』

で詳しく書いたのだが、私は心身の調子を崩していた。
もともと過敏性腸

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あなたにしか分からない苦しみと、その辛さが和らいでいく可能性。

あなたにしか分からない苦しみと、その辛さが和らいでいく可能性。

昨年の秋、私は体調を崩した。
きっかけは今もはっきりとは分からないし、もはや無理矢理こじつける理由もないと思っている。

ただ記憶にあるのは、辛かった日々のことだ。

お味噌汁と、煮魚と、小盛りのご飯。身体が弱っていても食べられそうなメニューに思えるが、それを食べてもやってくる、食後の吐き気。いつも1時間ほど続いた。

大学帰り、家までの道を歩いている途中に身体が鉛のように重くなり、一歩、一歩と足

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人との時間を楽しむため、私が考えたコツのようなもの

人との時間を楽しむため、私が考えたコツのようなもの

誰かと会ってお喋りをした後の家路。
「あー、やっと帰れる」という思いが、疲れと共に心に浮かぶことがある。

それはなにも、苦手な人と仕方なく会った後だけではない。
悲しいことに、何日も前から楽しみにしていた、久しぶりに会う友人とのお喋りの後であったとしても起こってしまう。

せっかく約束をして人と会うのに、つまらなさを感じたくはない。どうせなら、かねてからの楽しみな気持ちどおりに、いや欲を言えばそ

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当時はまるで「おうち時間」だった

当時はまるで「おうち時間」だった

小中学生のとき、学校を休みがちになった期間があった。
一般的に言われる「不登校」に近い状態だった。

この前、不登校経験者が当時の思いを語るテレビ番組が放送されていたとき、
私はなんとなく似た経験をした者同士のような、親しみを持った感覚でそれを見ていた。

しかし、
その人たちの、
「社会のレールから外れた感じがした」「普通と違う自分が辛かった」
といった発言を聞き、とても驚いた。

それはなぜか

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友と会ってさみしさを感じてたんだ

友と会ってさみしさを感じてたんだ

今日、友人と会った。

連絡を一番頻繁に取る存在なのに、
なのに、さみしい。

メッセージでも実際の言葉でも、

言葉を交わせば交わすほど。

自分の感じ方と、

その子の感じ方との差に。

既に歩き疲れている自分の体力と、

まだ歩き始めたばかりと言わんばかりにずんずん進むその子の体力との差に。

私は、さみしい。

どこかに、自分と似た感じ方をする人がいて、

完全にはわかり合えなくとも、

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あの人の人物像が、崩れていった夜

12月29日、夜。

無性にあの人のインスタを見たくなった。

あの人というのは、高校時代のクラスメイトのひとり。友人というほどの仲にはなれなかったが、関係が浅くて何も覚えていないという訳でもなく。

キュートな容姿で、いつもハツラツとしていた。英語も発音良く話した。そして何より、「掴みどころがなかった」。

人は常に明るくはいられないと思っていた(今も思っている)私は、その人の暗い部分を見たかっ

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