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読みスクラップブック

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他人の作りもの。自分の読み記録。種種雑多な文章の一時的な置き場。
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2019年6月の記事一覧

【プロフィール 】1言語1人格で、キャラを追加し続ける語学講師

【プロフィール 】1言語1人格で、キャラを追加し続ける語学講師

こんにちは、はじめまして。Langnalityというオンライン英語塾を運営している「ゆう」と申します。

今回は初回投稿を記念して、「語学を通して自分を作り変えることは可能なんだ」というメッセージを込めて自己紹介をしていきます。

現在わたしはデザイン・営業・教育の3つの柱で仕事をしていますが。3つ目の柱である教育に絞ってお話をすれば、世界に出ていきたい日本人に英語を教えることと、外国の方に日本語

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0001 《薔薇と旅とわたし.》

0001 《薔薇と旅とわたし.》

 薔薇が好き。そんな想いから旅に出た。行き先はパリから車で1時間半ほどのジェルブロワという村。『フランスの最も美しい村』の一つに選ばれており、小さい中にその魅力がギュッと詰まった場所だ。6月の初めに開催される薔薇祭りには、世界中から毎年大勢の人が集まるらしい。

 この旅の前にわたしは仕事を辞めた。契約社員やアルバイトなどの形態で空白がありつつも7年間お世話になった出版社だった。とても恵まれた環境

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台湾・わたしの家族が戦前住んでいた地

台湾・わたしの家族が戦前住んでいた地

羽田発、台北・松山空港行きの飛行機に乗る。5年前。姉76歳、わたし69歳。体力あるうちにとツアーに申し込んだのだ。

わたしたちにとって台湾は特別な地。亡くなった父母の思いと兄からの情報を肩に乗せている。自由時間に、かつて住んでいた場所に立つのだ。

わたしが調べた限りでは台湾は日清戦争後、日本のものとなり、日本が統治していた。太平洋戦争終結後、日本は撤退を命じられ、かの地に住んでいた日本人数十万

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語り継がれた一枚の写真、戦時中の台湾で軍事訓練の父

語り継がれた一枚の写真、戦時中の台湾で軍事訓練の父

去年、長兄が84歳で亡くなった。亡くなる前に兄は父の遺品として受け取っていた台湾時代の写真をすべてデータ化して次兄やわたしたち妹へ送ってくれた。

私は、今、初めてUSB を開いた。何となく気が重くて今まで開かなかったのだ。長兄には申し訳なかったと思っている。

一枚の集合写真。教師だった父が軍事教練か何かで生徒を引率して行った時の写真だろうか。

私は台湾台北市でアメリカ軍の空襲下に生まれ、翌年

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邦画に全く興味がなかった私が邦画を観るようになり人生が変化したこと

邦画に全く興味がなかった私が邦画を観るようになり人生が変化したこと

私は3年前まで
邦画への興味が全くなく

何故ならばあの微妙な感情表現が全く汲み取れず
意味を捉えるのが難しくて、

高校以来ほとんど観ていなかったのだ。
ハッピーエンドで明るい
とてもわかりやすい洋画が好きでした。

しかし、3年前キノイグルーさんの野外映画上映のボランティアをした日から変わったのだった。

このような東京タワーのしたで、映画上映されるまえに
親睦を深めるために
ボランティアがま

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賽を振るは、神か人か -1-

賽を振るは、神か人か -1-

「おはようございます、マスター。戦闘行動を開始します」
「頼むぜ、クリス」

 爆炎渦巻く廃墟都市上空を乗騎である黒い装甲死神めいた機動兵器、イクサ・プロウラに搭乗して飛行する俺の耳に通信をつないだパートナーのやり取りが届く。

 こちらより低空地面すれすれを疾駆するのは、これまた黒色の機体。曲線装甲と背部にはダイスを六つの長方形に切り分けたかのような推進器を負い、両手には重機関ライフルとグレネー

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「もう一回読もう」

「もう一回読もう」

同じ文章を何度も読む人はどのくらいいるんだろう。

こうやってnoteを開くと文章を好きな人がたくさんいるけれど、少なくともわたしのまわりには、webの文章を何度も読む人はほとんどいない。何かを検索する時くらいだという。

それが良いとか悪いとかが言いたいんじゃない。でも二回目を読む時って、なんか贅沢な感じがするんだよなあ。

* * *

仕事の日は毎朝、少しだけ早く家をでる。各駅停車の電車を乗

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中国の人々は、やはり現実的?

中国の人々は、やはり現実的?

前回、横浜の中華街に行ったことを書きました。

中華街は今もなお多くの人が訪れ、活気も衰えていません。

そこに中国人の現実的な生命力を感じます。

中国の人々に見られる1つの特徴として、この「現実的」というものがあると思います。つまり中国の人たちは、神やあの世といった形而上学的なものよりも、むしろ「この世」という現実に立脚して物事を捉え、考える傾向にあるのではないでしょうか。

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「ラム&ミント・スマッシュ」─バーテンダーの視(め)

「ラム&ミント・スマッシュ」─バーテンダーの視(め)

 仕事場の近くにある商店街で”冷やし中華はじめました”のノボリ旗を見かけるようになり、また今年も夏が来るのね……と思い始めた6月の頭。BARでも夏を感じさせるドリンクが良くオーダーされるようになってきた。

 冬の寒い時期はとにかくウイスキーが多くオーダーされるのだけれど、暖かくなってくるにつれてカクテルの割合が面白いくらい増えてくる。

 夏の代表的なカクテルといえばやはり『モヒート』だと僕は思

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オーストラリアの貴重な田舎町の風景を撮影しました

普段は中々見ることが出来ない、オーストラリアのある小さな田舎街を散策した際の映像です😆

異文化の違いを体感!見るもの全てが日本と違い、法律も違います。

そんな変わった風景珍しい映像をポイント毎にまとめて公開します

📹是非ご覧下さい!

私のチャンネル登録はこちらより⬇️😀
https://www.youtube.com/channel/UCT2RuDz_BeVl7JNl1Ay0uYA?
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社会から突然不良品にされた話

社会から突然不良品にされた話

人が人を「不良品」なんて言ってはいけない。『ワイドナショー』での松本人志さんの発言のことだ。強い言葉に酔うのはやめよう。論旨に理解できるところがあっても、それだけで全てが無効化されてしまう。なぜ人を不良品として扱ってはいけないのかについて書きたい。

かつて日本には「優生保護法」という法律が存在した。1940年に制定された国民優生法が戦後改められ、1948年に優生保護法として施行された。優生を保護

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日本仕様の個人主義における自己責任

日本仕様の個人主義における自己責任

簡単に昼寝できるというのは、家で仕事をすることのひとつの利点だと思う。この記事にあるような睡眠ビジネスが広がれば、より多くの会社員がパワーナップの恩恵にあずかれる日が来るかもしれない。

パワーナップを体験してみて感じる最大の利点は、なんと言っても朝が二度きたように錯覚することだ。夜は頭が使い物にならない朝型の自分にとって、午前に一度、午後に一度朝がくるというのは非常に都合がいい。短い昼寝でも、頭

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人生の主導権を取り戻す

人生の主導権を取り戻す

つかず離れずの距離感で10年以上もうつとつきあい続けている。薬を飲みながらだましだまし働いていたのだが、遂ににっちもさっちもいかなくなり、休職突入。それからの数年は、暗くて長いトンネルを右往左往しながらとぼとぼと歩いてきた。

投薬、カウンセリング、瞑想、ヨガ、自助会、ワークショップ、睡眠改善、散歩、講習会、内省、セルフスタディ、マインドフルネス等々、一通りのことは経験してきた。

自分と同様に精

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「多様性受けいれ」への種まきを

「多様性受けいれ」への種まきを

キラキラ女子そのものであった。私が特に、というのではなく、バブルという名の怪物がとてつもない光線を放ち、光の乱射ですべてがキラキラしているように見えた。私が就職したのはそんな時代だった。

あの頃の私は、何も考えていない無責任のパッパラパーであった。とてもじゃないが真面目な学生とは言えなかった私が新卒で希望した外資系航空会社にいくことができたのは、ひとえに時代が良かったから。あとは運とわずかばかり

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