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不安、コントロール性など

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トラウマケアやリカバリーに役立ちそうな情報を整理

トラウマケアやリカバリーに役立ちそうな情報を整理

児童虐待やいじめなどでトラウマ(心の傷)があると感じている方の、トラウマケアやリカバリーに役立ちそうな情報がみつかったら、そのつどこのnoteに情報共有していきたいと思っています。

私の願いとしては、「安心」を感じることができる人との関係性がこれから生まれていくといいなと思っています。

「安全基地」をみつけて、信頼できる穏やかな人と交流する中で、徐々にしんどくて辛い気持ちが軽減していくといいな

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不安やイライラの鎧を脱ぐには

不安やイライラの鎧を脱ぐには

最近は、穏やかで、余裕がある状態が多いと感じています。
そしてモヤモヤしたり、イライラしたり、不安になったりすることの反芻から抜け出しやすくなっている自分がいると感じています。

なぜなのか考えてみたいと思います。

ここ最近、自分が感じることが2つあります。

①コントロール性に関する感度が高まっており、価値観の押し付けにも些細に反応する自分がいます。

②その一方で、そのことで起こるモヤモヤや

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価値観の押し付けに傷つく子どもたち~言葉を浮かせるように話してみよう!~

価値観の押し付けに傷つく子どもたち~言葉を浮かせるように話してみよう!~

カウンセリングの仕事をしている中で

児童(18歳未満)の方から価値観の押し付けで傷ついた体験を聴くことがよくあります。

心理的虐待に該当するような暴言はもってのほかですが。例えば、「⽣まなければ良かった」「死んでしまえ」「出て⾏け」等の発言や、⼦どもに対して⾔葉による強い威嚇、塾や家庭学習の極端な無理強い等々

児童虐待のアセスメント参照 p27
https://www.mhlw.go.jp/

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コントロール性、自尊心の削り合い、存在承認をベースにしたコミュニケーションの欠落

コントロール性、自尊心の削り合い、存在承認をベースにしたコミュニケーションの欠落

【最近頭の中で考えたことを取りとめもなく書いてみました。】

太平洋戦争とそれに続く高度経済成長の国民的体験が、社会に強いストレスとトラウマを生み出してきたのだなぁと最近になって思うようになりました。

その背後にあった価値観は、「コントロール性」と「社会の役に立つかどうか」だと思うようになりました。

これらの価値観の中でコントロールされる側、役に立っていない側になった場合、強いストレスにさらさ

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以前参加した「複雑性PTSD」をテーマにした、「こころとからだ・光の花クリニック8周年記念講演会&シンポジウム」の感想です。

以前参加した「複雑性PTSD」をテーマにした、「こころとからだ・光の花クリニック8周年記念講演会&シンポジウム」の感想です。

今年も参加させていただきました。私にとってとても貴重な時間となりました。何人かの登壇者の方がおっしゃっていたことが、私の中で混ざって残っています。

広い意味でのトラウマが、日本の戦争体験と戦後の社会生活の中で、目に見える暴力、命令や支配性、監視、束縛、管理などによって、家族関係や地域社会、会社組織、支援者と当事者の関係、行政と市民の関係など色々な所で生じてきており、程度の差こそあれ、そのコントロ

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『漠然とした不安やイライラ』について思うこと

『漠然とした不安やイライラ』について思うこと

※あくまでも私の視点で感じたことです。受け入れて頂けるかどうはお任せ致します。

スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの仕事をしていて最近感じることは、「漠然とした不安やイライラ」を感じている児童生徒の方が増えているなぁと思うことです。

何か具体的にトラブルがあったわけではないのに、周りの視線が気になったり、何か自分が責められているように感じたり、過緊張の状態が続いているという相談を

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対話をするときに難しいなぁと思うこと~常に起こる不安やコントロール性~

対話をするときに難しいなぁと思うこと~常に起こる不安やコントロール性~

「相手が使った言葉の意味や背景を自分で勝手に想像し、自分の言葉や世界観でそれを伝え返したいと思ってしまう。」というのが、常に自分の中で起こるなぁと感じます。

そしてこの先には、自分の世界観で相手をポジティブにしろ、ネガティブにしろ評価してしまったり、コントロールしたいと思ってしまう気持ちがあると思います。

そして、その背景には、自分の世界観で物事を見ることの安心感、逆に相手の世界観に合わせるこ

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いい大人も、ネガティブな評価や否定をされると、思った以上に傷ついて、モヤモヤが残る。

いい大人も、ネガティブな評価や否定をされると、思った以上に傷ついて、モヤモヤが残る。

やっぱり、自分のことをネガティブに評価されたり、否定されると、自分は傷つくんだなと思います。

その時の自分の反応は、心臓がドキドキしたり、息が少し苦しくなったりなどの身体反応が起きたり、その後に、自分はそんなにダメージを受けていないとその出来事を過小評価してみたり、それでもいつのまにか反芻してそのことばかり考えたり、自分を正当化してみたり、反撃してやろうと妄想をしたりと、しばらくは悶々とした状態

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