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【エッセイ】彼らがビッグフットなのではない。我々がリトルフットなのだ
ビッグフットは実在するのだろうか? それとも想像上の動物、インチキ、まやかしに過ぎなないのだろうか?
今回、私がこのエッセイを書こうと思ったきっかけはX(旧ツイッター)で見かけたとあるツイートであった。それはビッグフットが映画のフィルムに撮られたとして有名なパターソンフィルムを加工した動画を取り上げたものだった。二足歩行をする毛むくじゃらの怪物が振り返りつつ歩き去る、あの有名な数十秒の動画だ
【コラム】スウェーデンの謎【追記予定】
今現在、スウェーデンにスキージャンプ選手は存在しない。それがこの十年来私が抱いている謎なのである。なぜだろう? 一体どうしてスウェーデンからスキージャンプ選手がいなくなってしまったのだろうか?
とはいうものの、この言い方は厳密に言えば間違っている。私はスウェーデンに行ったことなどないし、スウェーデン国内のスキー場の施設をくまなくチェックしたわけでもないからだ。正しく言うなら「スウェーデンのス
【エッセイ】人は死んだらどうなるのだろう?
人間は死んだらどうなるのだろう? そんなこと、考えても無駄だと分かっていつつも考えてしまう。自分もそのうち死ぬことが分かっているからだろう。
若いうちは自分が死ぬことなど考えもしない、とはよく言うが、私の場合はそれは正しくもあり、違ってもいる。若いうちから死はすぐそばにあった。これは私だけの問題ではなく、誰でも体験しているだろう。例えば祖父や祖母など、高齢の家族は自分がまだ若かったり子供の頃
【短編小説】ナオンとナオンの鉄の拳
学園都市の内務政府が統制を強めてデュエルを禁止し、我々は少し暇になった。しかし 四季母里教授によれば「私が若い頃も同じことがあった。官僚たちの派閥争いのとばっちりみたいなものだった。今回もそうだろう。ほとぼりが過ぎればまた復活する」とのことだった。なので鍛錬を怠るわけにはいかない。私は学問に集中するのと同じくらいに道場でのトレーニングにも力を入れた。
「 風雅武賀、君はよくモチベーションが続
【エッセイ】努力、友情、敗北。吉森みき男が伝えたかったこと
2021年4月4日、とある女性アスリートがインタビューで語ったある言葉に世間はちょっとした騒ぎになった。いや、この書き方は適切ではない。そのアスリートが語った内容は競技直後のインタビューとしてはいたって普通だった。常識外れの問題発言など一切なかったのだ。彼女の名前は池江璃花子。彼女はただ「努力は必ず報われるんだなんていうふうに思いました」と語っただけなのだ。
ではなぜ彼女の言葉が騒動を巻き起
【エッセイ】UFOは存在するのか? 宇宙人は地球に来訪しているのか?
昔からオカルトは嫌いだったが、なぜかUFOは好きだった。UFO、そう未確認飛行物体のことである。
このエッセイを書き始めたきっかけは先日、テレビでやっていたUFO番組が期待していたほど面白くなかったからだ。なので「そういえば、昔のUFO特番て面白かったよなあ」としみじみ思えたのである。しかしUFOもオカルトも同じじゃないか、という意見が聞こえてきそうである。まあ、そうかもしれない。どちらも同
プロレス・スーパーヒーロー列伝 傲慢と偏見、ブルーザー・バンディット編【短編小説】
三年ぶりに訪れたアマリロは相変わらず埃っぽかった。町を出ればすぐそこにあるのは砂漠であるから当然なのだが、まだ五月だというのにテキサスの太陽はすでに日本の真夏のそれと変わらない輝きである。しかし空気が極度に乾燥しているので、皮膚に浮かんだ汗はすぐに蒸発し、さらりとした感触だけを残していく。蒸し蒸しした日本の夏とはそこが大きく違うところだろう。私は市の郊外の空港で借りたレンタカーで、そのまま今回の
もっとみる【エッセイ】「お前がヒトラーだ」と言ったプーチンがヒトラーによく似ている話
私は以前、移動体通信の某巨大企業のコールセンターで故障受付の仕事をしていたことがある。仕事の内容はといえば、携帯電話のエンドユーザーが掛けてくる「携帯が壊れたみたいだ、繋がらない」という電話に対応し、適切なアドバイスをしたり、ショップの窓口を案内したり、クレームにもひたすら謝罪する、というものであった。基本的にユーザーが電話を切るまで、オペレーターから電話を切ることは許されなかった。するとどうな
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