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ポジティブに魂を売らないコーチング

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コーチング関連の話題をまとめていきます。
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記事一覧

「5年後どうなりたい?」へのヒント

「5年後どうなりたい?」へのヒント

「5年後どうなりたいかなんてわからないのに毎回聞かれて、本当に意味がわからない」
社会人3年目の妹と話していた時、そんな会話になりました。
私もコーチングの中で5年後にどうなりたいか聞くことがあるのですが、ただ私自身も20代前半、何年後にどうなりたいという手の質問をされることが苦手でした。
なんというか全く想像がつかないし、会社に部署移動させられているかもしれないし、1年先の自分だってよくわからな

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自分の話をしなくなったきっかけは、過去の経験の片隅に隠れていた

自分の話をしなくなったきっかけは、過去の経験の片隅に隠れていた

あなたは自分の話をすることが得意でしょうか、それとも苦手でしょうか。

私は基本的に自分の話をあまりしません。
久しぶりに会った先輩に「あなたはどんな時に自分の話をするの?」と聞かれた際には即答することができなかったし、3人以上いるなら私の話をするターンが回ってこなければいいのにと思うこともよくありました。
無理に自分の話をする必要もないと思うし、そうしたくないと自分が感じているならそれでいいと思

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誰かの話に苛立つことは、自己否定の強さが原因だった

誰かの話に苛立つことは、自己否定の強さが原因だった

2015年夏、私は人の話を穏やかに聞くことができませんでした。
新卒1年目、自分の中にある"自分はダメな人間だ"というセルフイメージと、"誰もが自分自身に対してそう思って謙虚に人生に臨むことが人生の正解である"という歪曲した考えが、自分に鎖をかけながら同時に獰猛にもしていたように思います。

この頃から6年経ち、自分に対する呪いを解くことが周囲に対して穏やかになれた一番のきっかけだったと強く感じて

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人気資格ランキングの資格を片っ端から勉強していた私が、意味のある勉強をできるようになるまで

人気資格ランキングの資格を片っ端から勉強していた私が、意味のある勉強をできるようになるまで

社会人2年目、ある程度仕事にも慣れ日々に物足りなさを感じた私は、"何か始めよう"とふと思い立ちました。
そこで始めたのが、人気資格ランキングに掲載されている資格をとりあえず取得すること。
そこから仕事終わりに丸の内のスタバで、TOEICや簿記試験、メンタルヘルスマネジメント検定など、せっせと勉強に勤しむ生活が始まりました。

"勉強している自分"が好きだった始めてしばらく、なんとなく以前より充実し

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謙虚でありたいと思う私は、認められたい気持ちが強かった

謙虚でありたいと思う私は、認められたい気持ちが強かった

先日、英語教師をしているというヨーロッパ出身の方とお話する機会がありました。
始めは日本語でやりとりしていたのですが、こちらが話しやすい言葉をずっと使うのも申し訳ないかと思い途中で英語を混ぜてみたら、最終的にほぼ英語で会話をする流れになっていました。

私は典型的な「読み書きはできても話せない」タイプで、英語で会話をすることに不安もあったのですが、わからない単語についてその場で聞いたり、表現が不明

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人生はセルフイメージでできている-何にスポットを当てて日々を過ごすか-

人生はセルフイメージでできている-何にスポットを当てて日々を過ごすか-

最近久しぶりに美術館に行ってきました。
気になっていた展覧会があり、企画展最終日になんとか滑り込めたその1日。
良いことも悪いことも起きた中で、何にアンテナを張っているか次第で、同じ1日を過ごしても印象ががらりと変わるなと、駅ビルのエスカレーターに乗っていて思ったので、本日はそんな話を書いていこうと思います。

2つの切り口から見た同じ1日・行こうと思っていた展覧会に行けた
・帰りがけに偶然見つけ

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A Journey to Find Yourself 自分の人生を生きるためのコミット型プログラム

A Journey to Find Yourself 自分の人生を生きるためのコミット型プログラム

コーチとして活動を始めてもうすぐ1年。
この1年、色々なバックグラウンドを持った方のコーチングをやらせていただきながら、クライアントの方々からの報告や感想に喜びを感じることが多くありました。
それと同時に、新たに勉強したことをどう活かすか・また自分が一番価値を生み出せる場面は何かを模索し続けた時間でもありました。
そのため、もうすぐ2年目を迎えるにあたり、通常のコーチングセッションに色を加えた新し

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"誰かの役に立っている実感"を得られることの価値

"誰かの役に立っている実感"を得られることの価値

「異動してからやっていることに対して直接感謝を伝えられることが減って、なんだか役に立っている実感を得られないんだよね」
SNS上で激務な様子を見せていた友達が、仕事に悩んでいると言って第一に切り出したのは、"役立っている実感"の話でした。
彼女にとって「毎日遅くまで働かなくてはならない」ことと同じかそれ以上に、「役立ち実感が得られない」ことも大きな課題としてあるのだなと思いながら、それって多くの人

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心のコンパスをメンテナンス

心のコンパスをメンテナンス

東京ディズニーシーのアトラクション、"シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ"は、心のコンパスを信じ宝物を探す冒険に出かける物語です。

人生は冒険だ 地図はないけれど
宝物探そう 信じてCompuss of your heart

自分の心の中にあるコンパスを頼りに宝物を探すその姿は、私たちの人生に通じるものがあります。

日々の中での"求められる役割"私たちは日々の生活の中で、目の前のこと

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明日が楽しみになるヒント集

明日が楽しみになるヒント集

夜眠りにつくとき、新しい明日を迎えることを、皆さんは楽しみに感じますか。
それとも、なんだか少し憂鬱に感じますか。

日曜日の夜、これから始まる1週間に気持ちが暗くなったり、金曜日の夜、翌日に迫った休日に心が躍ったり、日によってもその感覚は異なるかもしれません。
楽しい予定のある前日と、ちょっと逃げてしまいたくなるような予定が含まれている日の前日では、同じ曜日でも違う気持ちで眠りにつくことになると

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転職が当たり前の時代に、社内で人材育成することの意義

転職が当たり前の時代に、社内で人材育成することの意義

私は現在、プロフェッショナルファームの社内人材の育成に関わる部署で働いています。
その中で最近目に付くのが、研修を受けた方が数か月後には転職しているケースです。
社内で期待している人材だからこそ力を入れた研修を受けてもらうのですが、それが本人の自信に繋がり、結果として離職に繋がっていくこともままあります。

転職が当たり前になりつつある今私も現在の会社は2社目ですし、大学時代の友達で転職を経験して

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答えを教えてもらえるわけではないコーチングの価値とは-2020年の目標は達成できそうですか-

答えを教えてもらえるわけではないコーチングの価値とは-2020年の目標は達成できそうですか-

12月に入り今年も残すところ1ヵ月をきりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
街はクリスマスムードでどこか楽しく、華やかな音楽で溢れる季節ですね。

ところで、年始に立てた目標をあなたは覚えているでしょうか。
私の今年のテーマは「話し言葉で言語化できる人になる」と「我慢のフタを外す」でした。
そのうち「話し言葉で言語化できる人になる」は達成できたように感じていますが、「我慢のフタを外す」は現時点で

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塔の上のラプンツェルにみる、主体的心理の社会実装

塔の上のラプンツェルにみる、主体的心理の社会実装

ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」は、今年公開10周年を迎えました。
ラプンツェルは魔法の髪を持つ塔の中に閉じ込められたプリンセスが、ささやかながら強い自分の願いを叶えるために行動し、本当の自分を知る物語です。

今回は物語を見返しながら、主体的心理である"夢"を実現する過程について考えていきます。
多分にネタバレを含んでいるので、これから映画を見る方は先に見てからお読みください。

それでは

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納得感のある人生に向けて

納得感のある人生に向けて

今の生活を振り返ってみて、納得感を点数にすると何点くらいになるでしょうか。
それは思ったよりも高かったでしょうか、それとも低かったでしょうか。
もし納得感が少し低く感じたら、それは今までの判断基準をアップデートしたり、自分について目を向けてみるのにいいタイミングかもしれません。

日々に散らばる選択人は日々の中で物凄くたくさんの選択を繰り返しています。
あまりに多いからこそ、その選択はほとんど無意

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