竹田名平

NECにて、デザイン思考、リーンスタートアップスタイルの新規事業開発をしています。社会…

竹田名平

NECにて、デザイン思考、リーンスタートアップスタイルの新規事業開発をしています。社会により良い価値創造をする「ビジネス・デザイナー」です。 哲学や歴史を通し思考して、ビジネスイノベーションに役立てています。 「知らないことを知って思考する」いつも新しい知を求めています。

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一人旅 Episode-1 「はじめに」

「15」の旅エピソード 1 はじめに 旅概要 2 旅の始まり 映画「沈黙-サイレンス」の舞台へ 3 世界文化遺産 長崎・外海の出津と大野集落 4 GOTOトラベル事情 …

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どんなチャンスも逃さず「学ぶ」

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「まあ、いいか」は、自分の可能性を捨て去る敗北宣言

スヴェンソンホールディングスの児玉圭司代表取締役会長の著書「一日一話自分を強くする成功の教科書」において、『「まあ、いいか」という言葉は、恐ろしい伝染病のような…

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風従花裏過来香(かぜはかりよりすぎたってかんばしし)

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谷根千 浅草の旅

谷中のしだれ桜 根津神社 上野公園 浅草寺 浅草寺界隈 佐久良のビーフシチュー ローヤル喫茶のモーニング 色川のうなぎ スカイツリー

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自分の人生を描く

自分のキャリアを考える時、よく思うのは、「私たちが人生を通して、行おうとしていることは、自分の中にある未知の自分を引き出し、新しい自分になること」であり、自分自…

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枠を大きくして、解決する

行動分析学の創始者であり、心理学者のスキナー曰く「人間の行動はすべて、個人の欲求か、種の欲求か、社会全体のルールに適合したものなる」ただし、これらの三つの要素は…

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世界を変える「パワー」を持つには

Noteを通して、多くの人とつながっていくことで、自分に多くのことをもたらしていることに感謝しています。国も違う、世代も違う方々と、私が発信している内容について共感…

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ワークライフハーモニー

ジェフ・ベゾスの考えとして、ワークライフハーモニーがあります。ジェフ曰く「ワークライフバランスという言葉はあまり好きではない。少し違和感を覚えるのだ。「ワークラ…

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バタフライ・エフェクト

最近、必ず視聴している番組「映像の世紀 バタフライ・エフェクト」。「ヴェルヴェットの奇跡 革命家とロックシンガー」の回は、1989年「ビロード革命・ヴェルベット…

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危機

ジョン・F・ケネディの言葉に「危機という言葉は二つの漢字でできている。ひとつは危険、もうひとつは好機である」というのがあります。ケネディも「危険」であるキューバ…

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七走一坐

「七走一坐」とは、7回走ったら1度は座りなさい、という禅語の言葉です。ずっと走り続けていないと仲間から後れをとってしまう。ついついそう考えてしまう。 寓話「目をな…

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ルールを変える 構造を変える

リゾーム思考というのがあります。フランス哲学者ジル・ドゥルーズ曰く「始まりも終わりもない、ネットワーク状の思考」リゾームは新しい部分が接続されたり切断されたりす…

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ナラティブ

ナラティブとは、語り手自身が主人公となり紡ぐ物語です。アマゾンの会議では、パワポ禁止とし、ナラティブ形式の文章を使用するようです。限られた時間で、読み手に主旨を…

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差延

フランス現代思想家ジャック・デリダは、物事を差異化する運動の原理として「差延」という概念を掲げました。AとBはどこか違うので区別が出来ます。その違いを突き詰めるこ…

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誤解されることを恐れない

ジェフ・ベゾスの言葉に「We are willing to be misunderstood for long periods of times」(長期間にわたって誤解されることを我々は恐れない)というのがあります。 イノ…

竹田名平
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一人旅 Episode-1 「はじめに」

一人旅 Episode-1 「はじめに」

「15」の旅エピソード

1 はじめに 旅概要

2 旅の始まり 映画「沈黙-サイレンス」の舞台へ

3 世界文化遺産 長崎・外海の出津と大野集落

4 GOTOトラベル事情 ホテル割引と地域共通クーポン

5 映画「悪人」のロケ地 福江島・大瀬崎灯台 

6 ワーケーション 道端でオンライン会議に参加してみた

7 続・世界文化遺産 頭ケ島天守堂

8 幕末の長崎 坂本龍馬

9 検索しない予約

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どんなチャンスも逃さず「学ぶ」

どんなチャンスも逃さず「学ぶ」

ウォールマート創業者サム・ウォルトンが、ドキュメンタリープロデューサーから、インタビューを受け、終盤、最後に他に何か言っておきたいことはないか、尋ねられた。そこで、ウォルトンは「あなたにお尋ねしたいことがあります」と、プロデューサーにインタビューの過程で学んだことや、ドキュメンタリー番組を通した考え方を質問し、今まで知らなかった異なる世界を知ることを得ています。

名著との評判が高い「自己刷新:

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「まあ、いいか」は、自分の可能性を捨て去る敗北宣言

「まあ、いいか」は、自分の可能性を捨て去る敗北宣言

スヴェンソンホールディングスの児玉圭司代表取締役会長の著書「一日一話自分を強くする成功の教科書」において、『「まあ、いいか」という言葉は、恐ろしい伝染病のようなもの。あっという間に組織に広がり、人の成長を妨げ、深刻な問題を引き起こす。決して口にしてはならない』と書かれています。

自分が上の段階を求め、試行錯誤し、何度もチャレンジしている中、「まあ、これくらいでいいか」という気持ちになってしまうこ

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風従花裏過来香(かぜはかりよりすぎたってかんばしし)

風従花裏過来香(かぜはかりよりすぎたってかんばしし)

禅語 風は、花々の間を通り抜けてくるため、香りが豊かである。この前の句は「水自竹辺流出冷」水は、竹林の下を流れてきて、冷ややかである。ものごとも、人も、縁に従って変化する。

風がどこを吹き抜けるかも、水がどこを流れるかも「縁」。仕事に恵まれるのも、良い人間関係が保てるのも、きっかけは縁だと思います。その場所、その時間、その相手に巡り合わせというのは、とても奇跡。

良い人であれば、縁を結ぶ。さら

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自分の人生を描く

自分の人生を描く

自分のキャリアを考える時、よく思うのは、「私たちが人生を通して、行おうとしていることは、自分の中にある未知の自分を引き出し、新しい自分になること」であり、自分自身の人生を考えることと同じだなと感じます。

本当(authentic)の自分になるということは、自分自身が自分という人間を創り出す作家(author この二つの言葉は同じギリシャ語から派生している)になることである。つまり、自分に生まれ

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枠を大きくして、解決する

枠を大きくして、解決する

行動分析学の創始者であり、心理学者のスキナー曰く「人間の行動はすべて、個人の欲求か、種の欲求か、社会全体のルールに適合したものなる」ただし、これらの三つの要素はぶつかり合うことが多く、そのために強い緊張、衝突が生じます。

たとえば、倒産の危機に直面している会社を想定してみます。会社が無くなるのを回避したい(種の欲求)。既存のやり方、組織、文化のまま(ルールの適合)で良いのだろうか。変えなければ、

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世界を変える「パワー」を持つには

世界を変える「パワー」を持つには

Noteを通して、多くの人とつながっていくことで、自分に多くのことをもたらしていることに感謝しています。国も違う、世代も違う方々と、私が発信している内容について共感していただき、私は、多くの方々に囲まれた「安全」と「自己肯定感」を得ています。

ハーバード大学MBAの「世界を変える権力の授業」では、人類は二つのものを追い求めていると述べられています。それは「安全」と「自己肯定感」。私たちを簡単に滅

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ワークライフハーモニー

ワークライフハーモニー

ジェフ・ベゾスの考えとして、ワークライフハーモニーがあります。ジェフ曰く「ワークライフバランスという言葉はあまり好きではない。少し違和感を覚えるのだ。「ワークライフハーモニー」のほうがいい。職場で元気になれて、仕事が楽しく、自分がチームの一員として役に立っていると感じられたら、家でもいい人間になれるはずだ。夫としても父親としても、もっとよくなれる。家が楽しければ、社員としても上司としても、よくなれ

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バタフライ・エフェクト

バタフライ・エフェクト

最近、必ず視聴している番組「映像の世紀 バタフライ・エフェクト」。「ヴェルヴェットの奇跡 革命家とロックシンガー」の回は、1989年「ビロード革命・ヴェルベット・レボルーション」を果たすチェコスロバキアが舞台。すべての始まりは、革命家が「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」というアメリカ・ロックバンドのレコードを手にしたことでした。

バタフライ・エフェクトとは、ある場所での蝶の羽ばたきが、そこか

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危機

危機

ジョン・F・ケネディの言葉に「危機という言葉は二つの漢字でできている。ひとつは危険、もうひとつは好機である」というのがあります。ケネディも「危険」であるキューバ危機を乗り越え、それを「機会」と捉えて米ソ関係の改善に努め、翌年にはPTBT(部分的核実験禁止条約)を結ぶまでに至りました。

経験したことのない、とてつもない大きな問題とは、突然やってきます。解決するには途方もない労力と時間がかかる、と考

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七走一坐

七走一坐

「七走一坐」とは、7回走ったら1度は座りなさい、という禅語の言葉です。ずっと走り続けていないと仲間から後れをとってしまう。ついついそう考えてしまう。

寓話「目をなくしたカバ」 一頭のカバが川を渡っている時に自分の目をなくした。永遠に目を失ってしまうのではないかと思い、川のあちこちを探し回った。しかし、見つからず、カバは疲れ果てて、座り込んでしまった。すると、川は落ち着き、濁っていた川が透き通って

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ルールを変える 構造を変える

ルールを変える 構造を変える

リゾーム思考というのがあります。フランス哲学者ジル・ドゥルーズ曰く「始まりも終わりもない、ネットワーク状の思考」リゾームは新しい部分が接続されたり切断されたりするたびに性質を変えていきます。接続とともに変化し、新たなものが接続することで、全体の性質も変えてしまいます。サッカーゲームがわかりやすいです。パスひとつでプレイは都度変化し、パスの連動でゲームが大きく変わります。

新しい発想で少し変化させ

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ナラティブ

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ナラティブとは、語り手自身が主人公となり紡ぐ物語です。アマゾンの会議では、パワポ禁止とし、ナラティブ形式の文章を使用するようです。限られた時間で、読み手に主旨を理解しやすいように、ペルソナ(登場人物)を設定し、実際にサービスが使用されるシーンを記載して説明します。

フランス哲学者ロラン・バルトは、物語の構造を、送り手と読み手のコミュニケーションとしてとらえました。確かに、物語とは、読み手(受け取

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差延

差延

フランス現代思想家ジャック・デリダは、物事を差異化する運動の原理として「差延」という概念を掲げました。AとBはどこか違うので区別が出来ます。その違いを突き詰めることこそが物事の本質であり、物事は何かと何かの違いでしかない、というわけです。

ビジネスの中で使われるワードに「As Is(現状)」「To Be(目指す姿)」というのがあります。持続的に成長していく組織にはなくてはならない議論のたたき台で

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誤解されることを恐れない

誤解されることを恐れない

ジェフ・ベゾスの言葉に「We are willing to be misunderstood for long periods of times」(長期間にわたって誤解されることを我々は恐れない)というのがあります。

イノベーションは、それが斬新であればあるほど、周りの人には理解し難いものであり、誤解を与えるものかもしれません。また、それによって、それ自体の行動をやめさせられることもあり得ます。

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