吾音萌音

一人ひとりの心にしっとりと溶け入るような風味、潤滑油でいられたら💚 全てを愛の歌に仕立…

吾音萌音

一人ひとりの心にしっとりと溶け入るような風味、潤滑油でいられたら💚 全てを愛の歌に仕立てます。

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29. 【詩】 花手水 (はなちょうず)

朝目が覚めて 自分の呼吸を確かめる 生きている それは恵みだと 君が言う どうしようもなく 寂しさの底の底で 水にくるまれる時でも 好きなものをスキとまっすぐに…

吾音萌音
1年前
586

ふりさけみれば

Nach oben sehen gibt es Himmel und Wasser Wenn das Licht leuchtet kommt das Rauschen des Windes An einem einfachen Tag heißt heute zähle ich Elementsymbole mi…

吾音萌音
8日前
119

🌿プレゼント🌿5月のカレンダー作りました

良かったら個人で使ってやってください😊         🌿🍀🌿 オリジナルの詩「夢路」はこちら         🌿🍀🌿 四月のカレンダー 三月のカレンダー 二…

吾音萌音
13日前
124

徒桜(あだざくら)

一気に空のトーンが落ちて ふんわりひらふわ 牡丹雪 あちらこちらに舞い降りて 地の色に溶けながら 春を欺く 薄桃色の季節の終わり あといくつ こんなふうに白みゆく 季節…

吾音萌音
2週間前
148

夜さり (ようさり)

呑み残したワインの赤を 少し傾けて三日月 網戸越しに夜空を区切って 星一つ惑星二つ ひと目進んで小宇宙 碁盤の上でスキップを踏んで 私ごと小さくなって 水仙の帽子にス…

吾音萌音
3週間前
150

花天月地 (かてんげっち)

月夜に心彷徨う時は 肌色の石柱に ぴったりと右手を添わせ 赤の奇跡の導きに 秘密の呪文を充てがってみる 規則正しい脈拍のごと なんということもない今日が また一日降り…

吾音萌音
1か月前
146

他記事の添付の仕方(詩ではありません)

何度か知りたいとご質問を受けましたので、ここに記録として残しておきます。 自分の記事の中で、別の方の記事を添付したい場合の手順です。 画像付きで紹介したい場合、…

吾音萌音
1か月前
97

ゼリー

Es ist wie ein Sprung in Gelee Hin und her schwankend und im schwächsten Licht habe ich deine Augen angeschaut Auf diesem Weg der noch lange Zeit andauern wird…

吾音萌音
1か月前
161

🌷プレゼント🌷4月のカレンダー良かったらどうぞ

良かったらお使いください😊       ⅳ❖ⅳ💮🩷💮ⅳ❖ⅳ ぺんぎんさんの桜の写真をベースに使わせていただきました。         ⅳ❖ⅳ💮🩷💮ⅳ❖ⅳ 「飛…

吾音萌音
1か月前
145

春霞

00:00 | 00:00

ファンファーレの聞こえそうな 疑いのないイエローが 星の形を主張している 色味の暗くなりゆく一輪 もう終わってしまうのと 声をかけて 首を起こす 冷えた地表からは 地…

吾音萌音
1か月前
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語れば語るほど 薄く溶けゆく水面の泡 色を持たず 空気に淡く 時に地層深く堕ち 熱い核心の先端で暖を取り 浮き上がり海に泳ぎ 清流を逆行しては 空を仰ぐ 心騒ぐ…

吾音萌音
1か月前
171

僅か

Ich spüre die Leidenschaft der Sonne auf der linken Wange die seine Standposition geringfügig verändert Du murmelst drei Blumennamen der reihe nach wie d…

吾音萌音
2か月前
152

🌸プレゼント🌸3月のカレンダー作りました

良かったら使ってやってください。 詩「悩み」 朗読

吾音萌音
2か月前
137

吾音萌音 Anemone

光が空から溶け出すように 小鳥の囀りが夜明けを謳う 枝から枝へ移り行く 短い羽ばたきは 扇をふわりと開くように 前髪を燻らせる 世界が拓ける瞬間は ほんの小さな砂糖菓…

吾音萌音
2か月前
160

ショコラ ブラン »Chocolat Blanc«

吐息の描く綿雲を 両手ですっかり持ち去って 君のポケットに 閉じ込めたい早緑月 グレーホワイトは 低く立ち込め 見上げる空の 果ては高く 伸ばした手の先には チョコレー…

吾音萌音
2か月前
167

春を待ちわびて

春を待ちわびて 白きものの去りゆくさまを 静かに見守る Ich kann es kaum abwarten bis der Frühling kommt Während weiße Sachen vergehen beobachte ich ruhig …

吾音萌音
3か月前
190
徒桜(あだざくら)

徒桜(あだざくら)

一気に空のトーンが落ちて
ふんわりひらふわ
牡丹雪
あちらこちらに舞い降りて
地の色に溶けながら
春を欺く

薄桃色の季節の終わり
あといくつ
こんなふうに白みゆく
季節の隙間を
あなたと感じて
中指からするりと掌
合わせて腕から肩へ
はんなりと湧き出づる
体温に似たこの現象を
忘れぬように
今ここにあるように

背景には新緑の息吹の潜む
思い出は
モザイクの欠片になって
ざわめきながら
描かれゆ

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夜さり (ようさり)

夜さり (ようさり)

呑み残したワインの赤を
少し傾けて三日月
網戸越しに夜空を区切って
星一つ惑星二つ
ひと目進んで小宇宙
碁盤の上でスキップを踏んで
私ごと小さくなって
水仙の帽子にスノードロップのトップス
カラーの袖口優雅に
オンシジュームのロングスカートが戦ぐ
ドレープに眩しく泳ぐ月光
ステップを踏み
常夜灯の優しいテラス席に行き着けば
闇色のカフェインのため
ざっくりと粉砂糖に匙を差し込む
想像されるサ音より

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花天月地 (かてんげっち)

花天月地 (かてんげっち)

月夜に心彷徨う時は
肌色の石柱に
ぴったりと右手を添わせ
赤の奇跡の導きに
秘密の呪文を充てがってみる
規則正しい脈拍のごと
なんということもない今日が
また一日降り積もる

サボテンの傾く方向に
朝日の訪れは約束されている
君の歌声が朗らかに
棘の先を震わせる夜半 
緑の中身に空洞の有無を思う

物事の始まりは
幾度と昇る新しい月の
ある日の君と
その日の私と
未来があるから過去はある
君だけに

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他記事の添付の仕方(詩ではありません)

他記事の添付の仕方(詩ではありません)

何度か知りたいとご質問を受けましたので、ここに記録として残しておきます。

自分の記事の中で、別の方の記事を添付したい場合の手順です。
画像付きで紹介したい場合、最後にダブルクリックをするのがポイントになります。
以下画像とともに一つずつご説明いたします。

紹介したい記事を開き、右上の点が3つ並んだボタンをクリック

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5.添付し

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🌷プレゼント🌷4月のカレンダー良かったらどうぞ

🌷プレゼント🌷4月のカレンダー良かったらどうぞ

良かったらお使いください😊

      ⅳ❖ⅳ💮🩷💮ⅳ❖ⅳ

ぺんぎんさんの桜の写真をベースに使わせていただきました。

 
      ⅳ❖ⅳ💮🩷💮ⅳ❖ⅳ

「飛花落花」オリジナルもお目通しいただけると嬉しいです。

      ⅳ❖ⅳ💮🩷💮ⅳ❖ⅳ

     ⅳ❖ⅳ💮嬉しいお知らせ💮ⅳ❖ⅳ

桜の写真を提供してくださったぺんぎんさんが自らの記事でカレンダーを紹介して下

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吾音萌音 Anemone

吾音萌音 Anemone

光が空から溶け出すように
小鳥の囀りが夜明けを謳う
枝から枝へ移り行く
短い羽ばたきは
扇をふわりと開くように
前髪を燻らせる

世界が拓ける瞬間は
ほんの小さな砂糖菓子を
半分コする微笑みの続きに
やるせなさも儚さも
全て甘いと
共にふふむ

日の入りに背を向けた
桜色の空の下
色とりどりの萼片が
ほのかに内に向い始める
光の終わりは瞳に映るから
どうか今一度
とびきりの風を
起こして欲しくて

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ショコラ ブラン »Chocolat Blanc«

ショコラ ブラン »Chocolat Blanc«

吐息の描く綿雲を
両手ですっかり持ち去って
君のポケットに
閉じ込めたい早緑月
グレーホワイトは
低く立ち込め
見上げる空の
果ては高く
伸ばした手の先には
チョコレートコスモスの残り香
花言葉を装って

ざっくりと右に握りしめ
ネイビーブルーの
光沢豊かな蝶の結びを
太く縛った
チョコラティエの
最後のひと掻きに
似ているような
感触で

待ち合わせは
青いカーペットを踏み出した後
空と海とに焦

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