Luck key 7

*誰かの幸せの鍵になれるように* 明るくなれるように、誰かのために、自分のために 書…

Luck key 7

*誰かの幸せの鍵になれるように* 明るくなれるように、誰かのために、自分のために 書くエッセイ。時々物語。 世界の平和を願って。

記事一覧

どうしようもなく落ち込んだ気分の日

元気よくサムズアップするウサギのスタンプ。 私はその満面の笑みのウサギを見つめながら、真顔でメッセージの送信ボタンを押した。 窓を見ると、外はまだ雪が降り続けて…

Luck key 7
1か月前
2

はじまり

1月1日。 一年の始まり。 おせちを作り、 おとそで挨拶をして、 お雑煮を食べる。 だけど今年はなんだかお正月って感じがしない。 いろんな感情が渦巻く。 この前、知…

Luck key 7
4か月前
5

プレゼントボックスに、ワクワクを詰め込んで。

12月24日。 サンタさんがくるワクワクで寝れなかったあの頃。 「早くサンタさん来ないかなって思ってたよね」 ニヤっと笑いながら姉が言った。 あ〜そんなことも思って…

Luck key 7
4か月前
1

日常にある映画のワンシーン

大きなギターを背負い、荷物いっぱい詰まったハンドバッグを肩に掛け、車内に入ってきた若い男性。 耳にはイヤホンをはめている。 朝の電車は既に席が埋まっていて、彼は手…

Luck key 7
4か月前
5

それはちがうんじゃないか

ある日の人生案内。 社会人2年目。 仕事で休憩も取れないくらい忙しいのに、サボっている先輩がいる。 それを上司に言っても、他人を悪く言うなと言う。 他人を悪く言わな…

Luck key 7
4か月前
1

日常にある幸せ

日常にある幸せって厄介だよ。 日常って当たり前にあるからさ、 そこにある幸せも当たり前に感じちゃうんだよ。 いつかはなくなっちゃうのにさ。 それにしても今日食べ…

Luck key 7
5か月前
6

ため息をついて

今日何回ため息をついただろう。 ふと見上げる空。 いつかの帰り道もこんな空の色だった。 ああ。 空は見上げるためにあるのか。

Luck key 7
5か月前
2

大人になったハロウィン

ハロウィン。もうワクワクなんてしない。 だって私は知ってるから。 この世界に魔法なんて、存在しないと言うことを。 好きな人が、私のことを好きになってくれたり、 仕…

Luck key 7
6か月前
5

【詩】人生に音楽を。

恋をした。 人生で初めてLOVEソングを口ずさんだ。 頑張ったテストが悪い点数だった。 人生で初めてラップを聴き漁った。 友達と遊んだ後、1人で歩く夕暮れの帰り道。 …

Luck key 7
6か月前
4

灰色の生き方

何気ない会話の中に、 散りばめられ沢山の針。 歩く道はまるで足ツボが敷き詰められているよう。 その一つ一つに傷ついていたら、 前に進めないことくらい分かってる。 …

Luck key 7
7か月前
2

【短編】things take time

「どうやったら結婚するような、運命の人に出会えるんだろう。」 葉の色が、太陽の光に透けて黄緑色に輝き出した春の終わり頃。私はみっちゃんと一緒に教科書が沢山詰まっ…

Luck key 7
7か月前
3

【短編小説】夏の終わりに

夏休み最後の日、僕らは動物園に行った。 その帰り道、僕はなんだか夏休みのはじめの頃より高くなった空を見上げた。 「あーあ。夏が終わっちゃったね」 僕がそう言うと…

Luck key 7
8か月前
9

小股の帰り道

褒められたい 決して何かが卓越してるわけじゃない。 ただ 日常を頑張ってる 仕事に行く 心が泣いてる時も笑ってる 私を 誰かに「頑張ってるね」「えらいね」って言われ…

Luck key 7
9か月前
4

【短編】人とヒトと、友達と。

僕は妙な視線を感じた。 僕はその視線の先を、テレパシーを受け取るかのように追った。 見ると、手にしていたCDのジャケットにデフォルメされた、可愛い宇宙人のイラストが…

Luck key 7
10か月前
9

言えない本音

話したいことはたっくさんある。 中国人に話しかけられてね、 昨日の飲み会でね、 彼氏との距離感に困っててね、 それでもいざ誰かに話そうと思うと、 話せない。 想い…

Luck key 7
11か月前
7

毎年5月に思うこと。

なんだか最近、悶々としている。 こう、気持ちが、頭が、もやもやする感じ。 早く歩こうとしても足が重くて。 なんでだろうなって。 心がけてたゆっくり食べることも、…

Luck key 7
11か月前
7
どうしようもなく落ち込んだ気分の日

どうしようもなく落ち込んだ気分の日

元気よくサムズアップするウサギのスタンプ。
私はその満面の笑みのウサギを見つめながら、真顔でメッセージの送信ボタンを押した。

窓を見ると、外はまだ雪が降り続けている。
私は頬を伝った水をティッシュで拭った。

どうしようもなく落ち込んだ気分の日。

ものすごく悲しい時ほど
ものすごく苦しい時ほど
ものすごく落ち込んだ時ほど
誰にも言えない。

私の中で黒い雪が積もっていく。

外に吐き出したいは

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はじまり

はじまり

1月1日。
一年の始まり。

おせちを作り、
おとそで挨拶をして、
お雑煮を食べる。

だけど今年はなんだかお正月って感じがしない。

いろんな感情が渦巻く。

この前、知り合いのネパールの方に聞いた。
ネパールでは1月1日が一年の始まりではないらしい。
だから1月1日も普通な日常。

同じ地球でも、はじまりと区切りをつける日が違う。

いつだって、日常は地続きなのだ。

だったら、
いつをスター

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プレゼントボックスに、ワクワクを詰め込んで。

プレゼントボックスに、ワクワクを詰め込んで。

12月24日。

サンタさんがくるワクワクで寝れなかったあの頃。

「早くサンタさん来ないかなって思ってたよね」

ニヤっと笑いながら姉が言った。
あ〜そんなことも思ってたな。

早く来るわけないのにね
そんなことに少し期待してた幼き頃の自分。

今は25日か近づくに連れ、
プレゼント買う期限が迫ってくる!
こんな感じ。

何かちょっと、相手が欲しい物とは別なものをあげたい。

渡した時の姉の喜ぶ

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日常にある映画のワンシーン

日常にある映画のワンシーン

大きなギターを背負い、荷物いっぱい詰まったハンドバッグを肩に掛け、車内に入ってきた若い男性。
耳にはイヤホンをはめている。
朝の電車は既に席が埋まっていて、彼は手すりに捕まった。

二駅くらい経った頃だろうか。
突然若い女性が、何かにハッと気づいたように立ち上がり、その男性に声を掛けた。

「あの、席どうぞ!」

彼女ははっきりとした声で彼に言った。
しかしどう見ても健全そうに見える男性。
もしか

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それはちがうんじゃないか

それはちがうんじゃないか

ある日の人生案内。

社会人2年目。
仕事で休憩も取れないくらい忙しいのに、サボっている先輩がいる。
それを上司に言っても、他人を悪く言うなと言う。
他人を悪く言わない為にはどうすればいいか、
という相談。

この彼女の声が、いつかの私の声と重なった。
全く同じなんかじゃないけれど、
彼女が置かれている環境が、想像できた。

だからこそなのかもしれない。
回答者は何てアドバイスするのだろうと、いつ

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日常にある幸せ

日常にある幸せ

日常にある幸せって厄介だよ。

日常って当たり前にあるからさ、
そこにある幸せも当たり前に感じちゃうんだよ。

いつかはなくなっちゃうのにさ。

それにしても今日食べたカレー美味しかったなあ。

そのあとクリスマスマーケット行って、
ミニショッピングして、
黄色になった銀杏の木の下を歩いて。

今までも紅葉って綺麗だなって思ってたけど、
人生ではじめて、降ってる落ち葉が雪みたいに見えた今年の紅葉

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大人になったハロウィン

大人になったハロウィン

ハロウィン。もうワクワクなんてしない。

だって私は知ってるから。
この世界に魔法なんて、存在しないと言うことを。

好きな人が、私のことを好きになってくれたり、
仕事が認められてお給料が上がったり、
いい日が5日以上、続いたり、

そんな奇跡みたいな日は訪れない。
だって魔法はないから。

この世界に起こることは、全て要因がある。

だから幸せも自分で作らなきゃいけない。

そう思って久しぶりに

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【詩】人生に音楽を。

【詩】人生に音楽を。

恋をした。

人生で初めてLOVEソングを口ずさんだ。

頑張ったテストが悪い点数だった。

人生で初めてラップを聴き漁った。

友達と遊んだ後、1人で歩く夕暮れの帰り道。

人生で初めて聴いたロックバラードが輝いていた。

失恋した。

人生で初めてクラッシックピアノ曲を聴いて涙が出た。

久しぶりにやりたいことが見つかった。

路上歌手のオリジナル曲に背中を押された。

灰色の生き方

灰色の生き方

何気ない会話の中に、
散りばめられ沢山の針。

歩く道はまるで足ツボが敷き詰められているよう。

その一つ一つに傷ついていたら、
前に進めないことくらい分かってる。

それでも私の世に憚る「大丈夫大丈夫」と言ってくる奴ら。

そういう奴らが1番怪しい。

幾度となく裏切られた。

結局この世は自己中心的世界。

己を守れるのは自分だけ。

さあ。
私はどう生きる。

【短編】things take time

【短編】things take time

「どうやったら結婚するような、運命の人に出会えるんだろう。」

葉の色が、太陽の光に透けて黄緑色に輝き出した春の終わり頃。私はみっちゃんと一緒に教科書が沢山詰まった重いリュックを背負って帰っていた。

「蕾から花が咲くのと同じだよ。」

「咲かない蕾もあるってやつ?」

「そりゃあ植物だって、千差万別よ。」

「ああー。雑草だって花咲かせてるってのにー」

私は側に生えていた綿毛をちぎり、口の中に

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【短編小説】夏の終わりに

【短編小説】夏の終わりに

夏休み最後の日、僕らは動物園に行った。
その帰り道、僕はなんだか夏休みのはじめの頃より高くなった空を見上げた。

「あーあ。夏が終わっちゃったね」

僕がそう言うと、ダイキ君は
「秋はチーターだからね」と呟いた。

「チーター?」聞き返した僕の声が裏返った。

「ぼーとしてるとすぐに目の前を走り去っちゃうよ」

僕は今日動物園で見た、今にも走り出しそうな姿をしているチーターを思い出した。

「そし

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小股の帰り道

小股の帰り道

褒められたい

決して何かが卓越してるわけじゃない。

ただ
日常を頑張ってる
仕事に行く
心が泣いてる時も笑ってる
私を

誰かに「頑張ってるね」「えらいね」って言われたい。

ただそれだけ。

こんな生き方も
間違ってないって
生きてる価値があるんだよって
認められたい。

ただそれだけ。

いいことが起こらない日は
神様にも放っておかれてる気がして

無視されていないだろうか
いや、そもそも

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【短編】人とヒトと、友達と。

【短編】人とヒトと、友達と。

僕は妙な視線を感じた。
僕はその視線の先を、テレパシーを受け取るかのように追った。
見ると、手にしていたCDのジャケットにデフォルメされた、可愛い宇宙人のイラストが僕を見ていた。

僕は宇宙人を見たことがある。でもこんな姿ではなかった。
だから正確には、宇宙人らしきヒトかもしれない。
だって、彼らは人間の姿をしているのに宙に浮いているように背丈が高かったから。何よりも、
彼らは空に浮かぶ円盤から出

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言えない本音

言えない本音

話したいことはたっくさんある。

中国人に話しかけられてね、
昨日の飲み会でね、
彼氏との距離感に困っててね、

それでもいざ誰かに話そうと思うと、

話せない。

想いが言葉になって口から出てこない。

何で話せなくなっちゃうんだろう。

あんなに、あんっなに話したかったのに。

相手が嫌な気持ちになったらどうしよう。
で、オチは?って言われたらどうしよう。
上手く伝えられなかったらどうしよう。

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毎年5月に思うこと。

毎年5月に思うこと。

なんだか最近、悶々としている。

こう、気持ちが、頭が、もやもやする感じ。

早く歩こうとしても足が重くて。

なんでだろうなって。

心がけてたゆっくり食べることも、
おやつをなるたけ我慢することも、
縮まったバネが一瞬にして戻るように、
すごい勢いで食べちゃう。

なんでだろうなって。

五月病とかGW明けだからとか
そんな大それたのなんかじゃなくって…。

本を読んでて、
仕事を休んでドライ

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