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    おいしいごはん

    ゆすんの2ndアルバム。トレーラー👇https://youtu.be/bS4tC5b5kL0?si=fShU8k7CO21tzUMW収録曲👇1. ダイレクト2. 好き嫌い3. 全マシ4. 匿名ベイベー5. いるよ6. 女を抱きたい7. のらりくらり8. 鏡の中のそいつ9. おいしいごはん10. 負け戦
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    ごはんレコード

記事一覧

「都会と田舎、住むならどっち?」という愚問

 都会と田舎で住むならどちらがいいかということを、つい最近までよく考えていた。 そして「自然が多い田舎の方がいいな」と思ってたのだけど、最近地方に行く機会があっ…

ゆすん
6日前
12

「名前がない何か」に耳を傾けること

この間、朝井リョウの『正欲』を読んで感動したのだけど、クライマックスに出てくる 「自分が想像できる“多様性”だけ礼讃して、秩序整えた気持ちになって、そりゃ気持ち…

ゆすん
10日前
11

書くことについて②

最近、継続的に依頼をいただいていたライティングの仕事を一つ蹴ってしまったこともあり、自分がなぜその選択をしたのか理由を考えた上で、「書くこと」についてもう一度自…

ゆすん
12日前
13

人生は、地獄で高級寿司食べてるようなもの

人生のどこかの時点で、心が完全に晴れることがなくなってしまった。当たり前の結果だと思う。こんな世界でーこんな世界がどんな世界なのか説明しなくても多くの人がわかる…

ゆすん
2週間前
13

短編小説『ええ女』

「別れよう」 「え、なんで」 「お前、女ちゃうすぎるわ」 「…は?」 「だからどっちかといったら男やねん、お前は。友達に“彼女”って紹介するのも恥ずかしいわ」 彼に…

ゆすん
3週間前
10

自分に甘すぎるぐらいがちょうどいい

「自分に厳しく」という言葉を、今までの人生の中で何度聞いてきたことだろう。 学生時代に学校の先生に散々聞かされたこの言葉が、社会人になった今、生活の中で少しでも…

ゆすん
1か月前
14

夢と欲望

私はびっくりするぐらい、よく夢を見る。 ほとんど毎日と言ってもいいんじゃないかというほどだ。 夢は自分の深層心理の現れだと聞くから、いつも見た夢を日記に書いておこ…

ゆすん
1か月前
7

衝動と無気力

私にはときどき、何もかもをぶち壊してしまいたいという衝動が不意に生まれる瞬間がある。 例えば、こういうときだ。 いつもは化粧をして行く店にすっぴんで行ったら、男…

ゆすん
1か月前
15

成長

私は今から、髪を切りにいく。 高校3年生になって部活を引退したタイミングでショートボブにしてからは、髪を長く伸ばしたことがほとんどなかった。 だけど、一昨年の年末…

ゆすん
2か月前
9

書くことについて

文章を書くことは、ずっと好きだった。 高校時代から日記をつけていたし、大学時代には日本文学を専攻して、文章演習の授業で作品を発表するのが楽しくてしょうがなかった…

ゆすん
2か月前
15

継続する技術

毎日腹筋を20回する、という目標を立てた。 今までの人生で、何回立てたか数えられないぐらい同じ目標を何回も立ててきて、ああもう私は腹筋続けられないのかなって思って…

ゆすん
2か月前
7
「都会と田舎、住むならどっち?」という愚問

「都会と田舎、住むならどっち?」という愚問

 都会と田舎で住むならどちらがいいかということを、つい最近までよく考えていた。
そして「自然が多い田舎の方がいいな」と思ってたのだけど、最近地方に行く機会があって、考え方が変わった。
住む場所を決めるときに、「都会か田舎か」という二択で考えること自体が間違っていたと思った。

その最近行った地方というのは、田舎と言っても「住みやすい田舎ベストランキング」にランクインするほど、生活するにおいて困らな

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「名前がない何か」に耳を傾けること

「名前がない何か」に耳を傾けること

この間、朝井リョウの『正欲』を読んで感動したのだけど、クライマックスに出てくる

「自分が想像できる“多様性”だけ礼讃して、秩序整えた気持ちになって、そりゃ気持ちいいよな」

というセリフを読んだときに、ふと「多様性って、結局何なんだろう?」という疑問が浮かんだので、忘れないうちに考えておこうと思う。

そもそも「マイノリティ」という言葉が世に出てきた理由は、なぜだろう?
きっとそれは、自分たちに

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書くことについて②

書くことについて②

最近、継続的に依頼をいただいていたライティングの仕事を一つ蹴ってしまったこともあり、自分がなぜその選択をしたのか理由を考えた上で、「書くこと」についてもう一度自分なりに考えてみようと思う。

仕事として「書くこと」、自己表現として「書くこと」

本業の合間に、副業としてYouTube動画の台本を書いている。
「書くことが好きだから」という理由で始めたライター業だったけど、これがまあ楽しくないのだ。

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人生は、地獄で高級寿司食べてるようなもの

人生は、地獄で高級寿司食べてるようなもの

人生のどこかの時点で、心が完全に晴れることがなくなってしまった。当たり前の結果だと思う。こんな世界でーこんな世界がどんな世界なのか説明しなくても多くの人がわかると思うがー何かに心を完全に許せる時間なんて、一秒たりともない。だから私は、自分の心を晴れさせることも、心にぽっかり空いた穴を何かで埋めることも、とうの昔に諦めている。きっとずっと、色々な悲しみをすべて抱えたまま生きていくしかない。

だけど

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短編小説『ええ女』

短編小説『ええ女』

「別れよう」
「え、なんで」
「お前、女ちゃうすぎるわ」
「…は?」
「だからどっちかといったら男やねん、お前は。友達に“彼女”って紹介するのも恥ずかしいわ」
彼にそう告げられたとき、私の指に挟まれたセブンスターから一塊の灰がぽとりと床へ落ちていった。
「最初はそういうボーイッシュなところが好きやったけど、もはやボーイッシュとかちゃうねん、男やねん」
「でも男やったら付いてるもん、付いてないで?」

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自分に甘すぎるぐらいがちょうどいい

自分に甘すぎるぐらいがちょうどいい

「自分に厳しく」という言葉を、今までの人生の中で何度聞いてきたことだろう。
学生時代に学校の先生に散々聞かされたこの言葉が、社会人になった今、生活の中で少しでも弱い自分が出てくるようなときに何度も繰り返し頭の中に鳴り響く。まるで、彼らが自分の中に住み着いてでもいるみたいに。

私が「自分に厳しく」と言われて自分に厳しくできる人間だったら良かったのだけど、残念ながら私は自分が熱中できること以外の場面

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夢と欲望

夢と欲望

私はびっくりするぐらい、よく夢を見る。
ほとんど毎日と言ってもいいんじゃないかというほどだ。
夢は自分の深層心理の現れだと聞くから、いつも見た夢を日記に書いておこうと思うのだけれど、毎回起きた瞬間は覚えていてもその後すぐにトイレに行っちゃったりなんかすると、途端に忘れちゃう。

起きているときの自分には到底想像もできないぐらい不思議な世界にいたことと、どんな色味が強かったとか(私の場合は視覚が強烈

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衝動と無気力

衝動と無気力

私にはときどき、何もかもをぶち壊してしまいたいという衝動が不意に生まれる瞬間がある。

例えば、こういうときだ。

いつもは化粧をして行く店にすっぴんで行ったら、男性の店員に明らかにいつもと違う態度で接客されたとき、その店員に向かって「お前ごときに美醜で客への態度を変える資格はねえんだよ、この面長シャクレ鼻でか男があぁあっ!!!」と思いっきりそいつの顔面を罵倒してやりたくなる。

まだ関係が浅い人

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成長

成長

私は今から、髪を切りにいく。
高校3年生になって部活を引退したタイミングでショートボブにしてからは、髪を長く伸ばしたことがほとんどなかった。
だけど、一昨年の年末に今の彼と出会ってから髪を伸ばしはじめ、今ではもう鎖骨の下ぐらいまで伸びている。
そして最近、また急に髪を切りたくなってきてしまって、ついさっき、自転車で行ける距離の美容院を探して当日予約した。

この髪を切ったら私、変われるかな?なんて

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書くことについて

書くことについて

文章を書くことは、ずっと好きだった。
高校時代から日記をつけていたし、大学時代には日本文学を専攻して、文章演習の授業で作品を発表するのが楽しくてしょうがなかった。
好きなだけじゃなくて、割と得意な方だとも思っていたし、今は長らく書いてなかった分多少衰えてはいると思うものの、少なくとも読める文章にはなっていると信じている。
だけど、私はちょっとカッコつけすぎる癖があって、自分の知識だとか、考えの高尚

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継続する技術

継続する技術

毎日腹筋を20回する、という目標を立てた。
今までの人生で、何回立てたか数えられないぐらい同じ目標を何回も立ててきて、ああもう私は腹筋続けられないのかなって思ってたけど、ある一つのアプリを見つけたことによって今回は希望が見えている。
「継続する技術」というアプリなのだが、これが面白くて、普通のタスク系アプリとは違って目標を一つしか立てられない。
それに立てる目標は「5分でできる最低限の目標」と定

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