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#死
駆け抜けた人たちのこと
本日は成人式。そして、先日は父の命日。新年を迎えて少しすると、今は亡き人のことを思い出す。それが、わたしの毎年の決まりだ。
まず、わたしは成人式には出席しなかった。引っ越し族だったヒガシノ家。そもそもわたしの生まれは「兵庫」だったが、その後は神奈川、東京で学生時代を過ごす。そして最終的に、住んで1年ほどの何のゆかりもない土地で成人の年を迎えたのだった。もちろん成人式に行っても知り合いが一人もい
二年になります、お元気ですか?
先週のnoteで、亡くなったわたしの友人について触れたが、今日はその友人の二周忌である。26日の日付をまたぎ、「27日」を迎えたころ、胸が締め付けられるように切なくなって泣いた。でも、それでいいのだ。
そして先週のnoteに書いた通り、今日はその友人と最後に会ったときの話を書く。何の変哲もない数時間だったが、とにかく今はそれがとても大事な思い出だ。
友人と最後に会ったのは2016年の5月くらいの
わたしのAからZまでの人たち。
翻訳家・岸本佐知子さんのエッセイ「なんらかの事情」を読み終えた。正直、後半は彼女の妄想っぽい話が多くて若干飽きつつあったのだが、『ありがとう、元気で』という話にハッとさせられるものがあった。
それは、
『生粋の日本人なのに必ずインド人に間違えられるので怒ってボリビア人と結婚してしまったF』
『妹と並ぶと母娘に間違われ父と並ぶと兄弟に間違われたP』
というように、彼女がこれまでに出会った人物や、知
たとえ『乾杯』のカップを避けられても~2017終わり~
先日、職場で軽い慰労会のようなものがあった。任意参加だったので、顔を出さずに帰りたかったが、職場の方が何人も気にかけてくれたため、30分だけ顔を出した。しかし、その会の冒頭で、わたしはある女性社員からことごとく『乾杯』を避けられることになる。一回目、スッとカップが避けられたときは、タイミングが悪かったのかなと思った。しかし二回目もカップを避けられ…”アッ!これ、わたしと乾杯をしたくないんだ!”と気
もっとみる死んで一年、生きてもう一年。
先週の金曜日から風邪が続いている。喉・鼻・咳ときて、また鼻だ。週3日しか会社に行かないくせに、うち2日間を休んでしまうほどだった。サンサンと晴れた外、寝ているわたし、加湿器のボコボコという音。どうしても、気持ちが塞ぎこんでしまった。
先週の金曜日、10月27日は友人が亡くなってちょうど一年になる日だった。とはいえ、わたしが友人が亡くなった事実を知ったのは2016年11月8日のこと。だから、本当の