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時間が止まる感覚って
子どもたちを送り出し、
ひとりキッチンの片づけや洗濯物といった
家事を一通りこなし終える。
ここからはお楽しみのコーヒータイム。
片付いたキッチンでひとり、
お湯を沸かし、コーヒーを淹れる。
ミシっと家がきしむ音。
空気清浄機のブーンという稼働音。
静かだ。
特に今日のような陰鬱な雨の日は、
灰色にスッポリと世界が覆われたようで
時間が止まってるみたいだ。
とても気持ちいい。
子どもた
本に栞を挟むような、小さな光。
今日は子どもの授業参観だった。
ときに予測してないところで
輝く光のようなものに出会う。
夜、寝る前のひととき。
ノートを広げ、今日あったことを思い返す。
午前中は上の娘の授業を参観、
午後は下の息子の授業参観を終え、
そのまま息子と共に下校した。
途中、息子は友だちと遊び、
寄り道しまくり、遊び放題。
同じ時間に娘も下校してるということを
すっかり忘れていた母。
帰宅して、ふぅーっと一
ママエモンの4次元ポケット。
「何とかしてよ、ママエモン」
子どもたちが困ったとき、
よく私に言ってくるセリフである。
学校で嫌なことがあったとき。
宿題をやる気になれないとき。
兄弟ゲンカしたとき。
その話を私にしながら、最後には
「なんとかしてよ、ママエモン」と言う。
分かる分かる。
それは嫌だよねえ、うんうん。
ただ、ママエモン。
なんとかしてあげたいけど
何もできないんだ。
たとえば、学校でのお友だち関係や
"ドンくさい"私に生まれ変わろう。
ちょっと出かける用事があった。
今日はとても天気が良い。
久々に車ではなく、
自転車で出かけてみることにした。
流れていく冷たい風が気持ちいい。
見慣れた街並みも
車で通り過ぎるのとはまた、違って見える。
自転車は温かくて、優しい
人の生活の匂いがしてくるスピードだ。
「自分」という存在も
ときに全く違うように
他人に映っているときがある。
長い間、自分のことは
”ひねくれ者”だと認識して
なんてない朝に、愛と幸せを。
朝、子どもたちを学校へ送り出すと
ひとりっきり、朝食の片付けだ。
子どもがテーブルにこぼしたままの
人参の切れ端を布巾で拭き取りながら
お母さんって大変だな…
とふと呟いてしまう。
昨日、学校から帰ってきてすぐ
子どもが
「学校行きたくない」
と言い出した。
どうも友だちとうまくやれてないらしい。
意地悪をされるのだ、と。
子どもの悩みは、即自分の悩みだ。
こういうとき、
なんと声を
コバンザメ、独立する。
先日、子どもが読んでいる
小学生向けの新聞で面白い記事を見つけた。
コバンザメの話だ。
サメやクジラの下にくっついて、
彼らが残したエサや排泄物、
寄生虫などを食べて暮らすコバンザメ。
「コバンザメみたいなヤツだな」
と権力者のおこぼれにあずかる人の
例えでも使われる、
どちらかと言えば残念な生き物。
ところが鹿児島の一部の海域では、
サメなどにくっついて移動することを
やめてしまったコ
自分の機嫌、子どもの機嫌。
夏休み後半。
どうにもモヤモヤしている、ここ数日。
なにか嫌なことがあったわけではない。
何かに苛まれてるというわけでもない。
いたって平和な日々。
だがなぜか心が晴れない。
イライラして、
何かが「足りない」と感じている。
これはいったい何だ?
ノートに向かい、
「何にモヤモヤしている?」
と自問してみる。
しばらくして
”自分のペースで1日を過ごしたいのに
食事も
出かける用事も
時
魂震わす夏にしたい。
甲子園のような
タイトルになってしまったが
今年は長女の方が何かと忙しく、
どこにもいかない
基本、在宅な夏休み。
それでもなんか夏らしいことしたいなあ、
とワクワクしている。
今年の春、久々に
長期でハワイに行った。
「どうだった?」
とよく聞かれたが、はっきり覚えていたのは
ゆく先々で起こった笑えるできごとや
突然のトラブルであり、
「▲▲に行ってきた!最高!」
とか
「●●の××
当たり前なことなんてない。
ギックリ腰になった。
転んで床に座ってしまった父が
立ち上がろうとするのを
横でサポートしようとして
「せーのっ」と力を入れたとき
ゴキッ
聞き慣れない音が私の身体から響いた。
母は
「名誉の負傷だ」と慰めてくれたけど。
これじゃあ、
「何しに来たんだ、お前」状態だ。
高齢の両親の様子を見に、
単身で帰省していた先での出来事。
世話をするつもりが
世話をされてしまっとる。
戻るときは
空見上げて、心ときめかす。
彩雲を見た。
運転中にサングラスをかけていると
彩られた雲を見ることがある。
とても綺麗だから
慌てて写真を撮ったりするけれど
なかなか色までは映りこまない。
それが今回ははっきり肉眼で分かり、
しかも雲は大きく、
写真を撮っても綺麗に映った。
35度を超える猛暑の中、
スーパーの駐車場でジュージュー
焼かれている気分ではある。
が、それがどうでもよくなるほどに
美しい。
スーパーに出入
後ろの神様は楽しく話せているか?
娘が反抗期である。
こちらが何か聞いても
「別にどっちでもいい」
とそっけない言葉で返ってくることは、
もはや日常。
「夏休み、
家族でどっか旅行しようよ!」
ワクワクしながら
旅行の提案をしたときも
「行きたくない」
仏頂面のままで、
こちらを見ようともしなかった。
なに?これ。
なんでこうなった?
なんでこんな
冷めた感じになってんの?
母はツラい。とてもツラい。
どっかで育て方
私はどの位置にいるべき?
早朝から夫の愚痴である。
どうやら仕事が立て込んでるらしい。
「やってもやっても減らない」
と嘆き、
「そういうときに限ってトラブルが起きる」
と怒っている。
私は耳だけで聴きながら
急いで朝食の準備中。
正直に言えば、
朝からは聞きたくない話。
できるならば、
夫婦で楽しい話がしたい時間。
たださすがに言えない。
こういうとき、妻として
どういうポジションにいるべきなの?
と考える。
私にとっての豊かさとは何か。
♪アンアンアン、とっても大好き
どーらえーもん♪
息子と習い事の帰り。
ふたり手をつないで駐車場までの
道のりを歩いていく。
「その歌、お母さんが小さい時に
見てた頃の歌だね。
YouTubeで見たの?」
「そうだよ」
にっこりと息子が笑う。
夕暮れの空は
オレンジ色に染まり始めている。
帰り道を急ぐ大人たちと
早いスピードですれ違っていく。
いつもの街中の景色。
いつもの帰り道。
家