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ポジティブに魂を売らないコーチング

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コーチング関連の話題をまとめていきます。
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#カウンセリング

"誰かの役に立っている実感"を得られることの価値

"誰かの役に立っている実感"を得られることの価値

「異動してからやっていることに対して直接感謝を伝えられることが減って、なんだか役に立っている実感を得られないんだよね」
SNS上で激務な様子を見せていた友達が、仕事に悩んでいると言って第一に切り出したのは、"役立っている実感"の話でした。
彼女にとって「毎日遅くまで働かなくてはならない」ことと同じかそれ以上に、「役立ち実感が得られない」ことも大きな課題としてあるのだなと思いながら、それって多くの人

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心のコンパスをメンテナンス

心のコンパスをメンテナンス

東京ディズニーシーのアトラクション、"シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ"は、心のコンパスを信じ宝物を探す冒険に出かける物語です。

人生は冒険だ 地図はないけれど
宝物探そう 信じてCompuss of your heart

自分の心の中にあるコンパスを頼りに宝物を探すその姿は、私たちの人生に通じるものがあります。

日々の中での"求められる役割"私たちは日々の生活の中で、目の前のこと

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明日が楽しみになるヒント集

明日が楽しみになるヒント集

夜眠りにつくとき、新しい明日を迎えることを、皆さんは楽しみに感じますか。
それとも、なんだか少し憂鬱に感じますか。

日曜日の夜、これから始まる1週間に気持ちが暗くなったり、金曜日の夜、翌日に迫った休日に心が躍ったり、日によってもその感覚は異なるかもしれません。
楽しい予定のある前日と、ちょっと逃げてしまいたくなるような予定が含まれている日の前日では、同じ曜日でも違う気持ちで眠りにつくことになると

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塔の上のラプンツェルにみる、主体的心理の社会実装

塔の上のラプンツェルにみる、主体的心理の社会実装

ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」は、今年公開10周年を迎えました。
ラプンツェルは魔法の髪を持つ塔の中に閉じ込められたプリンセスが、ささやかながら強い自分の願いを叶えるために行動し、本当の自分を知る物語です。

今回は物語を見返しながら、主体的心理である"夢"を実現する過程について考えていきます。
多分にネタバレを含んでいるので、これから映画を見る方は先に見てからお読みください。

それでは

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納得感のある人生に向けて

納得感のある人生に向けて

今の生活を振り返ってみて、納得感を点数にすると何点くらいになるでしょうか。
それは思ったよりも高かったでしょうか、それとも低かったでしょうか。
もし納得感が少し低く感じたら、それは今までの判断基準をアップデートしたり、自分について目を向けてみるのにいいタイミングかもしれません。

日々に散らばる選択人は日々の中で物凄くたくさんの選択を繰り返しています。
あまりに多いからこそ、その選択はほとんど無意

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叶え組とコーチング

叶え組とコーチング

理想の未来を思い描いてもらうことを、コーチングでは結構行う。
"田舎町で顔なじみの人と笑い合っていたい"とか、"仕事で成果を出して海外支社に赴任したい"とか、その内容や描き方は様々だけど、この先どうなっていたいかを鮮やかに彩る。

色々な制約を外したり自分で今は見えない少し先の未来を考えようとしてみることで、あまり"こうなりたい"が強くない人でも未来にわくわくできるようになることもよくある。
ただ

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伴走者は相性が大事だから

先日、「コーチとの相性ってあるのでしょうか」というお問い合わせをいただきました。
それぞれどのコーチも根本にある進め方や考え方はある程度同じで、他の経験や学びをかけ合わせたり色を加えたりするものの、ベースがまるっきり違うということはないと思います。
ただ、私は個人的に相性がとても大事だと思っているので、それについて少し書きたいと思います。

今年はずっと同じ美容室に行っていますいきなり本題と反れる

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私がコーチングを初めて受けた時のこと

2019年、季節が春に移ろい始めた頃。
私が初めてコーチングを受けたのはそんな季節、休職明けから少し経って、キャリアカウンセリングを受けている最中でした。

もともと高校生の頃からカウンセリングを受けたことがあって、大学に入ってからも会社に入ってからも何度かカウンセリングは受けていたのですが、相性が合うとか効果を感じるということはあまりなく、高校・大学時代には少し通っては音信不通になるというのを割

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私がコーチングや心の仕組みを学んで、できるようになったことと変わらないこと

私がコーチングや心の仕組みを学んで、できるようになったことと変わらないこと

昨年コーチングを学んで、それによって新しくできるようになったことと変わらず自分の中にあるもの、その両方を強く認識しています。
心の探求も自分について知ることも、ゴールがあるものではないからこそ、その時々に合わせて見直し続けていけたらいいなと思っています。

できるようになったこと俯瞰的な視点の獲得が、まずとても大きく感じています。
イライラしたり落ち込んだりした時に、"私は今そう感じているんだな"

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苦しんだ過去は財産にもなる

「過去にネガティブな投稿がある人より、そうじゃない人の方が相手は話すとき安心感があるんじゃないかな」
池袋のバー、午後8時。
狭いテーブル席に座りながら言われたその言葉に、なんだかあまり納得がいかない。
「そうかなぁ、むしろその方が安心感があると思ってたんだけど」
世の人の考え方はどちらだろうか。

noteを始めて2年以上が経った。
もともとnoteを始めたきっかけは、休職中で何か書くことで気を

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自己肯定感を上げるため、積み重ねた破片を拾い集めて

自己肯定感を上げるため、積み重ねた破片を拾い集めて

自己肯定感は高い方がいいって、きっとそんなことを思っている人は多くて。
自分の可能性を引き出すためにも、自分自身が今より生きやすくなるためにも。
同じ道を歩くなら自分で首を絞めながら歩くより足取り軽く歩けた方が、歩いてきた道もこれから歩き進める道も、きっとずっと心から好きになれるから。
でもそんなことわかってるけどできないって、別に好きで苦しんでいるわけじゃないのにって、自己肯定感が低いとき、そう

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自己犠牲の危うさ

自己犠牲の危うさ

自己犠牲って、すごいことだ。
自分を後回しにして誰かのためを優先して。
自分を蔑ろにして誰かの役に立とうとして。
だけど美しいし目指したいと思っていたそれは、今は危ういものだと認識している。
自己犠牲って、無理を重ねることだから。

やさしい人は、誰かのために行動する。
あの人を想って気遣う言葉、窮地に置かれた誰かをかばって声をかけ、足の悪い誰かと横断歩道を一緒に渡る。
誰かのために動くことができ

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理想に潰されてしまいそうな夜に

理想に潰されてしまいそうな夜に

ありたい姿が明確だからこそ頑張れる、それはきっと正しいし、私もそれによってなんとか一人で立てるようになれた。
英語力の向上も、ダイエットの成功も、仕事も私生活も。
"こうなりたい"姿が鮮やかに描けるからこそ、それに向かって日々頑張ることが充実感をもたらす。
だけど人には、自分の力でどうにもできないことがある。

ドラマ「アンサングシンデレラ」の中で、闘病中の教師はこの状態では自分の理想になれないと

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「話す」「書く」それぞれのよさ

「話す」「書く」それぞれのよさ

カウンセリング・コーチングを複数受けたりやったりしてきた中で、一通り「話す」「書く」をどちらの視点からも経験しました。
そのため、実際に行った中で感じたそれぞれのよさ・むずかしさを少しずつ共有できればなと思います。

受ける側としての「話す」
「話す」セッションでは、話した内容そのもの以外のものも伝えられることがよさになります。
なんとなく空気感で相手に伝えられるような安心感や、言葉につまった時に

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