退屈の壊し方
記事一覧
両親とすらまともに喋れないアラサー男が、家系図を辿って家族のルーツを調べてみた
北山:俺の「ファミリーヒストリー入門」の記事に感銘を受けて、ルーツ調査に挑戦する人を紹介するよ。
四ツ谷:どうも。
北山:お前か。家族とか興味ないと思ってたよ。弟とさえ数年口をきいてなかったんでしょ?
四ツ谷:そうなんだよ。うちの家族って、本当に親戚関係に関心がないみたいで。祖父の葬式にも、ぜんぜん親戚が来なかったんだ。問題児だったんじゃないかってくらい。叔父がいたってことも、叔父が死んで初
30歳独身男性、「孤独の妖怪さんぽ」 ft.心の中の井之頭五郎
境港は妖怪で溢れている。なにを隠そう、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげる御大の出生地なのだから。今年30歳を迎える私も、妖怪を見ると浮かれてしまう。なにを隠そう、私も少年だった時代があるのだからーー。
これは、気まぐれに訪れた境港の地で、大の大人がはしゃいでいるだけの記録。
ふう、ようやく境港に着いた。と、商談までだいぶ時間もあるし、ちょっとここらの妖怪を冷やかすとするか。
おや、早速なかなか
先祖は根無し草のホームレス⁉︎ 家系図を辿って発覚した衝撃の真実
~前回までのあらすじ~
いい歳(27歳)して家族と会話をしない四ツ谷氏は、家族の絆を取り戻すため、否、永遠と思われる思春期を終わらせるため、知られざる先祖を探す旅に出るのであった。
案内人:北山
四ツ谷:「前回までのあらすじ」が気に食わないけど、まあいいか。
この前は除籍謄本を取り寄せて簡単な家系図を作ったわけだけど、次はなにをする必要があるんだ?
北山:このシリーズにおいて、君は俺には逆らえ
「デデデデ」も観たし、高円寺でクリープハイプを聴きながら浅野いにおについて語ろうと思う
北山:カルチャーに敏感な俺たちがいま観るべき映画は、「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(デデデデ)だ! みんなで観ようぜ。
四ツ谷:良いよ。浅野いにおは読んだことないし。
北山:あ、でもアラサー独身男が3人並んで観るのは恥ずかしいから、離れて座ろうな。
高端:勝手な奴だ……。
~鑑賞中~
北山:どうだった?
高端:面白かったよ。キャラクターも魅力的だし、飽きることはなか
noteの記事すら書けないやつに、いったい何ができるというんだ!?
【前回のあらすじ】
記事を一切書かないことで、北山・四ツ谷からキツイ叱責を受けた高端。
新たに締め切りを設定し直し再チャレンジする運びとなったが、果たしてその結末は……?
▼▼▼高端が書くことになっていたおススメ本の記事▼▼▼
早速、高端の最新稿を見てみよう。
こちらだ(※下記引用部)。
残念。分量はなかなかだが、今回も完成させることはできなかった(あーあ)。
すでに締め切りを破ることが
君はなぜ、文章を書くことができないのか 熱血ライター教室
WEBマガジン「退屈の壊し方」に大問題が起きている。
メンバーの一人である高端が、記事を完成させることができないのだ。
ん? 高端名義の記事を読んだよ
と思った人がいるかもしれない。
正直に言うと、この記事はネタこそ高端が用意したが、文章を書いたのはほぼ北山と四ツ谷だったのだ。
これは、由々しき問題なのである。
「退屈の壊し方」は、北山・四谷・高端の3人が順繰りに記事を執筆するルールで運営
夢中になれて教養が身につく! 現代人のためのファミリーヒストリー入門
突然ですが、皆さんに質問です。ご両親の名前はご存知ですか?
恐らく、ほとんどの人が「はい」と答えるでしょう。それでは、その前の世代、あるいは、その前の前の世代ではどうでしょう。
自分のひいおじいさんや、ひいおばあさんの名前を知っているという人は、案外少ないかもしれません。
きっと、彼らがどのような仕事についていて、どのように生きてきたのかを知る人は、もっと少ないことでしょう。
こんにちは。ラ
一橋院卒のライターと慶應卒の編集者の人生を狂わせた本3選
「人生を変えた本」という記事をよく目にする。
語っているのは、だいたいミュージシャンや小説家だろうか。憧れの芸術家の「人生を変えた」本なんて、ちょっと興味が湧いてしまうではないか。
さて、俺たちである。
我々アラサー2人は、他人を腐すのが大好物だ。
いわば、ひねくれ者(いつまでこの態度なのか)。
俺たちはお互いに思っている。
「コイツ、どんな人生を過ごしたらこういう仕上がりになるんだよ……」
「ルポ〇〇の世界」は「退屈の壊し方」に改名します
ふと気が付いた。
最近、全然「ルポ」を書いていない。
「ルポ〇〇の世界」というアカウントであるにも関わらずだ。
そも、当アカウントは「ルポタワマン」という記事を書くために作ったものであった。ところが、タワマン住人をひとり取材したところで、我々の興味関心は完全に違うところに向かってしまっていた。
気が付けば、当アカウントは独身のアラサー3人組が、いかに面白く、知的で、無駄であることをクールに楽し
【衝撃】発禁になった100年前のセックスハウツー本を読んでみた【トンデモ本】
突然ですが、セックスの知識ってどこで身に付けましたか?
自分がうまくできているかわからない。誰かに正しいやり方をこっそり教えてほしい。
そんな悩みはいつの時代にもあったようです。
というわけで、今回は100年前のセックスハウツー本をご紹介したいと思います。
極論、セックス自体は100年前から何にも変わっていません。
昭和初期の本にもきっと学ぶことがあるはず。みんなで読んで素敵な性生活を送りましょ
いざ、喫煙者たちの夢の国へ。【たばこと塩の博物館】
四ツ谷:俺さ、たばこ農家になりたいんだ。やっぱり自分で育てたものを楽しみたいよね。スローライフだよ、君たち。
高端:まあ、俺たちはイチゴの栽培には成功してるからな。
北山:それじゃあ今日はたばこについてじっくり学ぶ日にするかね。
四ツ谷:いざ、喫煙者たちの夢の国へ!
四ツ谷:さて「たばこと塩の博物館」に着きました。とりあえず喫煙所に行こう。噂によるとJTの持つ換気技術の粋を集めた、それはそ
【全文無料】プロのライターと編集者が、一銭にもならないnoteを続けるワケ
こんにちは。
ライターの北山です。
皆さまからすれば、いつの間にか蠕動していた、風呂場のカビ菌のような当アカウントですが、もちろん始まりにはきっかけとなった出来事があります。
フォロワーも1000人が見えてきた(感謝!)ことですので、ここで一度はじまりのお話をしてみようと思います。
なぜいまそんな話をするのかというと、メンバーたちが「アカウントに物語があった方がよくない?」と言ってきたからです
noteなんて辞めろ! 自分の手で土を耕すのだ!
【前回のあらすじ】
「俺たちがビシッとしないのは、自分の手で土を耕したことがないからだ」そんな結論にたどり着いたアラサー3人組は、東京から3時間かけて、北山家が放置している京都の畑にむかうのだった。
~畑へむかう道中~
四ツ谷:気合いがみなぎってるよ。いまなら、何ヘクタールでも開墾できる気がする。大地に立ち向かうって、こんなに気持ち良いことなんだね。
北山:落ち着け。まだ畑にも着いてない。
人生が変わる哲学書 浅田彰『構造と力』の正しい読み方
四ツ谷:『構造と力』って知ってる?
高端:なんそれ?
北山:浅田彰が書いた哲学書ね。1980年代のニューアカデミズムブームを牽引した本で、おもに構造主義とポスト構造主義について書いてる。ニューアカデミズムの定義はけっこう難しいけど、①歴史学・人類学など人文社会系の学問を横断していること ②論文の形式に限定せずエッセイ的な表現をしていること などがあるらしい。とにかく凄いブームだったんだ。
そ
お前たちがダメなのは、土を耕したことがないからだ!
北山:君たちさぁ……。
四ツ谷:説教をはじめそうな顔してるな。もうすっかり激怒キャラになってるよ。
高端:なんだよ。
北山:肉体労働って、したことあるかね?
高端:まあ、ドン・キホーテのフロア(品出し)くらいならあるけど。
北山:そんなもん肉体労働って言えるか! 雁首揃えて親の金で私立大学なんて行きやがって。このアカウントのフォロワーも全然1000人いかないし、たるみ切っておる!
四ツ
ドバイで2,000円の味噌汁を飲んだ話
ドバイにいる。つくづく味噌汁が飲みたい。
灼熱、高層ビル、驚くほど高い物価、アラブ人、成金、ガーシー、与沢翼。
そんなもの、私に関係なかった。私はただ、仕事の成り行きでドバイにいるだけなのだ。
ドバイに来て四日目。
普段、慎ましい食生活をおくっているのが祟って、私は貧乏くさいものを口にしたくて仕方がなくなっていた。接待の食事には飽き飽きしていたのだ。
「ドバイ 味噌汁」気が付けば、私は検索