Maya

好きな記事にスキを伝える活動を気ままに進行中💁‍♀️ 伝えさせていただいた筆者の方、ありがと…

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好きな記事にスキを伝える活動を気ままに進行中💁‍♀️ 伝えさせていただいた筆者の方、ありがとうございます。 Xでも同様に、素敵な世界を楽しんでいます🌏

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    クラシック音楽の歴史や作曲家、作品について、哲学的な視点から分析し、その普遍性や深さを探求する和田大貴のnoteです。クラシック音楽について語り合えることを楽しみにしています。参加希望の方はマガジンの固定記事でコメントしてください。

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    字数制限のある中、なんとかまとめてみたシリーズです。さらっとしたい気分の時にいかがでしょう☕️?

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記事一覧

Sea breeze

君と同じ景色を見ていた 風の匂い 君の香は仄かな木蓮 聖者のような夜の波が行進する 砂地に月光りがひと差しする頃 流砂に模した見えない者達が蠢く 生きとし生ける…

Maya
2年前
124

何にも染まりたくないと思う。染まりたくなったら色味を分けてね、もちろん親しさが保証されている場合に。お互いにね。盛大な誤りで他者に依存して潰しにかかることを「愛」とかさ、違うんじゃない?己の醜さ弱さを認めるならともかくさ。安い戦略なんかつまらない。流されることなんかつまらない。

Maya
2年前
96

冬の俳句を一つ

白雪と跳ね舞う兎轟々と スノーモービルを兎でイメージしました。私は追いかけられない「兎さん」ですが、よろしくお願いいたします。乗れたら楽しいでしょうね🐰 「白雪…

Maya
2年前
108

終演

緞帳が降りる間際の舞台に 薄氷の割れた悲しみひとつ 誰の目にも留まらぬように 指の先から落として離そう スポットライトと 役者さんの黒、緑 衣装の足元ばたつく狭…

Maya
2年前
84

水ノ月

月陰に檸檬を 落とした 夜道に回る黄色 少し道に迷ったかな 川辺に映る月の元へ 時折月光の反射する丸い石と 真っ直ぐ伸びる草木の香を たどって 川の音に逢う 夜…

Maya
2年前
106

ショパン遺作 ラルゴ

 異国の教会で響くような、ただただ優しい眼差しのメロディを聴くととても落ち着きます。世界で活躍するピアニスト反田恭平さんが、この場所でこのピアノで演奏した空気感…

Maya
2年前
110

初秋

秋空の陽気 歩みを少し 進めてみて 小さな白いトトロを もし あなたが お探しなら そちらから手を繋いで来て いるかもね 優しい人は目に優しさが灯る 言葉を廃棄…

Maya
2年前
111

泡沫

青いドーム型の容れ物に 白いユリの花々 夜光虫の淡い光が優しく纏う 曖昧な境界が歪な線を引く 糸になって 繋がっていられるように そっと 鏡の波間に映るように …

Maya
2年前
103

太陽の火

手に入らないくらいの 赤がある 深くて一定でなくて 生命ある巨視的な 太陽の黒点 内部で核が燃え続けるような 誰も触れられない 手にできないような赤 ツツジ咲き…

Maya
2年前
106

A Dark Soldier Rises

【scene 1】 ディーゼル機関車が進む 燻した銀の色 黒煙に 闇の また闇 甲冑も同様 燻した銀の色 着たまま 顔も見せない 君を 傷付けないため  そう言っ…

Maya
3年前
96

白い人型

 眠りに落ちる前、静寂に意識が澄むのか、闇に視覚が遮断される分不思議なものが意識に入り込みやすいのか、映像として「何か」を捉えることが多い。動物さんだったり、も…

Maya
3年前
84

冷蔵庫

誰も信じてないよ 甘美な言の葉も そう、嘘だとは言わないまでも 今一瞬だけのもの 言葉は生もの 心は 瞬間冷却して 冷蔵庫に仕舞うといい あなたは明日 愛の…

Maya
3年前
117

揺れる月夜の波

魂があなたの側に行ったら 距離と地平線を越えて  ウイルスも入り込めない 後ろからそっと抱きついたら 気付くとあなたの胸に抱かれてた 暖かい日差し 心臓のリズム…

Maya
3年前
106

翡翠色と深い青

十勝(とかち)札内(さつない)川へお散歩へ 清流日本一に選ばれたことのある故郷の川です。 丸い、久しぶりに見た川原の石。 あともう少し。雪解けしたばかりの茶色の…

Maya
3年前
110

下弦の月

外は雨音 誕生の祝福 うめの花 真昼の 下弦の月 シンフォニー 「月のしずく」 より 🌸 🦅  🌸   🌸   🌸  🦅 🌸 これ、柴崎コウさんがRuiの名で歌…

Maya
3年前
85

魔女の森

そう 大人しく森にいる 水色のドレスで小鳥と歌う オーガンジーの 花と緑 揺れる 木漏れ日の和声 春の詩 泉は 健やかに 流れるように 湧くでしょう 白いライオ…

Maya
3年前
87
Sea  breeze

Sea breeze

君と同じ景色を見ていた

風の匂い

君の香は仄かな木蓮

聖者のような夜の波が行進する

砂地に月光りがひと差しする頃

流砂に模した見えない者達が蠢く

生きとし生けるものは皆

脈打つ波のような

鼓動の細微と手を繋ぐ

君となら

肌に触れて映る月の碧さを

詠むことも

髪を撫でて砂が落ちる一粒を

愛でることも

望んでいるよ

嵐の日には無事を祈る

帆船のマストはボロ生地同然でも

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何にも染まりたくないと思う。染まりたくなったら色味を分けてね、もちろん親しさが保証されている場合に。お互いにね。盛大な誤りで他者に依存して潰しにかかることを「愛」とかさ、違うんじゃない?己の醜さ弱さを認めるならともかくさ。安い戦略なんかつまらない。流されることなんかつまらない。

冬の俳句を一つ

冬の俳句を一つ

白雪と跳ね舞う兎轟々と

スノーモービルを兎でイメージしました。私は追いかけられない「兎さん」ですが、よろしくお願いいたします。乗れたら楽しいでしょうね🐰

「白雪と」は「白深く」にした方が「兎」との季重なりが無くセオリー通りなので迷いました。本当は「白雪と」に代わるもっといい語があるのでしょうね。俳句は深いです。興味深くて楽しくて。参加の機会を与えていただき沙々良まど夏様をはじめ、企画運営に携

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終演

終演

緞帳が降りる間際の舞台に

薄氷の割れた悲しみひとつ

誰の目にも留まらぬように

指の先から落として離そう

スポットライトと

役者さんの黒、緑

衣装の足元ばたつく狭間に

目を凝らすと微かに光るように

今度は

結晶のまま凍らせて

睫毛の先から落とそうか

幾多の悲しみや困難も

価値ある形に変えられるように

終演後

頬に当たる夜風と君の温度を

語ろうか

ご拝読ありがとうござい

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水ノ月

水ノ月

月陰に檸檬を

落とした

夜道に回る黄色

少し道に迷ったかな

川辺に映る月の元へ

時折月光の反射する丸い石と

真っ直ぐ伸びる草木の香を

たどって

川の音に逢う

夜想曲

 パスカル・ロジェさんの演奏が綺麗だったので、音源を紹介いたします。

「ドビュッシーのアラベスク」

 夜想曲の括りではありませんが、詩のシーンの中ではこちらの曲「第一番」が鳴っているイメージです。「月灯りの静寂

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ショパン遺作 ラルゴ

ショパン遺作 ラルゴ

 異国の教会で響くような、ただただ優しい眼差しのメロディを聴くととても落ち着きます。世界で活躍するピアニスト反田恭平さんが、この場所でこのピアノで演奏した空気感を感じられ、この音が側にあってよかったと心から思います。ピアノがカタカタ鳴る純朴さも愛おしいです。

 現在行われているショパンコンクール。予備予選を勝ち抜き、1次予選の演奏を終えた反田さん。そこには世界各国から国を代表する若きトップピアニ

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初秋

初秋

秋空の陽気

歩みを少し

進めてみて

小さな白いトトロを

もし あなたが

お探しなら

そちらから手を繋いで来て

いるかもね

優しい人は目に優しさが灯る

言葉を廃棄して

リサイクルしたら

雄弁な作品になると思う

優しさも雄弁さも

探索は続く

地中深く

芽吹く望みをもった種子

天空

見知らぬ雨が雲を通る音

無数の財産を詰め込んだ

御守りは

あなたも持っているはず

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泡沫

泡沫

青いドーム型の容れ物に

白いユリの花々

夜光虫の淡い光が優しく纏う

曖昧な境界が歪な線を引く

糸になって

繋がっていられるように

そっと

鏡の波間に映るように

手には贈り合う花々

側には

微笑むあなたの瞳

大変ご無沙汰しております🙇‍♀️ 記事を出していない間も読みに来てくださった方達とのスキ交流ができ、とても嬉しく思っております。温かく支えていただきありがとうございま

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太陽の火

太陽の火

手に入らないくらいの

赤がある

深くて一定でなくて

生命ある巨視的な

太陽の黒点

内部で核が燃え続けるような

誰も触れられない

手にできないような赤

ツツジ咲き並ぶ

鏡面の赤い水面

彼岸花見送る

燃える夕暮れ

あなたの背も

夕日に染まる

葉の揺れ動く

体の動きに添う

反物の深い赤

紅を差す

赤と橙の混ぜ色

黒い丸い鏡の

つた絡む

手を繋ぐような装飾

物語

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A  Dark  Soldier  Rises

A Dark Soldier Rises

【scene 1】

ディーゼル機関車が進む

燻した銀の色

黒煙に

闇の また闇

甲冑も同様

燻した銀の色

着たまま

顔も見せない

君を 傷付けないため 

そう言った

甲冑の下は

深い闇色 

眼も 白眼も闇色 時折赤色

紳士なのだろう 

隣にいたら 硬い鈍い色に

精巧な腕の関節に 胸当て

兜の目隠しの 縦線

座る 所作に

眼差しに

綺麗だと思う 

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白い人型

白い人型

 眠りに落ちる前、静寂に意識が澄むのか、闇に視覚が遮断される分不思議なものが意識に入り込みやすいのか、映像として「何か」を捉えることが多い。動物さんだったり、ものだったり、生き物だったり。今日のゲストは何かな、そんな気分。

 ある日の変わった白昼夢。机のない教室のような会議室のような場所。あまり新しくない使い込んであるような床に、銀の窓枠。がらんとした場所に私1人でいた。不意に風が吹いて来て、私

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冷蔵庫

冷蔵庫

誰も信じてないよ

甘美な言の葉も

そう、嘘だとは言わないまでも

今一瞬だけのもの

言葉は生もの

心は

瞬間冷却して

冷蔵庫に仕舞うといい

あなたは明日

愛の囁きを

違う子へ贈るでしょう

わたしの心は

冷蔵庫を閉じてしまえば見えない

冷蔵庫は空っぽ

生かさず殺さずにした

心の置き場

傷んだら捨てればいい

大量に詰め込まれた

憐れな食品達と同じ

賞味期限だ

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揺れる月夜の波

揺れる月夜の波

魂があなたの側に行ったら

距離と地平線を越えて 

ウイルスも入り込めない

後ろからそっと抱きついたら

気付くとあなたの胸に抱かれてた

暖かい日差し

心臓のリズム

小さな透明の瓶

中は海辺で光る珊瑚の砂

時々 琥珀色

粉々の薄紫の貝

円い粒の緑藻揺れる 

瓶の中泳ぐ

体温のように包む水

髪は流れる 水が落ち

透明な薄青の体になった

あなたの見つめる目が 愛を捧ぐ

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翡翠色と深い青

翡翠色と深い青

十勝(とかち)札内(さつない)川へお散歩へ

清流日本一に選ばれたことのある故郷の川です。

丸い、久しぶりに見た川原の石。

あともう少し。雪解けしたばかりの茶色の景色。

帰り道

雑草や痩せ木は冬の寒さから生き延びて真っ直ぐそこに立っています。色付くのはこれから。

失敗したな、と思ったことはブーツのヒールが高かったこと‥👢

風が強く吹きました。

「千と千尋の神隠し」に出てくる「白」

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下弦の月

下弦の月

外は雨音 誕生の祝福 うめの花

真昼の 下弦の月 シンフォニー

「月のしずく」 より

🌸 🦅  🌸   🌸   🌸  🦅 🌸

これ、柴崎コウさんがRuiの名で歌ってたやつ。今日は「下弦の月」なんだって🌗

聴いてみたらね、うん、なんか物足りないからちょっと直した!

イ短調から始まる、初級者や中級者に易しい割とシンプル曲。間奏と次のフレーズは転調してあるんだけど、ラストでイ

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魔女の森

魔女の森

そう

大人しく森にいる

水色のドレスで小鳥と歌う

オーガンジーの 花と緑 揺れる

木漏れ日の和声

春の詩

泉は 健やかに 流れるように

湧くでしょう

白いライオン達が護るこの地で

夜はカラスの羽

漆黒のロングドレス

ヘッドドレスと髪を編み込む

何の為?

集会

古今東西 森の闇の代表者達

この問題は あの薬草を そう企業秘密の

あの案件は 虹の丘を越えないと

墓守 

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