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読書できない現代人の「プチうつ病」
【書評】『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆=著/集英社新書
𝑡𝑒𝑥𝑡. 養老まにあっくす
本を読むために会社を辞めた。そう著者は言う。
よっぽど本が好きなんだな。しかし、何も仕事まで辞めなくたっていいじゃないか。そう思うかもしれない。でも、本がたくさん買いたくて就職したのに、働き始めたら本が読めなくなってしまった。これでは本末転倒である。それで考えた結果、著者は仕事を
猫の営業部長、養老まる
愛猫まるを抱っこする養老先生が表紙のこの本。猫好きには言わずと知れた猫雑誌「猫びより」の人気連載、著名人たちとその猫のインタビューを単行本化したものだ。
撮影当時、まるは6歳。養老先生73歳。もともとは娘さんが飼い始めた猫だったが、養老先生にいちばん懐いているという。ドタドタ走ったり、机から落ちて捻挫したり、およそ猫らしからぬまる。「でもたまにそっくりなんです。同時にあくびしたりしますから」とは、