マガジンのカバー画像

【ブログ&エッセイ】内観と自己探求

10
内省的ブログ&エッセイ。
運営しているクリエイター

記事一覧

もしも人生が残り12時間しかないなら何をするか、しないのか

Amazonプライムのリコメンドで挙がってきた『ファイナル・アワーズ』を視聴。2014年に公開された作品です。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0892T463Q/ref=atv_dp_share_cu_r

巨大隕石が海に墜落したことで、地球滅亡のカウントダウンがスタート。タイムリミットは12時間後。その間の人間の内面をメインに描いた作品です

もっとみる
コミュニケーション不全を解消する言葉の伝導士になりたい

コミュニケーション不全を解消する言葉の伝導士になりたい

添削・校正サービスを始めようと思った理由の一つに、実はコミュニケーション不全の解消がある。文字で書く言葉と口から発する言葉は、意識の置き所が違うため、ときに「口は災い」になりやすい。

また、人材育成や教育を行う立場の人たちにとって、口から発する言葉ほど文字で伝える以上に注意しなければならない。

けれど、口から発せられる言葉は、もともとその人が知っている言葉がベースになっている。その語彙の多くは

もっとみる
42年目の今日という日

42年目の今日という日

42年もの年月は、長いようで短く、短いようでいて長い。
今日、私は一つの荷を溶かした。荷を下ろしたのではない。物心ついたときから抱えてきたものを、成長過程で知りえたことを、自分の魂に心に溶かして一体化することができたのだ。

この感覚は、学んだ物事を昇華させたり、体験したことを心で理解して糧にしたりした経験がある人なら、たぶん理解できるんじゃないだろうか。

荷を溶かせたのは、同じく荷を背負い続け

もっとみる
言語化する力が思考力を鍛える

言語化する力が思考力を鍛える

言語化することは、言葉を生業にしている人のみならず、誰にとっても大切なことだ。自分の考えや感情を言葉に変換できる力は、考える力も養ってくれる。それだけでなく、自分がどんな意味で、どんな感情で"言葉"を発するかは、思考力に繋がる自分の視野や考え方まで影響を与える。

ものの考え方では、ネガティブが悪くてポジティブが良いといわれる。これは、思考力の広さと深さに関わってくるからだ。

ネガティブな思考は

もっとみる
他人からの期待を自分を縛る道具にしないために

他人からの期待を自分を縛る道具にしないために

期待されることを好む人もいるが、私は期待をされることが好きではない。息苦しくなるのだ。けれど、今までそこにちゃんと向き合っていなかったことに、気がついた。

気がついたキッカケは一つのメッセージだった。有難いことに、私にファンレターを送ってくださる方がいる。初めて直接的にそれを伝えてもらえたときは、恐縮する思いだった。ファンレターを受け取る作家さんやクリエイターさんの気持ちがほんの少しだが、わかっ

もっとみる
優しさと思いやりって何なのだろう─長年の疑問と考察の果てに

優しさと思いやりって何なのだろう─長年の疑問と考察の果てに

相手に心を遣う『思いやり』。"優しさ"と類似しているけれど、違うもの。
「あの人は思いやりがある」なんて言うが、その"思いやり"とは何なんだろうか? 『優しさ』とは何なんだろうか?

思いやりも優しさも、人によって基準が違う。その基準は、その人の価値観そのものだ。価値観が尺度になっていると考えてもいい。
だから、同じことをしても、相手によって『思いやり』と捉えられたり、『優しさ』と捉えられたり。は

もっとみる
コンプレックスと共に生きていく

コンプレックスと共に生きていく

小学校高学年に上がったくらいから、女の子と過ごすのが苦手になった。よほど信用できる相手を除いては、他は全て不信感しか持てなくなった。中学に上がるとそれはもっとひどくなり、新しい友だちができても、不信感がいつも根底にあった。

何がそうしたのかは、理由はとても単純なことだ。幼馴染だった女友だちからの衝撃的な発言を聞いてしまったことが原因だった。

幼心の嫉妬心今でこそ、ボキャブラリーが少ないうえでの

もっとみる
群れずに生きる

群れずに生きる

2019年2月20日、Twitterのアドラー心理学サロン(@AdlerSalon)に次の投稿がありました。

これを読んで、ふと中学時代のことを思い出した。

今日はそのときのことを、『ライター・浜田みか』でも『作家・濱田美香』でもなく、いち個人の『浜田みか』として書いてみようと思う。

渡り鳥だった中学時代女子というのは不思議なもので、すぐにグループをつくりたがる。もしかしたらそれは、本能的な

もっとみる
感情との向き合い方

感情との向き合い方

最近、思うことがある。
仕事で小説を書かせてもらう機会があるのだけれど、そのたびに自分には何か足りていない気がして仕方がないのだ。それは、表現力なのか、それ以前に人間的な部分で何かが足りていないのか。ずっと自問自答を繰り返し続けているのだが、唯一のキーワード『感情』という以外に、答えが一向に見えてこない。

今日のnoteは、『感情』にスポットを当てたものを書いてみようと思う。
(※4,500文字

もっとみる
リセット症候群の苦しみと改善方法

リセット症候群の苦しみと改善方法

持っているあらゆるものを手放して、人間関係すらも0(ゼロ)にしたくなる『リセット症候群』。
人生は、ゲームのようにリセットしてやり直すことができないもの。けれど、それをやってしまいたくなる衝動を、あなたは知っているでしょうか。

10年前まで、私はリセット症候群だった。
周期的に訪れる「何もかも捨ててしまいたい」という強烈な衝動は、ある日突然ダムが決壊するかのように始まる。

こうなると、とにかく

もっとみる