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輝く文章

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noteの中で書いた文章はこちらにまとめました。
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#バンドマン

うだつが上がらない2

うだつが上がらない2

2週間前と同様、どことなく調子の上がらない日々が続いている。読みたい気持ちはあっても本が読めず、それが少し辛い。前回は無心でプレイしていたSwitchの花札、今は起動する気が起きずそのままだ。
またこれは偶然重なったのだけど、自分が相手にネガティブな印象を与えるコミュニケーションを取っていたと知る機会が複数回あり、そういえば自分はずっとこの「コミュニケーション」面の失敗を積み重ねてきて今があるのだ

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2年

2年

先日、約2年ぶりにバンドでライブをした。
この状況下での音楽活動を渋っていたのは主にわたしで、そうこうしているうちに2年が経ってしまったのだ。今もライブをすることに不安や恐れがないわけではないが、旧知の仲であるバンドから誘いを受けたツーマンライブイベントであること、また先んじて3回目のワクチン接種を終えていたこともあり、ライブへと踏み切った。

フロアに集まったお客さんの顔を見ながら、これまで当た

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【サブスク開始のお知らせ】

【サブスク開始のお知らせ】

ご無沙汰しております、ヒガシノメーコです。
5/28より人生初のベース弾き語り音源「ヒガシノメーコの考え」のサブスク・音楽配信を配信しましたので、お知らせに参りました!

ApplemusicやSpotifyなどはもちろん、幅広い配信サービスで配信していますので、ご利用中のサービスなどがありましたら聴いてみてください。

収録曲は下記のとおりです。

【ヒガシノメーコの考え(方) 】
1. ジジィ

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2020年5月23日時点の自分

2020年5月23日時点の自分

あっという間に、5月も下旬に差し掛かっている。蒸し暑い日が続いたかと思えば、冷たい雨が降り続く凍えるような天気も続き、押し入れにしまわないでいた毛布にくるまり眠る日もあった。

コロナウイルスの影響で、バンド活動ができなくなってからもう2ヶ月。仕事が入らなくなって、1ヶ月近く。少し前に1件だけ仕事が入ったものの、原稿の素材となる追加資料をなかなかもらえない状態なので、このままだと原稿を納品できない

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2週間日記

2週間日記

本日のエッセイは、ここ2週間の出来事を日記形式でアップすることにします。

3月7日(土)
翌日が誕生日なので、それらに関するエッセイを書く。

3月8日(日)
誕生日を迎えた。ドラえもんの映画を観る予定だったけれど、上映延期になったため、代わりにアリ・アスター監督の『ミッドサマー』を観ることにする。衝撃を受けるシーンもあったが、周りの評判ほど心に傷を負うことなく観終えた。どちらかというと、冒頭の

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ヒガシノメーコ爆誕前夜

ヒガシノメーコ爆誕前夜

明日、3月8日はわたしの誕生日。(YATTTA!)
その前日である今日が隔週土曜のエッセイ更新日になったため、本日は自分自身をしっかりと振り返っていきたい。

そんなことは言っても、今は正直、誕生日ワーイなどと言える状況ではない気がする。新型ウイルスの蔓延、マスク不足、教育機関の一斉休校等、前向きでないニュースばかりが溢れている。さらにライブハウスからウイルス感染者が出たことから、ライブハウスやバ

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2019年:「生きている感」のある年でした

2019年:「生きている感」のある年でした

年内最後のnoteが今年もやってきた。毎年この時期は、去年最後に書いた記事を見返すのだけど、2018年ラストは占い師からの”逃げは良くない”という言葉に違和感を覚えながら、派遣仕事とかけ持ちをする半分フリーランスから「完全フリーランス」になることについて、期待と不安がない交ぜになった気持ちを語っていた。
▼2018年12月29日/逃げて良し

そう。2019年は、”フリーライター1本で生きてい

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絵に描いたような「青春」がある人、そしてない人

絵に描いたような「青春」がある人、そしてない人

人づてに聞いた話だと、最近周りでは、出会ったり別れたりといった事案が頻発しているらしい。「夏だからかな」と誰かが言っていた。そうか。「夏だから」なのか、と思った。

夏だから。
あまりの暑さに、いつもなら笑って流せる相手のちょっとしたことが、許せなくなってしまったのだろうか?

夏だから。
あまりの暑さに、普段は気にも留めない相手の一言が、なんだかステキに心に響いてしまったのだろうか?

それって

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バカ娘元気に生きる

バカ娘元気に生きる

今日は父の命日。彼が亡くなって、5回目の年だ。もともと、父の話を書きたくてnoteを始めたのだが、それ以降も毎年違う視点でこの日について考えをしたためている。

■命日 2年の記事…「おっさんの妖精が本当になった日。」
■命日 3年の記事…「妖精の命日。(おっさんへ)」
■命日 4年の記事…「――――という、はなし。」

あれから5年もの月日が流れると、わたしの状況も一段と変わり、バンドのCDが

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これからもずっと、ギターは弾けない。

これからもずっと、ギターは弾けない。

わたしは現在バンドでベースとボーカルを担当しているのだけど、高校時代は軽音楽部でギターを弾いていた。「実は昔、ギターを弾いていたんですよ~」と自慢できるほど上手くなかったし、今思うとギターよりベースの方が性に合っていた、というくらいの話だったから、周りの人にこの話をしたこともほとんどがない。

高校時代のわたしは、ギターが全然上手くなかった。まずギターをはじめるにあたって、コードを覚えるのが面倒く

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「社会の荒波」楽しむスタイル

「社会の荒波」楽しむスタイル

相も変わらず、社会における対人関係とコミュニケーションがすこぶる苦手で。20歳で社会に出て7年も経つというのに、いまだに冷や汗をかき、思考が止まり、そして周りの人々の時間を止める大事故をたくさん起こしている。バンド活動をしているわたしを知っている人たちは、「そんな風に見えないけどなあ」と思うかもしれないし、「やっぱり見た目通りだね…」と頷くかもしれない。そんな中、またしても仕事環境が変わるイベント

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瞬間湯沸かし器のムスメ

瞬間湯沸かし器のムスメ

過去に何回かnoteの記事にしたように、うちの父はおっさんの妖精のような不思議で穏やかな人柄だった。人がそばにいるといつも口角は少し上を向いていており、家族で買い物に行ったときなども、気付けばふらりと近くの人に話しかけたりしていた。生前は新宿ゴールデン街の飲み屋でたくさん友人を作っていたらしく、お葬式にはその友人らがたくさん来てくれた。

しかしそんな父は、意外にも「怒りやすい性格」だった。ワハハ

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バンドマンじゃなかったときの人生。

バンドマンじゃなかったときの人生。

諸々の事情で、自分が今活動しているバンドに入ったきっかけを思い返す機会があった。わたしが活動しているバンド、カタカナに入ったのは22歳のころ。今から5年も前にあたる。

短大を卒業後も友人や先輩とバンド活動を続けていたが、メンバーがそれぞれの道を歩んだり、はたまた消息を絶ってしまうメンバーがいたりと、なかなか思うように活動を進められなかった。バンドを動かせないときは仕事に精を出してみたけれど、やっ

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わたしのことを ”見つけて” 笑うな!

わたしのことを ”見つけて” 笑うな!

ここ数年で気づいたのだが、わたしは人の名前や顔を記憶するのが得意なのかもしれない。特に学生時代に関わった人たちのことは、意外と覚えているらしい。

そう思うきっかけとなったのが、約2年前に勤めていた会社で、中学の同級生と再会したことだ。勤務初日、案内された自分の席の隣にいる女性に見覚えがあった。それは中学時代に部活を共にした同級生だった。当時から派手な顔立ちだった彼女、10年経ったその面影が残って

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